子育て

104月

うちの子たちがびっくりするくらい風邪をひかないので、理由を3つ考えてみた

子育て中の親はよく「子どもが風邪をひいてしまって仕事が……」ということが懸案になりますが、うちの子たちはほとんど風邪をひかないので、ほぼ困った経験がありません。

なぜこんなに免疫力が高いのか、とちょっと理由を考えてみたんですが、パッと思いつくのは以下の3つです。

  1. 生まれたときから犬・猫と一緒に育ってきた
  2. 保育園で風邪をひきまくった
  3. アウトドアがライフワーク

 

親が呆れるほど免疫力が高い、うちの子どもたち

うちの子たち(長女6歳、長男3歳)は、ちっとも風邪をひきません。

たまーに体調を崩すと、私と妻は「あれ、ずいぶん久しぶりだね。何ヶ月ぶり?」なんて会話をします。

しかも、風邪をひいても、3日以上寝込むケースはまずなく、たいていは1日でケロッと治ってしまうんですよね。

我が子ながら「ずいぶん免疫力たけえな!」と、感心してしまう(^^;;

自分自身の子どもの頃は、もっと体調を崩していた気がするんだけど……。

保育園やら、Facebookやらを見ていると、よその子はもっと風邪をひくみたいなので、我が家の環境のどこが特殊なのか、ちょっと考えてみました。

 

1. 生まれたときから犬・猫と一緒に育ってきた

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うちの子たちが生まれたとき、2匹の犬と、3匹以上の猫がいて、家の中で飼っていました(今では天寿をまっとうして、猫1匹のみ)。

うちの子たちは、赤ちゃんのときから、犬の毛をかじりながら育ってきたようなもんです。

猫なんて、屋外に自由に行き来していたので、まあ雑菌は豊富にある環境だったでしょう。

「自宅をあまりに清潔にし過ぎて、消毒に神経質になると、子どもの免疫力がつかない」

なんて言われますが(科学的根拠があるのかは知らない)、その点、我が家は、まあ清潔とはほど遠い環境ではありました。

 

2. 保育園で風邪をひきまくった

うちの子たちも、保育園に入った当初は、頻繁に風邪をひいて、よく医者に通っていました。

ところが、1年が経過する頃から、グッと風邪をひくケースが減ったんです。

これはリアルタイムで実感していたので、よく覚えているんですが、長女も、長男も、まったく別のタイミングで入園して、同じ経過をたどりました。

当然、保育園なんて、たくさんの乳幼児が集まっているわけで、菌やウイルスの宝庫なわけです。

そこで揉まれて、何度も風邪をひくうちに、免疫力が高まったのかもしれません。

 

3. アウトドアがライフワーク

あと、よその家庭と少し違うかもしれないのは、キャンプを始めとするアウトドアレジャーに頻繁に行く、ということでしょうか。

2015年のキャンプはじめ。とりあえず近所で、キャンプ用具のチェックと、準備の段取りを思い出す。お仕事も少々。焚火にMacBook Airが意外に似合うな。時期が早いからか、天気のせいか、ほかに3組くらいしか見当たらないんだけど、ゆいはそのうち2組と友達になって、自由きままに遊びまわってる(^^;;

Posted by 寄金 佳一 on 2015年4月4日

 
今年はもう4/4〜5でキャンプをしましたし、4/24〜もキャンプの予定です。春〜秋トータルで、10回くらいは行くと思います。

それ以外にも、カヤックで遊んだり、海水浴に行ったり、冬はスノーレジャーに行ったりと、よく外で遊びます。

子どもたちも完全に野生児になり、キャンプでは裸足ですごすことが多いですし、雨が降ってもぜんぜんめげずに、元気に遊び回るほど。

 
もうほんと、予防接種くらいでしか、小児科に行ってないです。

横浜市は乳幼児の医療費が無料だけど、恩恵に預かれていないという。(笑)

182月

6歳と3歳半の子育て中だけど、育児をクリアした感が半端ない

近頃、ふと気づく。

一時期、あれだけたくさん書いていた、子育てネタのブログ記事を、ここのところは一切「書こう」という気にならない。

子育てと仕事は両立できる?|子育て中の両親には「仕事量半分」で働ける権利を。

やぶ蛇にならないように戦略的に子供の気持ちを無視しようとする親

三歳児神話の正否はどうでもいい。我が子に「保育園にいるのと、家にいるのと、どっちがいい?」と聞いてみよう!

