旅行・アウトドア

2611月

子連れトレッキング(山登り)に失敗しないために把握しておきたい3つのポイント

キャンプほかアウトドアレジャーが大好きな我が家なので、そのうち子連れトレッキングにも挑戦しようと思っています。

私自身は、富士山に2回登頂している程度の知識・経験はあり、

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また、我が子たちをいちばん近い位置から見てきているので、子連れ山登りのポイントも、おおまかに想像できます。

対象は、2歳3歳くらいから、小学校低学年までを想定しています。

  1. 子どもたちが、現時点で、どの程度の行程に耐えられる体力が付いてきているのか、把握する
  2. 「そもそも子どもたちは、トレッキングが好きなのかどうか?」を、把握する
  3. 子どもたち自身に、野山歩きに、慣れてもらう

 

1. 子どもたちの体力を把握する

何しろ、幼児期の子どもは、グングン成長します。

「昨日できなったことが、今日にはできるようになっている」という状況が、日常茶飯事です。

まだ早いかな? と思っても、実際に野山に連れ出してみると、想像以上に頑張れるケースがあります。

逆に、「これくらいならチョロいだろう」と見積もっていた行程が、子どもにとっては意外にハードだった、という場合もあるでしょう。

正確に見積もるために、子どもたちが、現時点で、どの程度の行程に耐えられる体力が付いてきているのか把握する必要があります。

 

2. 向き不向きを把握する

その子の持つベーシックな体力と、山登り時の体力は、別物だと考えたほうがいいです。

子どもの性格にもよりますが、低年齢の場合、「気分が乗らないとちっとも歩かない」というケースが多々あります。

逆に、ふだんはちっとも歩かなくても、野山に入ると豹変して元気になる子もいます。

うちの子たちの場合、5歳の娘は、あまり文句も言わずにせっせと歩きます。

歩きながら、あっちこっちにイタズラしたり、道ばたのもので遊んでいたり、飽きないせいかもしれません。

野山に入ると、今度は、障害物を乗り越えて進むのが楽しいようで、まったく苦にしません。
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trekking-02一方、3歳の息子は、舗装路ではちっとも歩きません。すぐに「だっこ!」という感じです。

が、野山に入るとやたら楽しそうに走り回り、急に疲れ知らずになります。

怖いのは、本人が嫌がってるのに、無理やり歩かせて、トラウマになってしまうケースです。

我が子が山登りを楽しめる体勢になっているかどうか、確かめる必要があります。

 

 

3. 野山歩きに慣れさせる

上記2つのポイントを読めば、わかると思うのですが、デビューでいきなり険しい山に連れ出すのは、やめた方が無難です。

とりあえず、近所にある、気軽に歩けるハイキングコースで、様子を見るべきです。

もう一つ重要なのは、大人でさえ、野山歩きには慣れが必要だという事実です。

私は普段から登山をしているわけではないので、富士山クラスの山に挑戦する前には、必ず愛鷹山に登って、事前準備をしています。

富士山初登頂の前には、金時山や大山にも登りました。

実際にトレッキングをしてみることで、野山歩きの際の体の使い方を思い出せますし、現在の体の調子や、限界も把握できます。

子どもだって同様で、普段から山歩きをしていない子を、いきなり険しい山に連れ出すのは、危険です。

1回2回練習することで、転んだり、足を踏み外したりする失敗が、大幅に減ります。

 

トレッキングデビュー前には必ず練習を!

山登り練習デビューにおすすめなのが、こちら。

幼児の山登り練習に最適!「JR北鎌倉駅〜浄智寺〜源氏山公園〜化粧坂切通〜小町通り〜JR鎌倉駅」ハイキングコース

もちろん、鎌倉である必要はありません。

だいたいこのくらいの難易度、距離であれば、子どもたちに無理させることなく、大人たちも過度な負担になることなく、楽しめると思います。

それと、近所であることも重要です。

「はるばる遠くまで来たのに」という思いがあると、子どもを必要以上に頑張らせてしまう危険があります。

せっかく自然の中へ行くのだから、楽しい思い出にしたいですね。

2511月

幼児の山登り練習に最適だった!「北鎌倉〜源氏山公園〜化粧坂〜小町通り」コース

2歳、3歳くらいからの幼児や、小学校低学年のトレッキング(山登り)練習のデビューに最適な、鎌倉のお気軽ハイキングコースを紹介します。

JR横須賀線で北鎌倉駅まで行き、浄智寺の脇を抜けて山道へ入り、源氏山公園、化粧(けわい)坂を経て、JR鎌倉駅まで歩きます。

距離は3〜4km程度。所要時間は、幼児の足でも2時間くらいで済みます。

最後は小町通りを歩くので、鎌倉グルメを食べたり、鎌倉土産を買ったりもできる、カジュアルなコースです。

 

