¥170/ℓ が ¥113/ℓ 相当に! 燃費が約1.5倍になる簡単ドライビングマネジメント3つ

ガソリン価格の高止まりが続くご時世ですが、もし燃費を1.5倍にできれば、3〜4割引になったも同然なんですよね。

¥170/ℓ も、¥113/ℓ に、なっちゃう感覚なわけですよ。

おかげさまで私は、それほどガソリンが高いとは感じなくなりました。

燃費のカタログスペックは実現不能が常識?

我が家では、いま、2004年製のラウムに乗っております。

基本的にミニマリスト志向の私にとっては、家族4人(こどもは5歳と2歳)にぴったりだし、こどもをチャイルドシートに座らせるのにスライドドアが便利だしで、必要充分な車です。

おんぼろだけど、かわいいヤツ、といった感じ。

で、このラウム。

トヨタ ラウム ラウム Cパッケージ (2004年) のスペック – goo 自動車&バイク

カタログスペックでは、燃費は 16.2km/ℓ とのこと。

1,500ccで、わりと軽い車なので、10年モノのわりに、なかなか優秀です。

でも、実測値では、高速道路で長距離移動しても、せいぜい12km/ℓ くらいだったんですよ。

カタログスペックなんて、特定条件での計測だから、信用するほうがおかしい。

そう思っている方、多いと思うんですよね。私もそうでした。

長距離燃費12km/ℓ → 17km/ℓ へ。1.5倍近い改善!

わたし、運転歴は、もう15年くらいになりますが、やっとのことで気づきました。

車の燃費って、ドライビングによって、カタログスペックと同等か、それ以上にもできるんですね。

たとえば先日は、ほとんどガソリンタンクが空の状態から、5,000円分の給油をしました。¥163/ℓ だったので、30.67ℓ です。

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取材であちこち走り回って、523.9km。メーターが給油前と同じくらいになりました。

燃費はなんと、17.08km/ℓ !!

もちろんメーターは目測なので、多少の誤差はあるでしょう。

が、カタログスペックの 16.2km/ℓ と同等か、それ以上の高燃費であるのは、まず間違いないところです。

街乗りもそれなりにしての数字なので、もし高速道路での走行のみだったとしたら、もう少し良い数字がでる可能性もあります。

特に難しいことはしておらず、以下の3つのマネジメントを意識しただけです。

1. 気にするのはスピードメーターでなくタコメーター

燃費を向上させたければゆっくり走れ、とはよく言われます。

高速道路ではそのとおりなんですが、加速・減速を繰り返す街乗りでは、厳密には正しいマネジメントとは言えません。

なぜなら、燃費は、エンジン回転数によって決まるからです。

エンジンがたくさん回れば、それだけ多くの燃料を消費する構造になっています。

よって、走行中に気に掛けるべきは、スピードメーターではなく、エンジンの回転数を表示するタコメーターであるわけです。

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うちのラウムの場合、街乗りでは、エンジンが2000回転を越えないように、意識して走行しています。

2. 高速道路では80km/h

一方、一定速度でのクルージングとなる高速道路では、ギアチェンジがないので、エンジンの回転数は、速度に比例します。

単純にスピードを気にすればOKです。

とはいえ、30km/h で走行しては、他の車の迷惑になってしまうし、目的地への到着も極端に遅くなります。

いろいろと勘案して導き出された、私としての結論は、高速道路では80km/h 走行です。

燃費12km/ℓ だったころは、追い風やら下り坂やらで、気がついたら120km/h とか130km/h とか、出ちゃっている状況があったんですよね。

これが80km/h 走行を意識すると、17km/ℓ になります。

ちなみに、目的地に到着するまでに、100km走行と比べて2割増し、120km走行と比べて1.5倍の時間がかかってしまいます。

これをどう判断するかですが、よほど急いでいるケースでない限り、私は今なら燃費を取りますね。

それに、80km/h 走行というと、必然的にいちばん左の走行車線を走る結果になります。これ、自分より速い車に道を譲る神経を使わなくていいので、楽なんですよね。

まあ人ぞれぞれだし、500kmも移動するのであれば、結構な差にはなるわけで、トレードオフで考えるしかないわけですが。

3. 車に余計な荷物を載せない

もう一つだけ意識しておきたいのは、車が重ければ重いほど、燃費が悪くなる事実です。

たとえば、この記事のキャッチ画像に使いましたが、私はキャンプにもよく行きます。

キャンプ道具を満載していると、さすがに17km/ℓ なんて数字は出ません。

トランクに、必要ないものが乗りっぱなしになっていたりしませんか?

人を乗せるのは仕方ないにしても、不必要な荷物は降ろしておくべきです。

こんなにも燃費が向上するとは自分でもびっくり

たったこれだけのことなんですが、上記3つを丁寧に守れば、カタログスペックに匹敵する燃費になるはずです。

街乗りでは急加速・急減速を繰り返すから、高速道路ではスピードを出しすぎる(エンジンを回し過ぎる)から、燃費が悪化します。

いやー、当たり前のことをやっているだけではあるんですが、こんなにも燃費が改善するとは、びっくりしました。

冒頭にも書いたんですけど、燃費が1.5倍になれば、¥170/ℓ が、¥113/ℓ になった感覚なわけで、ガソリンが高いとは感じなくなりました。

ガソリンの出費に眉をひそめている人は、騙されたと思って、ぜひ実践してみてください。