始めて遭遇する子育てへの驚きや、世間の理不尽さ、社会システムの古さなどを、目の前の深刻な問題として、それほど感じなくなったからだ。

私は現在、もうすぐ6歳になる娘と、3歳半の息子の子育て中だ。

が、すでに育児をクリアしてしまった感がある。

いや、正しくは、育児の準備が「万端、整った」と言うべきなのかもしれない。

疲労とストレスで発狂寸前になったり、育児ノイローゼになったり、産後クライシスに陥ったり……といった、致命的な問題は解消され、子どもたちとしっかり向き合う余裕があるのを、実感する。

 

子どもが生まれて3年間はまったく余裕がない

2009年に最初の子どもが生まれてから、3年間は、いま思い返しても、本当に苦労したと感じる。

子どもが生まれてすぐに、妻一人で子育てをするのは物理的に無理がある、と気づき、私は当時の仕事を辞め、フリーランスになった。

独立するための何の準備もしていなかったし、自分が何で稼げるのかもわからなかったから、まあ紆余曲折あった。

2011年に、二人目の子どもが生まれて、保育園に行けるようになるまでは、余裕というものがまったくなかった。

記憶が薄い。

たった数年前なのに、はるか遠い昔の出来事のような気さえする。

 

子どもたちを中心に据えて、人生を組み立て直す

とは言え、人は学ぶ。

傾向が掴めれば、対策ができる。

問題点がわかれば、解決に向けて、一つひとつ行動もできる。

下の子が2歳になる頃には、上の子を育てた経験が活きて、慌てたり、ストレスを感じたりすることがなくなくなった。

 

生活サイクル、仕事など、人生のさまざまな要素を、子どもたちを中心に据えて、ゼロから組み立て直した。

これは、子育てを人生いちばんの楽しみにしている私にとっては、自然な成り行きだった。

誰だって本当は、仕事なんか、できればしたくない。

そんな優先度の低いものを中心に据えて、どうしたら子育てと両立できるか、頭を悩ませるなんて、どうかしている。

当時の私は、そんな感覚だった。

 

「保育園に行きたくない」と言い出したら「行かなくていいよ」と言える

子どもたちが「保育園に行きたくない」と言い出せば、「じゃあ、行かなくていいよ」と軽く言える環境にした。

基本、在宅ワークだし、外出の仕事があっても、ほとんどのケースで同行させられる。

子どもたちを日本中あちこち連れ回したり、やりたい習い事に通わせてあげられるだけの、それなりの収入も、確保できている。

この先、たとえば一般的には「小1の壁」などと言われるが、我が家は、まったく困らない。

 

子どもたちの成長を、落ち着いて見守っていく態勢が整った

もちろん、子どもたちの成長にともない、その時々で、さまざな問題が出てきたり、困難に直面したりはするだろう。

が、古い社会システムと、古いライフスタイル、旧来的な常識……子育てを困難にしている問題を、根本から無効化した我が家にとって、ちょうどいい高さの、乗り越えるべきハードルだと、素直に思える。

“対処療法ではなくて、問題の根を根本的に取り除かないと、気が済まない”

元来、私は、そういう性質なのだと思う。

おかげで、子どもたちとしっかり向き合う余裕もあるし、仕事に打ち込む時間もある。

いざ、地に足をつけて、子どもたちの成長を見守って行こう……いま私は、そんな気分でいる。

 