1. JR北鎌倉駅でトイレを済ませる

JR横須賀線で、北鎌倉駅まで行きます。

北鎌倉駅に到着したら、(東京方面からの場合は線路を渡って)駅前の通りに出ましょう。
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左手に歩いて行くのですが、すぐに公衆トイレがあります。
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幼児の場合、ここで必ずトイレを済ませます。

源氏山公園に到着するまで、小一時間ほど、誰でも自由に使えるトイレはありません。

鎌倉方面に歩いて行くと、間もなく『鉢の木』という料理屋が見えてきます。
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『鉢の木』の前には、『明月院前』というバス停があります。
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ちなみに、『明月院』は、あの “あじさい寺” の明月院ですが、ここが最寄りのバス停というだけで、近くにはありません。

コースとは関係ない方向へ歩いて5分、10分というところなので、寄り道はちょっと難しいです。

『明月院前』バス停の横断歩道を渡ります。

浄智寺の案内板があるので、脇道へ入っていきます。
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浄智寺の脇を通過して、山道へ

すぐに浄智寺の前に出ます。
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歩道が狭い鎌倉ですが、脇道に入ると、車通りがほぼなくなるので、子どもたちものびのびできます。
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浄智寺の脇を通過して、山の方へ向かいます。
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数百メートル進むと、周囲の景色も寂しくなり、未舗装の階段が現れます。

いよいよ山道へ入ります。
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幼児にはちょっとした探検! 山道歩き

山道は、大人にとっては大したことはありません。
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ふと下を見ると、民家が見えたりします。
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でも、幼児くらいの子どもにとっては、背たけよりも高い斜面や、
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よじ登らないと乗り越えられないような、木の根の障害物が立ちはだかって、ちょっとした冒険、探検です。
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山登りの練習のデビューには、最適ですね。体力的に持つかどうかもあるんですが、こういう山道が好きかどうかがわかるのが、いちばん大きいです。
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5歳の娘は障害物を乗り越えるのが楽しくてたまらないといった感じ、もうすぐ3歳になる息子は、舗装路ではグダグダだったのに、山道に入ったら見違えるほどはしゃいで、楽しそうに歩いていました。
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源氏山公園に到着。お昼休憩にもGood

山道を抜けるのは、30分もかからないと思います。
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葛原岡神社前に出ます。

このあたりで、お弁当を広げてもいいと思います(スペースがあります)。
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頼朝像方向へ進むと、源氏山公園です。
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ここで左手へ。
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途中に、おおきな楠(クスノキ)があります。

胴回り2m80cm!
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頼朝像前広場。

芝生なので、のんびりできます。

子どもたちの体力が持つようであれば、ここまで来てからお弁当にしてもいいですね。
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化粧(けわい)坂切通から鎌倉市街へ

源氏山公園から、山を下りていきます。

頼朝像から少し引き返して、ここを左手へ(右手が頼朝像方向)。
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化粧坂切通です。

なかなか険しい。

ここも子どもたちにとっては、楽しいエリアです。
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間もなく、住宅街へ出ます。
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帰りは、せっかくなので、小町通りで遊んで帰りましょう。

鎌倉グルメを味わったり、お土産を買ったりしてもいいですね。

110月

[口コミレポート]子供も楽しめる岐阜県高山市・飛騨民俗村「飛騨の里」

飛騨の古い民家や生活用具を後世に伝えるために作られた民俗村「飛騨の里」。竹馬や駒、水辺の生き物への餌やりなど、童心に返れる遊びができるのが印象的で、子連れレジャーにもおすすめです。

大人だけではなく、子どもたちものびのびと楽しめます。

 

