【構図の考え方】6歳女児カメラマンが教える、素敵な写真を撮影するためのコツ


子どもの思考は、固定観念に縛られていないので、意外と核心を突くケースがあります。

知識も経験もないから、と軽視していると、大の大人が驚かされることも。

我が家では、6歳の娘に、デジタル一眼レフカメラを買い与えて、2ヶ月になります。

構図の取り方が、まるでお手本のように理想的であるケースが多いので、尋ねたところ、意図して撮影している事実がわかりました。

6歳の子どもの言葉から、三分割構図と、日の丸構図の使い分けのコツを紹介します。

 

6歳が「三分割構図」を多用するので理由を聞いてみた

さっそくですが、こちらの写真をご覧ください。
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6歳の娘のゆいが、車のなかで、横に座っている弟を撮影した写真です。

多少、ピントを合わせる位置が甘いですが、被写界深度がかなり浅い設定なので(ピントを意識する特訓で、常にf/1.8で撮影)、まあ良く撮れているかと思います。

ゆいが撮影する写真は、この写真のように、被写体が中央に来ないケースが多いです。

例:八景島シーパラダイス 東京ディズニーシー

実はこれ、理想的な三分割構図になっています。
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ぴったり、三分割の交点に、弟の眉間がきていて、驚きます。

最初は偶然かと思っていたのですが、あまりに三分割構図で撮影する割合が高いので、本人に尋ねたところ、意図しているとわかりました。

私「ねえこれ、なんで、えいとくんを真ん中にしなかったの?」

ゆい「んー、だって、そのほうがイイと思ったから!」

私「そっか、端っこにしたほうが、素敵だと思ったんだ」

ゆい「うん」

 

日の丸構図にも使いどころがある

一方で、こちら。被写体がど真ん中の、典型的な日の丸構図です。
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日の丸構図だけども、躍動感や、迫力が伝わってきます。ヒレの一部が、少しだけ見切れているのが、絶妙です。

※これもピントの位置が甘いですが、水族館はガラス越しの撮影になってピント合わせが難しいのと、ペンギンの動きがもの凄く速い事実を考えれば、6歳にしては上出来すぎます

 
私「じゃあ、こっちのペンギンさんの写真は? なんで真ん中なの?」

ゆい「これはねー、ゆいじゃないと撮影できない写真なの」

私「どうして?」

ゆい「特別なときにだけ、真ん中にしてあげるんだよ」

 
!!!!!

 

三分割構図と日の丸構図の使い分け

いやーこれは、一本取られた。

三分割構図と、日の丸構図の使い分けを、これ以上ないというくらい的確に説明しているなぁと。

 
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※ゆい撮影

三分割構図は、「造形美」の考え方がベースにある、バランス重視の構図です。

背景の中に、被写体をバランス良く配置したい場合には、とても頼りになります。

 
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※ゆい撮影。猫ちゃんが微妙に中心からズレてますが、まあご愛敬。意図はわかるかと思います

一方、中央に視点が集中する日の丸構図は、被写体に迫力があったり、魅力的であったりする場合に、強味を発揮します。

被写体次第な面が強いですが、インパクトは随一になります。

 

直感に素直に撮影できる、子どもの強味

私は基本、ゆいには自由に撮影させています。

いま教えているのは、オートフォーカスの使い方、ピントの合わせ方のみ。

(単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 35mm 1:1.8G」で、f/1.8固定で撮影させているので、ピントの位置がズレていると、被写体がボケボケになって、ピントがどういうものなのか6歳でもよくわかる。また、フルサイズ換算50mmの標準画角が身につき、ズームできないので「近くで撮影」「遠くから撮影」の違いもわかるようになるなど、一石二鳥)

細かいことは一切言わず、「素敵だと思ったものを撮ってごらん」「素敵な写真を撮ってね」とだけ言っています。

たぶん、ファインダーからはみ出しちゃいけないとか、被写体をきっちり写さなきゃとか、“ちゃんと撮らなければいけない” という凝り固まった意識がない。

だから、直感に素直に「こうしたほうがバランスが良い」「こうしたほうが素敵」と、撮影できるんでしょう。

技術的なことは何も教えていないのは、私自身が一番良く知っているので、本当に驚かされます。

みなさんも、6歳の子どもの言葉を、参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

使用カメラなど:幼児に軽量デジイチは以外とアリかもしれない

蛇足ですが、ゆいに買い与えたカメラは、Nikon「D3300」

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フルサイズよりも撮像素子サイズの小さい、APS-Cフォーマットですが、立派なデジタル一眼レフカメラです。

なぜ、幼児にデジイチを使わせようかと思ったかというと、英才教育をしようと思ったとか、そんな高尚な理由ではなく、単に利便性&コストパフォーマンスの面で、ベストだったからです。

ミーラレスのようにもっと軽量小型なカメラもありますが、実は、幼児には、小さすぎるんですよね。

見た目が安っぽいのもあって、すぐに落っことしたり、紛失したりするな、と(iPadや3DSより小さいもんね……)。

でも、D3300くらい存在感があれば「大切にしなきゃ」という意識が働くし、なにより持ち手があって、しっかり握れるので、撮影時に安定します。

Nikon D3300|しっかりとしたグリップがあるほうが、幼児には扱いやすい
Nikon D3300|しっかりとしたグリップがあるほうが、幼児には扱いやすい

本体460g + レンズ200gで、合計660g。6歳女子でも、持ち歩いて撮影ができる重量です。

だんだんカメラマンが板についてきた、ゆい。

Posted by 寄金 佳一 on 2015年12月26日

コンデジより、オートフォーカスも速く、正確です。大人よりも、判断力や反射神経に劣る幼児には、これかなり大事。

あとはまあ、私の使用カメラがNikonなので、レンズを使い回せるという利点も。

2〜3万出してコンデジを買って、ドブに捨てるくらいなら、10年は使い続けられる、品質の確かなデジタル一眼レフカメラを買ってしまったほうがいいな、というのが、私の判断でした。

参考までに!

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