人生における優先順位を間違えてはいけない

私は、今まさに育児に困っている人たちには、あまり多くを言える気がしない。

私自身がうまくいっているのには、幸運だった面もある……と、間違いなく思うからだ。

真似をすればいい、と気軽に言えるわけもない。

 
ただ、もしあなたが若者で、これから結婚や育児に向き合おうとしているなら、優先順位を間違えてはいけない、とアドバイスしたい。

大切なのは、古くさい常識から逸脱せずに生きることではない。

あなた自身が最も大切にしているもの、大切にすべきものを、正しく見極め、決して手放さないことだ。

人間、自分らしささえ失わなければ、人生を楽しむことができる。

210月

納得した子育てをするために親に求められる「3つの決断」

よりよい子育てのためには、自分らしくいられる新しいコミュニティを見つける必要がある。

なぜなら、親が不満やストレスを抱えたまま生活していて、充実した子育てができる道理はないからだ。

しかし、古典的なコミュニティ(たとえば、地域や学校の繋がり)では、自分らしく振る舞うのは難しいケースが多い。価値観の異なる人間が、ただ近くにいるからという理由だけで集ったものだからだ。表面的な理解のみで成り立っている、閉塞的な人間関係は、息苦しい。

かといって、まったくコミュニティに参加せずに孤立すれば、やはり子育てのハードルは高くなる。独力のみで子育てを成し遂げるのは、至難の業だ。

いま日本社会は、志のある人たちの活躍や、Facebookの普及により、共通する子育ての価値観をベースに、仲間を得られるようになってきている。これが立派にコミュニティとして機能する事例が出てきている。

“コミュニティ格差” と “Facebook” が子育ての充実度を決める時代

こうした新しいコミュニティを探し当て、子育てをよりよいものにするために、親に求められる「3つの決断」を紹介する。

 

決断1:Facebook上では自分を偽らない

自分に合った新しいコミュニティを探し当てるには、どうするべきか。

あなたがまずやるべきは、自分を偽らないことだ。ありのままの自分を見せなければ、本当の仲間は見つからない。

しかしこれは、地域社会や職場など、逃げ場のない人間関係では、難しいケースも多いだろう。

だが、Facebookではそうではない。目障りな投稿を非表示にしたり、ストレスを感じる投稿者のフォローを止める(相手には通知されず、「友達」状態も維持される)ことで、あなたのFacebookは、どんどん快適な空間になっていく。

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自分を偽らずに、ありのままを発信しよう。

波風が立つからと躊躇してはいけない。良いものは良いと言い、気に入らないものは気に入らないと発信するべきだ。

離れていく人を、無理につなぎ止めておく意味はない。あなたにとって、もともと必要のない人たちだからだ。

必要のない人間関係にストレスを感じたり、時間を奪われたりすることほどの無意味はない。ありのままの自分でいて、それを受け入れてくれたり、許容してくれたりする人たちだけのために、時間を使おう。

あなたの良いところも、悪いところも知って、それでも付き合ってくれる大切な人たちは、“自分らしくいられるコミュニティ” について、たくさんの示唆をもたらしてくれるはずだ。

 

決断2:「できない」でなく「やりたい」と向き合う

Facebookのデトックスは、自分の周囲の環境を整える作業だ。居心地が良くなる反面、視野が狭くなり、自分に合ったコミュニティを見つける作業から、遠ざかってしまうかもしれない。

次にやるべきは、自分にとって大切な人たち、重要な人たちの発信に目を向け、気になる情報があったら、積極的に行動してみることだ。

このとき、できない理由を探してはいけない。

一人で子どもたちを連れて行くのは大変だ、知らない人たちのイベントに参加するのは不安だ、行ってみてつまらなかったらどうしよう……など、ネガティブな感情に引きずられていては、あなたの境遇が変化することはない。

「楽しそう」「おもしろそう」「行ってみたい」「やってみたい」という衝動と素直に向き合い、フットワークを軽くしよう。

とりあえずやってみなければ、良いも悪いもわからない。

※逆に、他人から誘われたとしても、おもしろそうだと思えなかったら、きっぱり拒否することも大切だ。参加者におもしろそうだと思わせられないのは、100%、主催者側の落ち度だ。断じてあなたの責任ではない