飛騨の文化遺産が凝縮された「飛騨の里」

10月の半ばに、福井県鯖江市での講演の帰りに、岐阜県高山市まで足を伸ばしてきました。妻と、4歳の娘、2歳の息子が一緒でした。

できれば奥飛騨や白川郷へも行きたかったのですが、首都圏へ帰る道中ということで、遊べるのはせいぜい2〜3時間ほど。

ならばということで、高山市街にあって気軽に楽しめそうな「飛騨の里」に立ち寄ることにしました。
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水車があったり、
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鐘を突いてみたりできます。
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見てのとおり、飛騨の古い民家や、生活用具など、文化遺産が凝縮されていて、見所たっぷり。
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時節柄、紅葉もなかなか綺麗でした。本格的な見頃は、11月に入ってからでしょうね。
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竹馬や駒、水辺の生き物への餌やりなど童心に返って遊ぶと楽しい

もっとも、こういう文化遺産は、水車や鐘を除けば、幼児の子どもたちにとっては、あまり楽しいものでもありません。

ところが意外にも、子どもたちもなかなか楽しんでいました。

「飛騨の里」に入って早々、子どもたちがなにやら発見。
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グッと身を乗り出してのぞき込むと、
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池に鯉がたくさん。目の前に、餌が売っていて、餌やりができるんです。
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ジーッと、動かない。そして「餌やりしたい!」の要求エンドレス。(^^;;
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あるいは、その向かい側にある、遊び場。竹製の水鉄砲で遊べたり、
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竹馬で遊べたり、
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独楽を回して遊べたりします。
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子どもたちにとっては、作り込まれた既製品のオモチャよりも、こういうシンプルな遊びが一番楽しいんですよね。夢中で遊んでいました。

親も童心に返って遊ぶと、なかなかどうしておもしろい。

時間はあっという間に過ぎ去りました。

紅葉の季節、子連れファミリーの旅行で飛騨高山へ足を運ぶ機会があったら、ぜひおすすめです。

279月

地元の人と繋がると子連れレジャーや旅行が10倍楽しくなるの法則

旅行をしていて、なんだか生煮えというか、いまいちピンとこないことってありませんか。

せっかく貴重な休日に、滅多に来られない土地へ来ているのだから、食事にせよ、観光にせよ、アクティビティにせよ、宿泊にせよ、その土地の魅力を満喫できるものに触れたい。

とりあえず、旅行ガイドにのっているような有名どころに足を向けてみるんだけれど、「ふーん」「こんなもんか」以外の感情が湧き起こらない。

でも、だからと言って、どうすればいいのかもわからない。トリップアドバイザーも食べログも、あまり田舎だったり、知名度のない土地だったりすると、ほとんど役立ちません。

***

特に、子育て中であれば、「我が子に、少しでもいい体験をさせたい」と考えますよね。

子どもときの経験が、大人になってからの財産になる事実は、言うまでもなく。幼少期は、今このときだけ。3年後でも5年後でも、また来たときに楽しめればいいや、とは、なかなか思えないんですよね。

しかも、会社に勤めているのであれば、休みだって貴重です。いつでも旅行できるわけではありません。

***

だからこそ私は、これからの旅行やレジャーは「人」だと考えています。

その土地のことは、地元の人がいちばん知っている。地元の人と繋がれば、土地鑑がなくても、その土地のいいところ、魅力的なところ、素敵なところに、迷わずダイレクトに触れらるからです。

実体験を紹介します。

 

従来型 “旅行” の決定的な問題点

ニューツーリズムという考え方があります。

ニューツーリズム – Wikipedia

ニューツーリズムとは、従来の旅行とは異なり旅行先での人や自然との触れ合いが重要視された新しいタイプの旅行である。よって旅行会社が主導ではなく、地域の立場から特性を活かすことが一番であるため、地域活性化につながる新しい旅行の仕組みであると同時に、多様化する旅行者のニーズに則した観光を提供することを指す。内容としては、産業観光・エコツーリズム・グリーンツーリズム・ヘルスツーリズム・ロングステイ・文化観光などが含まれる。

旅行者が自ら観光地をめぐったり、パッケージ化されたツアーに参加するのが、従来の旅行です。

もちろん、これはこれで悪くないんですが、大きな問題が3つあります。

  1. 旅行者の大半は、著名な観光地にしかアクセスできない
  2. 観光地化されている場所や、観光資源が、その土地の最高の魅力だとは限らない
  3. 著名な観光地が、必ずしも旅行者のニーズに合っているとは限らない

