学生時代は遊んでおけ。それも全力で!!!

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10年後に求められるスキルなんかわからない

この半世紀くらいで日本の何が変わったかというと、最も大きいのは社会の変化の早さだと思っています。

インターネットが一般家庭に普及してまだ10年ちょっとだなんて信じられますか? 都市部の若い世代は特に、インターネットなしの生活なんて考えられませんよね。

15年前にはガラケーどころかPHSが主流だったし、その前はポケットベル+公衆電話でした。テレホンカードが誰の財布にも入っていたんですよ(!)。

技術的な変化だけでなく、いま日本は社会システムそのものが大きく変わろうとしています。欧米諸国に追いつけ追い越せという名目で構築されたシステムは役割を終えました。日本社会は過渡期なんです。

10年後、20年後にどんなスキルが求められるかなんて、わかりっこないと僕は思っています。

もちろん、文章だったり、Webリテラシーだったりは、(50年後は知りませんが)10年後20年後ならまだ有益なスキルだろうとは想像できます。

でも、こういう大項目なスキルは、選択肢がそれほど多くありません。もし、文章を書くのが嫌いだったとしたら、どうしたらいいでしょう? 必要だからと、無理に学ばなければいけないんでしょうか?

僕はそういう考え方は好きじゃありません。無理に学んでも、身につきはしないでしょう。

 

楽しいことだけをやれ! 全力で!!!

もし、文章を書くのに苦痛を感じるのであれば、やめてしまえばいいと思います。その代わりに、やってて楽しいことに全力を注ぐんです。サークルでイベントの企画をするのが楽しければ、全力でみんなで遊べばいいと思います。

重要なのは、苦痛に感じる行為は徹底的に排除してしまい、全身全霊を込めて遊ぶということです。誰にも負けないと自負できるくらい目一杯遊んでください。

するとどうなるか? あなたは、イベントを企画し、たくさんの人を動員し、みんなに楽しんでもらうということについて、たくさんの経験を積めます。

「後から考えたら、サークルの部長やってたし、アピールポイントになるかな……」なんて生半可なヤツとは違って、本物の実力です。そんじょそこらの誰かさんには真似できないレベルまで来てしまえば、遊びだってスキルになるんです。例え文章が苦手でも、スマホをいじるしか能がない同世代の中で、あなたは明確な強味を持てます。

 

やってて楽しいことをなるべくたくさん見つける

ひとつの行為にこだわる必要はありません。楽しいことには何でも頭を突っ込み、自分なりに極めてしまいましょう。嫌なことは何一つやる必要はありません。ただひたすら、やってて楽しいことをなるべくたくさん見つけるんです。

楽しくて(あるいは、苦にならなくて)続けられているものの中から、お金をもらう水準のスキルがいくつか身についてきます。それ一つではプロにはなれなくても、いくつもある中から組み合わせれば、お金になる強味が生まれます。競合が少なく、珍しい強味だからです。

10年20年経ったら、世の中を見渡してください。どんなスキルが求められているでしょうか。オリジナリティのあるテキストコンテンツが作れる人が求められているかもしれないし、マニアックな分野の映像コンテンツが作れる人かもしれないし、リアルに人を動員できる人材かもしれません。

アウトドアが好きだからといってそれだけで食べていけなくても、同時に映像制作スキルがあれば、ファンがみたいアウトドア映像コンテンツが作れる人材としてお金がもらえるかもしれません。

 

マーケティング感覚だけは意識しよう

だた一つ大切なのは、「世の中の人々がどんなものを求めているのか」だけは、感じ取れるようになっておかないと、お金に結びつけられない事実です。

アウトドアを極めた。映像制作スキルもある。でもアウトドア映像コンテンツが見たいファンがいる、という人々の欲求を理解できなければ、アウトドア映像コンテンツ作家という回答には辿り着けないからです。

マーケティング感覚だけは常に意識し、世の中に目を向けている必要があります。

 

学生時代は遊んでおけ。それも全力で!!!

僕は、学生に求められるのは、誰にでもできるようなビジネススキルを身につけることではないと思っています。そんな人材は、いくらでも替えがききます。重宝されません。

社会に出るうえで大切なのは、チャレンジして成功したり失敗したり、という経験だけです。具体的なスキルなんかどうでもいいと思っています。

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とことん、全力で、やりたいことだけをやって、自分なりに極めてしまう。自然に続けているものの中から、修練や経験を積み、お金をもらえるレベルのスキルを身につける。

やってて楽しいことをいくつ見つけられるか? 大学を卒業するまでが勝負。一切、手を抜かずに全力で遊びまくってください。内心は苦痛なことなんかをやっているようじゃ、あなたの負けです!