 

決断3:「違う」と感じたらドライに切り捨てる

行動してみて、成功するケースもあるし、失敗に終わるケースもある。

だが、失敗を恐れる必要はない。たくさんの人と会い、価値観に触れ、空気を体験することで、様々に気づきが得られる。世界は、広げれられるだけ、広げたほうがいい。

ただし、「とりあえず行動してみる」というアグレッシブさと同時に、「やってみて “違う” と感じたら、きっぱり方針転換する」という、ドライな姿勢も重要だ。

違和感があるのに放っておけば、足枷になってしまう。いつまでたっても、自分らしくいられるコミュニティには近づけない。

人生とは、行動して可能性を広げる作業でもあると同時に、生きやすくするために可能性を限定していく作業でもある。

無数の「違う」の積み重ねがあってこそ、自分が求めているものが形になっていくと私は思う。

110月

“コミュニティ格差” と “Facebook” が子育ての充実度を決める時代

経済格差や、情報格差が、子育てに大きく影響してくる、と考える人は、少なくないはずです。

しかしながら、5年間、子育て中心の生活をしてきた実感からすると、第2の視点として “コミュニティ格差” が子育ての充実度に大きく影響するのではないか、という実感を持っています。

これからの時代、子育ての充実度を決めるのは、所属するコミュニティの質であり、所属するコミュニティを選び取ろうとする親の意識ではないかと、私は感じています。

 

子育てとは、自分らしく生きられる大人になれるようサポートすること

最初に、いたずらに論点をブレさせないよう、私が考える「充実した子育て」について、定義しておきたいと思います。

私は、幼児期以降の子育てとは、

  1. “世の中” と “人” の多様性を、広く見せて回る
  2. 様々な人生の楽しみ方を、余すところなく伝える
  3. その子の個性を注視して、可能性を広げてあげられるような経験をさせてあげる

などを通じて、子どもが自ら「好きなこと」「やりたいこと」を見つけ、大人になってから自分らしく生きられるように、サポートしていくことだと考えています。

知識を教えたり、勉強するように促したり、などということは二の次、三の次と思っています。

(実際は不要だと思っています。本人がやりたいと思ったり、学ぶ必要があると感じれば、強制せずとも自ら学ぶし、そのほうが効率が良いという考え方です)

 

充実した子育てには仲間が重要

経験から言って、充実した子育て(我が子に、広く世の中を見せて回り、いろいろな人と会わせ、多様な経験をさせること)をするためには、独力では限界があり、「仲間」と「広くて薄い人との繋がり」が重要になってきます。

まず、仲間というのは、ことさら説明は必要ないでしょう。「日常」から外れたところで、子どもをイベントやレジャーに連れ出したり、普段はできない貴重な経験をさせたりするには、似た境遇の仲間(あるいは境遇を理解してくれる仲間)がいるほうが、ハードルが下がります。

BBQをしよう、キャンプに行こう、という程度のことでも、「自分たちだけでは、なかなか一歩を踏み出せない」という親は少なくないはずです。

親が好きなレジャーやアクティビティ他であればいいんですけど、親の引き出し以上のことにはなかなかチャレンジできないのが普通です。

また、価値観や生活習慣の違うファミリー同士が交わることで、より豊かな経験になるケースが多い実感があります。

 

仲間とは、価値観を同じくする仲間のこと

とはいえ、ただコミュニティがあればいいというわけでもありません。町内会やPTAはもとより、保育園や学校のママ友の繋がりにだって、ある種の息苦しさがあるはずです。

“質の高いコミュニティ” とは、なんのことかというと、私は、芯の部分で、子育ての価値観を共有できる、仲間の繋がりのことを指すと考えています。

たとえば私は、asobi基地を中心とした、「子どもが本来持つ力に目を向ける」「子どもの可能性を信用する」「子どもと一人の人間として向き合う」といった価値観のもとに、他家族や保育士との繋がりを持っています。