 

パッケージ化された観光地巡りでは満足できないケースがある

たとえば、幼児を連れて、京都へ遊びに行ったとします。

有名どころだからと、京都御所に行きます。すると子どもは、御所内に敷かれた砂利で遊び出すはずです。制止しなければならず、ストレスを感じるばかりです。

場合によっては、寺社巡りよりも、鴨川で水遊びをしていたほうがマシ、という状況だってありえるわけです。

大人だって、無数に寺社があるなかで、どこへ行けばいいのか迷うはずです。清水寺に金閣寺、銀閣寺、みたいなメジャーどころを回るよりも、伏見稲荷大社みたいな獣じみた場所のほうが好きだという人もいるでしょう。

ちなみに私は、清水寺・金閣寺・銀閣寺はイマイチ、伏見稲荷大社は大嫌いで、下鴨神社が好きです。

 

単におすすめの場所を教えてもらっても、どうしていいかわからない

“鴨川で水遊び” じゃ、せっかく京都へ来たのにもったいない。と、誰もが感じると思います。

であれば、京都にも豊かな自然があるわけで、自然散策に方針を切りかえるという手段があります。ど素人がパッと思いつくのは嵐山でしょうか。

ところが、京都出身の友人に聞いたら、大原がおすすめだという。大原なんて、素人の旅行者には、まず選択肢にのぼらないわけです。

でもこのときは、断念しました。大原に行くとなると一日がかりになってしまうし、行ったところで現地でなにをすればいいのか、想像できなかったからです。

もし京都出身の友人が同行してくれていたら、話は別だったでしょうね。

 

地元の人と繋がる

今年の夏、子育て支援コミュニティ『asobi基地』で、30名規模のキャンプを実現させることができました。場所は、静岡県榛原郡川根本町の大井川です。
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子連れファミリーが中心で、半分くらいはキャンプビギナーなので、実は企画側もいろいろと大変です。

参加者からも好評で結果として大成功に終わったのですが、地元の芦沢哲哉さんの助けなしには、考えられませんでした。

芦沢さんは、キャンプ場の経営者でもあり、カヤックの敏腕ガイドでもあり、観光協会理事でもあります。

どうやって知り合ったかというと、たまたま付き合いがあった、静岡県立大学のフューチャーセンターコミュニティで、繋げてもらいました。すべてFacebook上で完結しました。

連絡をとって、現地に下見に行きました。
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迷っていたあらゆることがパパッと決まっていきました。キャンプ用品のレンタル、日中のアクティビティ、流しそうめんの準備、野菜の収穫体験、緊急時避難先や急病時の病院、ゴミの処理、最終日のお弁当の手配……などなど。

よその人間が一人でやったら大変な手間になるこれらのことが、地元の芦沢さんの手に掛かれば、あっという間なわけです。

この縁がきっかけとなって、GWには一家でカヤックデビューさせてもらいましたし、来月もまたカヤックに行きます。
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また、大井川鐵道には「きかんしゃトーマス」SLが走っているんですけど、アドバイスをもらって周辺おすすめスポットを取材し、記事を書くこともできました。取材の過程で、子どもたちともども、奥大井の魅力を満喫できました。
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子どもたちと体一つで飛び込んでもこんなに楽しめる

この夏、一週間ほどかけて、子どもたちと福井県で遊んできました。鯖江市と、高浜町です。

鯖江市では、以前に講演で呼んでくれたときに知り合った荒木真弓さんと、講演に呼んでくれた浜口真一さんにお世話になりました。

荒木さんは、古民家「椀de縁」を持っていまして、宿泊をお願いしました。
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その他、ヤギに餌をあげさせてくれたり、
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湧き水に案内してくれたり、朝食を用意してくれたりしました。
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浜口さんは、私が東京サドベリースクールを取材してきたのを知って、サドベリースクールに通うことを決めた根本さん親子を連れてきてくれました。すごく印象的な体験になりました。

高浜町では、asobi基地コミュニティの一員である長尾真紀子さんと、その子どもたち、さらに実家のみなさんにお世話になりました。まあ敦賀から若狭にかけての海の綺麗なこと。
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ヒューマンツーリズムのすすめ

