保育士が持つ “専門性” を意識した経験がありますか?
待機児童解消とセットで、日本社会の大きな課題となっているのが、保育の質の確保です。
保育士の人材不足は、表面上は、仕事内容の過酷さや、責任の重さ、賃金の低さと言った諸条件の問題として語られるんですが、根本にあるのは社会的な地位の低さだろうと私は直感しています。
子育てに関わらずに生きてきた人の中には、「誰にでもできるような仕事」だと信じている人が、少なからずいます。
専門的かつ重要な仕事であると認識されていないから、必要性が叫ばれても、結局は待遇の改善に繋がっていかないわけです。
保育士にしかできないやり方で子育て環境をより良くする
保育士の専門性に気づき、保育士にしかできないやり方で、社会をより良くしようといち早く行動してきたのが、『asobi基地』代表の小笠原舞さんです。
今回、東京支部代表の相原里紗さんをはじめ、asobi基地に関わる保育士たちがやろうとしているのは、こちらです。
子育て中のママ・パパと保育士をつなぐ「保育士マーク」を作りたい!(相原 里紗) – READYFOR?
タイトルと見出しを見ると、「子育て中のママ・パパを助ける」ということが主旨・目的のように見えるかもしれません。
しかし実際には、本文を読めばわかるとおり、これは全国の保育士へ向けたメッセージです。
私に言わせれば、“保育士が専門性を発揮しやすい環境を作り、自信を持って行動できる保育士を増やし、社会をより良く変えていこう” というのが取り組みの本質なんです。
もちろん、結果としては、「子育て中のママ・パパを助ける」ということに繋がります。
どれだけ多くの賛同を集められるか?
多くの人に支えられて大きくなってきたasobi基地なので、資金調達そのものは簡単に成功するはずです(と、書いているうちに達成したようです)。
重要なのは、どれくらい多くの賛同を集められるか、ということ。
たくさんの支援が集まれば集まるほど、保育士マークをたくさん作成でき、多くの保育士に配布できます。
そして一般に浸透させていく後押しができます。
保育士の社会的地位向上のきかっけに
私が応援する理由は、この取り組みによって、自信を持って行動する保育士が増え、保育士の社会的地位が向上するきっかけになるような気がするからです。
主旨に賛同する方は、ぜひ支援をお願いします。
また、「なにか行動しなければいけない」と感じていた全国の保育士のみなさん、ぜひプロジェクトに参加してください。