もちろん、細かな部分では、様々な考えを持った人が集まっています。生活圏も、所得も、ライフスタイルもバラバラなので、むしろ保育園のママ友繋がりよりも、よほど多様性に富んでいるかもしれません。

でも、突き詰めると、asobi基地代表の小笠原舞さんの言う「子どもだって一人の人間」という思いに共感した人々です。

学校や地域の繋がりが、家族ぐるみの付き合いに発展して、お陰でいろいろな経験ができた……とは、なりにくいのは、子育ての価値観が、一番大切な芯の部分で違っている(あるいは共有できていない)からです。

 

SNSが普及したお陰で所属するコミュニティに選択肢が生まれた

asobi基地を中心としたコミュニティは、asobi基地のイベントと、Facebookによって醸成されていきました。

まったく知らない同士だけれども、子育てに共通の課題感を抱えていたり、子どもへの似た思いを持っていたり、という人たちが、リアルと、インターネット空間で、徐々に互いの存在を知っていきました。

こうして生まれたコミュニティの素晴らしいところは、どこまでも自分らしくいられるという点です。

居住地域がバラバラなので、普段は、Facebookでの薄い繋がりしかありません。

こうした状況では、基本的に、人間関係に気を遣う必要がありません。自分の振る舞いたいように振る舞うことができます。嫌なら見ずに知らん顔すればいいわけですからね。

また、遠ざかったところで、誰も嫌味を言いません。asobi基地の価値観の影響か、もともとそういう価値観を持った人が集ったからなのか、お互いを尊重するしようとする空気があります。

すなわち、SNSが普及したお陰で、我々は所属するコミュニティを選べるようになったわけです。社会的な繋がりにおける息苦しさが、ここには一切ありません。

 

コミュニティの多様性が子育ての質を圧倒的に変える

こうして、共通の価値観の元に集った人々は、本当にバラバラです。

「生活圏も所得もライフスタイルもバラバラ」という多様性、そして意外性が、豊かな可能性を生みます。

私はアウトドアが好きなので、同じくアウトドアが好きなasobi基地の面々と、子連れキャンプデビューのイベントを企画し、数家族のキャンプデビューをサポートすることができました。

我が家は、好きなキャンプができるし、子どもたちを色々な人と会わせたり、遊ばせたりできます。もちろん参加家族は、キャンプデビューのきっかけが得られます。

こんなふうに、みんなそれぞれ、自分の仕事や趣味、特技などを発揮して、互いにメリットがある状態で、気軽にサポートし合うことができるわけです。

 

SNSを利用していないことで奪われる可能性が確実に存在する

もう一つ重要なのは、SNSにおける「広くて薄い人との繋がり」です。

子どもに世の中を広く見せて回るにしても、人に会わせるにしても、楽しみを教えるにしても、様々な体験をさせるにしても、個人では限界があります。

たとえば、子どもたちを連れて、日本中、世界中を回る。お金さえあれば、旅行して回るのは、難しいことではありません。が、観光地をめぐるだけでは、その土地の本当の魅力は、なかなか味わえません。

私のFacebookは、asobi基地と、フューチャーセンター関連の繋がりが中心になっているのですが、これにすごく助けられています。

もし私がSNSを一切利用しない人間だったら、私はもっと子育てに焦りを感じていたかもしれないと思うくらいです。

個人的には、これはすごく意外です。Facebookなんぞに実利があるとは(あるいは、こんなに早くSNSから実利が得られようとは)、思ってもみませんでした。

 

