意外! 食材宅配サービスで年間100時間節約&家計にも優しい

我が家では、生協の食材宅配サービス『パルシステム』を利用しています。

はじめての子供が生まれるときに、買い物に行く負担を減らしたいよね、ということで始めたんですが、かれこれ4年近く使い続けています。

余程のことがない限り、当面は続けるつもりです。

自宅まで食材を配送してくれて便利だというのは当然あるんですが、最も大きいメリットは、実は

「時間の節約になる」

「食費が抑えられる」

の2つだと思っています。

 

生協系列の食材宅配サービスいろいろ

生協以外の食材宅配サービス

時間の節約になる

買い物は意外に時間が掛かる

みなさんはどんなふうに買い物をしていますか?

休日にある程度まとめて買っておいて、足りない分を献立に応じて日々買い足す、というのが主流でしょうか。

たぶん、最も時間が掛かるのは、献立を決めずに、毎日買い物へ行くパターンだと思います。

どんなに急いでも、1回15分はかかるんじゃないでしょうか。

最寄り駅から自宅へ帰る途中にスーパーがあればいいですが、大抵はちょっと寄り道をする結果になると思うので、移動時間も15分くらい掛かると仮定します。

すると、一週間に買い物に費やす時間は、毎日30分 × 7日間 = 3時間半になります。

みなさんもそれぞれ、1週間に買い物に費やしている時間を計算してみてください。

ひとり暮らしの方は、もっと少なくなるでしょうし、大家族かつ郊外に住んでいる方ならもっと時間が掛かるかもしれません。

 

食材宅配サービスなら1週間分が1時間

一方で食材宅配サービスを使うと、「慣れれば」という条件付きではあるんですが、1週間分の注文を1時間以内に終えられます。

速い人なら30分でいけると思います。

つまり、1週間あたり、3時間半 – 1時間 = 2時間半も節約できるわけです。

ちなみにこれを年間で考えると、1年は約52週間なので、2時間半 × 52週 = 130時間の節約になります。130時間と言えば、丸5日間半もの時間です。

育児と仕事の両立は「いかに時間を捻出するか」の勝負。

個人的にはとても大きい節約です。

 

食費が抑えられる

食材宅配サービスで、1週間分の注文を1時間以内に終わらせるコツは、献立をいかに速く考えられるかにかかっています。

我が家で運用中のとっておきシステムを紹介します。

献立を考えるのが苦手な方には、特におすすめですよー。

 

クックパッドでレシピ集を作る

まず、クックパッドで美味しそうな献立をプリントアウトして、ファイルに入れていきます。レシピ集を作るわけですね。

実際に作って食卓に出してみて、美味しかったメニュー、評価の高かったメニューは殿堂入り、いまいちだったものは廃棄、を繰り返します。

どんどんお気に入りのレシピ集ができあがっていきます。

もちろん、それぞれの家庭の味のレシピも加えておきましょう。

マンネリ化に陥らないためには、100種類くらいはあったほうがいいです。

また、夏ならピーマンやナス、冬なら根菜など、特定の季節にしか出さないレシピを用意すると、よりバラエティに富んだレシピ集にできます。

 

Excelで献立表を作成

ある程度レシピ集が出来上がってきたら、いよいよ1時間以内で1週間分の注文に挑戦します。

まずは1週間分の献立を決めてしまいます。

Excel等を使って献立表を作るとやりやすいかと思います。

我が家の場合は、メインとサイド1種類ずつを基本に組み立てている。献立には特に入れないが、お新香などちょっとしたものも出している。
我が家の場合は、メインとサイド1種類ずつを基本に組み立てている。みそ汁の具や、お新香などは献立表には入れず、臨機応変に調整している。

レシピ集ファイルから、これというものを抜き取って、パパッと埋めていきます。

注意点としては、週の前半に生鮮品を入れ、週の後半は根菜や冷凍食材で組み立てること。

もやしや生肉は、さすがに1週間はもたないですね。

 