こんなふうに、地元の人と繋がることで、土地鑑がなくても迷わずに済みます。その土地のいいところ、魅力的なところ、素敵なところに、ダイレクトに触れられるんです。

ニューツーリズムの考え方のひとつとして、ヒューマンツーリズムがあります。文字通り、地元の魅力的な人間を資源としたツーリズムです。

単に観光するのではなく、地元の人と繋がる。旅行者にとっては楽しみが広がり、受け入れる側にとってはリピーターの増加を期待できます(なにしろ、あの場所には親しい人がいる、という要素は、強力な誘引力になるわけです)。

芦沢さんがカヤックガイドを務める、川根本町エコツーリズムネットワークでも、同様の考え方で外からの人を受け入れる試みをしています。
★☆川根本町エコツー日記☆★:地域コーディネーターのお仕事 ~教育旅行受入編~

そんなこんなで、いま私は、どこかへ行きたいとか、何かをしたいと思ったら、地元の人を探すようにしています。

さしあたり、asobi基地スキー(or 雪遊び)の受け入れ先を探してます。

どこかにいないですかね? ちびっ子たちがふかふかの新雪で遊べるような場所を提供してくれる雪国の方!

188月

原発がある海の常軌を逸した美しさについて

この夏は、縁あって、1週間ほどかけて、福井県に滞在しました。

子どもの頃からずっと関東在住の私にとって、もっとも印象深かったのは、若狭〜敦賀半島にかけての、海の綺麗さなんです。

 

関東の人間の日本海のイメージを覆す、水晶浜海水浴場

中でも衝撃的だったのは、敦賀半島西部の『水晶浜海水浴場』でした。
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関東の人間が抱く、日本海のイメージというと、冷たそうな深い青色をしていて、波が荒くて、ゴツゴツとした岩場が多くて……という感じではないでしょうか。
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すべてがそうではないにせよ、少なくとも日本海に海水浴をしに行く、という頭はまったくありませんでした。
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だから、車で走っていて、水晶浜が視界に飛び込んできたときには、あまりに興奮して、「おおっ!!」と叫んでしまったくらいです。
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象徴的な建造物=原子炉建屋

ところが、この水晶浜海水浴場には、様々な意味で “象徴的なもの” が存在します。
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背景をよく見てください。あの、独特の美しい形状をした、建築物は何なのか。
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画像のコントラストを高めて、建物をくっきりさせてみました。どこか見た記憶がある気がするけれど、街中ではまず見かけないはずです。
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地図を見ればわかりますが。

美浜発電所、つまり美浜原発の原子炉建屋なんです。

その距離、わずか3km。

直線距離にしたら、1500mもないかもしれません。冗談ではなく、泳いで行くことも可能でしょう。

 

透明度抜群の海と、白い砂浜の海岸線の風景に、違和感なく溶け込む美浜発電所

水晶浜が美浜原発の近くだという事実は、行ってみようと決める前から知っていました。

でも、こんなにも無防備に見えてしまうものだとは思いませんでした。

しかも、美しい。

原発にアレルギーを持たない私にとっては、これが正直な感想でした。

水晶浜という名のとおりの、透明度抜群の海と、白い砂浜の海岸線に、違和感なく、美しく溶け込んでいるんです。
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前衛アートのような、常軌を逸した美しさ

そして、ふと「あれが原子炉建屋なんだ」とわかると、常軌を逸した美しさを感じずにはいられませんでした。

もちろん、ただのセンチメンタリズムではあるとは思います。

でも、それほどに、ここの海は綺麗です。
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波打ち際でちょっと箱メガネで覗いただけで、シロギスやクサフグやが泳ぐのが眺められます。

5歳のゆいは、浮き輪につかまりながら、楽しそうにあっちこっち覗き回っていました。
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それでいて、人はほとんどいません。
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だから快適この上ないんです。

湘南の、ゴミで溢れた海岸、泥水のような海に遊びに行くのが、バカみたいです。

しかも、人がほとんどいないにもかかわらず、寂れた印象があるわけでもありません。

これは、原発が立地する自治体から共通して得られる印象です。

原発のある過疎地だからこそ、守られるものもあるということなんでしょうか。

 
特に結論はありません。

ただ、思ったこと、感じたこと、驚いたこと、心動かされたことを、率直に記事にしてみました。

機会があったら、ぜひ一度は、この前衛アートのような海水浴場に行ってみることをお勧めします。

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