地元のおじさんのお陰で貴重な経験ができた

私は、その土地の魅力にダイレクトアクセスするために、地元の人の力を借りることにしています。

ヒューマンツーリズムのすすめ|地元の人と繋がると子連れレジャーや旅行が10倍楽しくなるの法則

その土地の本当の魅力は、地元の人こそ知っているからです。

asobi基地キャンプ2014を企画する過程で知り合ったのが、芦沢哲哉さんです。

キャンプは、大成功でした。

流しそうめんを用意してくれたり、私物のハンモックを張ってくれたり、自宅の庭の菜園で子どもたちに野菜収穫をさせてくれたり、カヤックで遊ばせてくれたり、地元のお母さん手作りの仕出し弁当を手配してくれたり。

地元の方のサポートがあると、こんなにも楽しみが広がり、安心感があるんだと、驚きました。

また、我が家は、芦沢さんとの繋がりのおかげで、幼児連れでカヤックに挑戦することができました。

そもそも、幼児連れでカヤックができるなんて思ってもみなかったし、数あるアクティビティの中から、あえてカヤックを選ぶ理由も見つけられなかったでしょう。

ところがGWに、プライベートで大井川キャンプをする旨を知らせると、「一緒にどうですか?」と声をかけてくれたんです。

 

まさか福井県に遊びに行くことになるとは思わなかった

この夏、1週間ほどかけて、福井県に滞在してきました。

以前、講演に呼ばれた縁で知り合いがいた鯖江市に一泊(古民家泊です)、残りは若狭・高浜町です。

asobi基地で知り合った長尾真紀子さんが、実家に帰省するというので、便乗させてもらったんです。

ぶっちゃけ、関東在住者にとっては、福井県はかなり遠い土地です。車で約500km、新幹線を使っても5時間以上はかかる、交通僻地です。

行ってみたら、自然は豊かだし、海は驚くほど綺麗だし、子どもたちの喜びぶりは尋常ではありませんでした。もちろん、長尾さんの実家がとてもよくしてくれました。

長尾さんという縁がなかったら、子どもたちにこの体験はさせてあげられなかっただろうと思うんです。

 

「広くて薄い人との繋がり」が子育ての充実度を高める

芦沢さんを紹介してくれたのは、静岡県立大学国保ゼミのフューチャーセンターで、わずかに1回挨拶を交わしただけの、Groomしずおか・田中義朗さんです。

鯖江市に講演で呼んでくれた浜口真一さんは、私が運営している『フューチャーセンターニューズ』を見てくださっていたそうで、それまで面識はまったくありませんでした。遠方在住なので、以後も基本的にFacebookのみの付き合いでした。

その浜口さんは今回、サドベリースクールに通うことを決めた親子を紹介してくれました。これもけっこう、衝撃的な体験になりました。

鯖江滞在中に、古民家に泊まらせてくれた荒木真弓さんとは、講演のときに1回会っただけの縁で、今回はFacebookで連絡を取りました。

長尾真紀子さんとは、asobi基地を通じて、以前からお互いに存在は知っていましたが、じっくり話をしたのは、実は今回が初めてでした。

 

100人を越える人たちにお世話になった今夏

こんなふうに、我が家の子育てにおいて、子どもたちに貴重な経験をさせてあげられているのは、自分に合ったコミュニティと、SNSをベースにした「広くて薄い人との繋がり」のおかげです。

親が尋常でないほどの行動力を持っているなら、あるいは、独力でも子どもに様々な経験をさせてあげられるケースがあるかもしれません。

ただ、私の実感では、asobi基地コミュニティと、Facebookでの広くて薄い繋がりがなければ、今のような充実した子育てはできなかっただろうと確信しています。

先日の記事『子どものiPhone・iPad利用を制限しても何も問題は解決しない』で書きましたが、我が家はこの夏、結果として、100人を越えるファミリーや、地元のおじさん、おばさんたちに、次々とお世話になりました。

実は私は、人づきあいに熱心なタイプではありません。苦手、あるいは無頓着です。小中高の友人、あるいは昔の会社の同僚で、今も確実に連絡が取れると断言できる人間は、一人もいないんじゃないかと思うくらいです。