必要な食材をリストアップ

献立が決まったら、必要な食材をリストアップします。

クックパッドのレシピの場合、必要な食材が書かれているので、人数によって調整して、単純に写すだけです。

Excelが得意な方は、メニューを選択すると自動的に食材が表示されるようにマクロを組んでしまえば、もっと短縮できると思います。

 

迷わずに必要最小限の注文ができる

食材リストが出来上がったら、注文です。

脇目も振らずに、リストアップされた食材だけを注文しましょう。

献立を決めて食材をリストアップするまで30分、注文を終えるまで30分、合計1時間以内が目安です。

ここでアピールしておきたいのは、必要な食材だけを無駄なく注文しているので、食材が一切余らないという点です。

余った食材をゴミ箱に捨てるのって、けっこうストレスですよね。

もちろん、余分な買い物にお金を浪費する心配もないので、家計にも優しいです。

 

注意点ほか

これは食材宅配サービス全般というより、生協のパルシステムの特徴です。

他のサービスでは異なるかもしれませんので、参考までに留めておいてください。

 

食材の値段があまり変動しない

巷で野菜の値段が高騰して、レタス1個300円になっても、パルシステムでは大きな値上がりはしません。

逆に豊作で値崩れを起こすような場合でも、極端に安くなることはありません。

恐らく農家と、一定額で取引する契約なんでしょう。

 

欠品することがある

食材の値段が高騰していたり、流通に不具合が起きていたりすると、産地の違う代替品が届いたり(返品可)、最悪の場合は欠品となります。

パルシステムの場合、これが当日の朝にならないとわかりません。

買い物に行く暇がないと、困るケースがあります。翌日の献立と入れ替えれば済むので、それほど大きな問題ではないんですが。

 

品揃えに献立が左右される

一つは、旬の食材が中心にラインナップされるので、食卓に季節感が出るメリットがあります。

もう一つは、「アボカドサラダが食べたい!」と希望がハッキリしているのにカタログにアボカドない場合、献立を変更せざるを得ないデメリットがあります。

あと、ちょっと変わった食材も手に入れにくいかもしれません。

品揃えが少ないわけではないので、年中困るわけではありませんが。

 

放射線量検査をしている

これは「どの情報を信じるか」というそれぞれの価値観の話なので、一概に良し悪しは決められません。

が、食材に気を遣っている方にとっては嬉しいケースがあると思います。

 

時間や食費の節約になるのは間違いないので、メリットとデメリットを把握した上で、うまく使えればいいですよね。

我が家の場合はパルシステムでしたが、今や食材宅配サービスはたくさんあります。

新年を機に、食卓を見直してみてはいかがでしょうか?



クックパッド以外にも、タニタ本もおすすめ! 特に我が家では「ささみのピカタ」と「トマトたっぷりドライカレー」が大人気です。売れまくった本ですが、これはいいですよー。

 

※2018年2月追記

結局、今までずっとパルシステムを使い続けていまして、もうすぐ継続10年、というところも見えてきました。

不満らしい不満はなく、まあ強いて言えば、食材が限られる影響で、献立がマンネリに感じるケースがしばしばあることくらいでしょうか。

忙しすぎて注文をド忘れてしまったり(注文まだですよメールは来るんですが、無理なときは無理w)、外出続きでどうしても注文できなかったりすると、たまにイトーヨーカドーなんかで買い物をするんですが、普段とは違う献立になるので、新鮮な気分になったりします。

時間の節約ももちろんありますが、個人的にいちばんメリットだな、と感じるのが、1週間分の献立を事前に組み立てるので、ほぼ食材廃棄が出ないことです。

うちは月曜配送なので、土曜・日曜になると、ほんと冷蔵庫・冷凍庫が空っぽですよ。

別にパルシステムでなくてもよいですが、「1週間分の献立を事前に組み立てる」というシステムは、(最初はすごーく面倒ですが)週間づけるのが、とてもおすすめです。

 

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