キャンプほかアウトドアレジャーが大好きな我が家なので、そのうち子連れトレッキングにも挑戦しようと思っています。
私自身は、富士山に2回登頂している程度の知識・経験はあり、
また、我が子たちをいちばん近い位置から見てきているので、子連れ山登りのポイントも、おおまかに想像できます。
対象は、2歳3歳くらいから、小学校低学年までを想定しています。
- 子どもたちが、現時点で、どの程度の行程に耐えられる体力が付いてきているのか、把握する
- 「そもそも子どもたちは、トレッキングが好きなのかどうか?」を、把握する
- 子どもたち自身に、野山歩きに、慣れてもらう
1. 子どもたちの体力を把握する
何しろ、幼児期の子どもは、グングン成長します。
「昨日できなったことが、今日にはできるようになっている」という状況が、日常茶飯事です。
まだ早いかな? と思っても、実際に野山に連れ出してみると、想像以上に頑張れるケースがあります。
逆に、「これくらいならチョロいだろう」と見積もっていた行程が、子どもにとっては意外にハードだった、という場合もあるでしょう。
正確に見積もるために、子どもたちが、現時点で、どの程度の行程に耐えられる体力が付いてきているのか把握する必要があります。
2. 向き不向きを把握する
その子の持つベーシックな体力と、山登り時の体力は、別物だと考えたほうがいいです。
子どもの性格にもよりますが、低年齢の場合、「気分が乗らないとちっとも歩かない」というケースが多々あります。
逆に、ふだんはちっとも歩かなくても、野山に入ると豹変して元気になる子もいます。
うちの子たちの場合、5歳の娘は、あまり文句も言わずにせっせと歩きます。
歩きながら、あっちこっちにイタズラしたり、道ばたのもので遊んでいたり、飽きないせいかもしれません。
野山に入ると、今度は、障害物を乗り越えて進むのが楽しいようで、まったく苦にしません。
すぐに「だっこ!」という感じです。
が、野山に入るとやたら楽しそうに走り回り、急に疲れ知らずになります。
怖いのは、本人が嫌がってるのに、無理やり歩かせて、トラウマになってしまうケースです。
我が子が山登りを楽しめる体勢になっているかどうか、確かめる必要があります。
3. 野山歩きに慣れさせる
上記2つのポイントを読めば、わかると思うのですが、デビューでいきなり険しい山に連れ出すのは、やめた方が無難です。
とりあえず、近所にある、気軽に歩けるハイキングコースで、様子を見るべきです。
もう一つ重要なのは、大人でさえ、野山歩きには慣れが必要だという事実です。
私は普段から登山をしているわけではないので、富士山クラスの山に挑戦する前には、必ず愛鷹山に登って、事前準備をしています。
富士山初登頂の前には、金時山や大山にも登りました。
実際にトレッキングをしてみることで、野山歩きの際の体の使い方を思い出せますし、現在の体の調子や、限界も把握できます。
子どもだって同様で、普段から山歩きをしていない子を、いきなり険しい山に連れ出すのは、危険です。
1回2回練習することで、転んだり、足を踏み外したりする失敗が、大幅に減ります。
トレッキングデビュー前には必ず練習を!
山登り練習デビューにおすすめなのが、こちら。
もちろん、鎌倉である必要はありません。
だいたいこのくらいの難易度、距離であれば、子どもたちに無理させることなく、大人たちも過度な負担になることなく、楽しめると思います。
それと、近所であることも重要です。
「はるばる遠くまで来たのに」という思いがあると、子どもを必要以上に頑張らせてしまう危険があります。
せっかく自然の中へ行くのだから、楽しい思い出にしたいですね。