その私が、一夏に100人以上もの他人と関われた事実に、自分が一番驚いています。

279月

地元の人と繋がると子連れレジャーや旅行が10倍楽しくなるの法則

旅行をしていて、なんだか生煮えというか、いまいちピンとこないことってありませんか。

せっかく貴重な休日に、滅多に来られない土地へ来ているのだから、食事にせよ、観光にせよ、アクティビティにせよ、宿泊にせよ、その土地の魅力を満喫できるものに触れたい。

とりあえず、旅行ガイドにのっているような有名どころに足を向けてみるんだけれど、「ふーん」「こんなもんか」以外の感情が湧き起こらない。

でも、だからと言って、どうすればいいのかもわからない。トリップアドバイザーも食べログも、あまり田舎だったり、知名度のない土地だったりすると、ほとんど役立ちません。

***

特に、子育て中であれば、「我が子に、少しでもいい体験をさせたい」と考えますよね。

子どもときの経験が、大人になってからの財産になる事実は、言うまでもなく。幼少期は、今このときだけ。3年後でも5年後でも、また来たときに楽しめればいいや、とは、なかなか思えないんですよね。

しかも、会社に勤めているのであれば、休みだって貴重です。いつでも旅行できるわけではありません。

***

だからこそ私は、これからの旅行やレジャーは「人」だと考えています。

その土地のことは、地元の人がいちばん知っている。地元の人と繋がれば、土地鑑がなくても、その土地のいいところ、魅力的なところ、素敵なところに、迷わずダイレクトに触れらるからです。

実体験を紹介します。

 

従来型 “旅行” の決定的な問題点

ニューツーリズムという考え方があります。

ニューツーリズム – Wikipedia

ニューツーリズムとは、従来の旅行とは異なり旅行先での人や自然との触れ合いが重要視された新しいタイプの旅行である。よって旅行会社が主導ではなく、地域の立場から特性を活かすことが一番であるため、地域活性化につながる新しい旅行の仕組みであると同時に、多様化する旅行者のニーズに則した観光を提供することを指す。内容としては、産業観光・エコツーリズム・グリーンツーリズム・ヘルスツーリズム・ロングステイ・文化観光などが含まれる。

旅行者が自ら観光地をめぐったり、パッケージ化されたツアーに参加するのが、従来の旅行です。

もちろん、これはこれで悪くないんですが、大きな問題が3つあります。

  1. 旅行者の大半は、著名な観光地にしかアクセスできない
  2. 観光地化されている場所や、観光資源が、その土地の最高の魅力だとは限らない
  3. 著名な観光地が、必ずしも旅行者のニーズに合っているとは限らない

 

パッケージ化された観光地巡りでは満足できないケースがある

たとえば、幼児を連れて、京都へ遊びに行ったとします。

有名どころだからと、京都御所に行きます。すると子どもは、御所内に敷かれた砂利で遊び出すはずです。制止しなければならず、ストレスを感じるばかりです。

場合によっては、寺社巡りよりも、鴨川で水遊びをしていたほうがマシ、という状況だってありえるわけです。

大人だって、無数に寺社があるなかで、どこへ行けばいいのか迷うはずです。清水寺に金閣寺、銀閣寺、みたいなメジャーどころを回るよりも、伏見稲荷大社みたいな獣じみた場所のほうが好きだという人もいるでしょう。

ちなみに私は、清水寺・金閣寺・銀閣寺はイマイチ、伏見稲荷大社は大嫌いで、下鴨神社が好きです。

 

単におすすめの場所を教えてもらっても、どうしていいかわからない

“鴨川で水遊び” じゃ、せっかく京都へ来たのにもったいない。と、誰もが感じると思います。

であれば、京都にも豊かな自然があるわけで、自然散策に方針を切りかえるという手段があります。ど素人がパッと思いつくのは嵐山でしょうか。

ところが、京都出身の友人に聞いたら、大原がおすすめだという。大原なんて、素人の旅行者には、まず選択肢にのぼらないわけです。

でもこのときは、断念しました。大原に行くとなると一日がかりになってしまうし、行ったところで現地でなにをすればいいのか、想像できなかったからです。

もし京都出身の友人が同行してくれていたら、話は別だったでしょうね。

 

地元の人と繋がる

今年の夏、子育て支援コミュニティ『asobi基地』で、30名規模のキャンプを実現させることができました。場所は、静岡県榛原郡川根本町の大井川です。
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子連れファミリーが中心で、半分くらいはキャンプビギナーなので、実は企画側もいろいろと大変です。

参加者からも好評で結果として大成功に終わったのですが、地元の芦沢哲哉さんの助けなしには、考えられませんでした。

芦沢さんは、キャンプ場の経営者でもあり、カヤックの敏腕ガイドでもあり、観光協会理事でもあります。

どうやって知り合ったかというと、たまたま付き合いがあった、静岡県立大学のフューチャーセンターコミュニティで、繋げてもらいました。すべてFacebook上で完結しました。

連絡をとって、現地に下見に行きました。
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迷っていたあらゆることがパパッと決まっていきました。キャンプ用品のレンタル、日中のアクティビティ、流しそうめんの準備、野菜の収穫体験、緊急時避難先や急病時の病院、ゴミの処理、最終日のお弁当の手配……などなど。

よその人間が一人でやったら大変な手間になるこれらのことが、地元の芦沢さんの手に掛かれば、あっという間なわけです。

この縁がきっかけとなって、GWには一家でカヤックデビューさせてもらいましたし、来月もまたカヤックに行きます。
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また、大井川鐵道には「きかんしゃトーマス」SLが走っているんですけど、アドバイスをもらって周辺おすすめスポットを取材し、記事を書くこともできました。取材の過程で、子どもたちともども、奥大井の魅力を満喫できました。
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子どもたちと体一つで飛び込んでもこんなに楽しめる

この夏、一週間ほどかけて、子どもたちと福井県で遊んできました。鯖江市と、高浜町です。

鯖江市では、以前に講演で呼んでくれたときに知り合った荒木真弓さんと、講演に呼んでくれた浜口真一さんにお世話になりました。

荒木さんは、古民家「椀de縁」を持っていまして、宿泊をお願いしました。
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その他、ヤギに餌をあげさせてくれたり、
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湧き水に案内してくれたり、朝食を用意してくれたりしました。
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浜口さんは、私が東京サドベリースクールを取材してきたのを知って、サドベリースクールに通うことを決めた根本さん親子を連れてきてくれました。すごく印象的な体験になりました。

高浜町では、asobi基地コミュニティの一員である長尾真紀子さんと、その子どもたち、さらに実家のみなさんにお世話になりました。まあ敦賀から若狭にかけての海の綺麗なこと。
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ヒューマンツーリズムのすすめ

こんなふうに、地元の人と繋がることで、土地鑑がなくても迷わずに済みます。その土地のいいところ、魅力的なところ、素敵なところに、ダイレクトに触れられるんです。

ニューツーリズムの考え方のひとつとして、ヒューマンツーリズムがあります。文字通り、地元の魅力的な人間を資源としたツーリズムです。

単に観光するのではなく、地元の人と繋がる。旅行者にとっては楽しみが広がり、受け入れる側にとってはリピーターの増加を期待できます(なにしろ、あの場所には親しい人がいる、という要素は、強力な誘引力になるわけです)。

芦沢さんがカヤックガイドを務める、川根本町エコツーリズムネットワークでも、同様の考え方で外からの人を受け入れる試みをしています。
★☆川根本町エコツー日記☆★:地域コーディネーターのお仕事 ~教育旅行受入編~

そんなこんなで、いま私は、どこかへ行きたいとか、何かをしたいと思ったら、地元の人を探すようにしています。

さしあたり、asobi基地スキー(or 雪遊び)の受け入れ先を探してます。

どこかにいないですかね? ちびっ子たちがふかふかの新雪で遊べるような場所を提供してくれる雪国の方!

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