デジタル一眼レフカメラで打ち上げ花火を撮影するときに必要な備品、設定や手順を紹介します。
使用カメラは「Nikon D7000」、レンズは一般的な汎用ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II」です。
Nikonのデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラであれば、ほぼ同じ操作で撮影できます。

最低限必要なもの
三脚
花火の撮影は、シャッターを数秒開けっ放しにするため、三脚が必須です。手持ちではどんなに強靱な腕力があっても、手ブレしてしまいます。
持ち運びの面からは軽量なほうがいいですが、あまり貧弱な作りだと、風が吹いただけでブレかねません。
今回は電車で花火大会へ行く予定だったので、重さと安定性の兼ね合いを見て、SLIKの三脚「F740」にしました。
出来映えは、下サンプルのとおりです。よほど劣悪な環境でなければ、そこそこの性能を発揮します。
スリック SLIK スマホ三脚 GX-S 7500 スマホ・カメラ・ビデオカメラ対応 レバーロック式 24mmパイプ径 3WAY…
※F740は終売のため、同等クラスの三脚を紹介しておきます
レリーズ
できればレリーズもあったほうがいいです。レリーズとは、シャッターのリモコンです。
上記のとおり、シャッターを数秒も開けっ放しにするので、些細な振動でもブレる要因になります。
シャッターボタンを押し込む操作で三脚に力がかかり、(プロ使用の強靱な三脚であれば別ですが)ブレてしまいます。
実は今回、取り寄せが間に合わず、近所のヨドバシカメラにも在庫がなかったので、レリーズなしで撮影しました。
結果は見てのとおり、細心の操作をすれば、ものによっては撮影できています。が、ブレて爆心が綺麗な円ではなくなっているものも多くありました。
レリーズなしでもブレずに撮影できないことはないですが、あったほうがいいのは間違いありません。
基本設定

まず、ダイヤルをMモードにします。
シャッタースピードをbulbに。手動です。シャッターボタンを押している間はシャッターが開きっぱなしになります。
絞りはf/8以上。今回はf/11で撮影。

ISO感度は100。
ホワイトバランスは自由に。晴天モードだと赤みがかる、AUTOモードだと白っぽくなるなど、それぞれに味が出るので、いろいろ試してみてください。

マニュアルフォーカスにしてください。レンズと本体にそれぞれスイッチがありますが、どちらかを「M」にすればマニュアルになります。
オートフォーカスでは、光量不足と判定されてシャッターが切れません。
手ぶれ補正機能(VR)がある場合はOFFに。
撮影方法
1. 構図を決める
カメラ本体、三脚、レリーズなど、機材を準備します。
撮影しながらカメラをあちこち動かすのは大変です(主に、ピント合わせが面倒)。
打ち上げ箇所が複数ある場合など、あちこち撮影したくなると思いますが、すべてを撮影するのは諦めて、構図を決めてください。
実際に花火が打ち上がってからでないとわからない情報も多いので、花火大会の前半は設定に費やしてもいいと思います。
2. 花火にピントを合わせる
撮影はマニュアルですが、いったんオートフォーカスにしてください。
打ち上がって発光している花火にならオートフォーカスが機能するはずなので、ピントを合わせてください。
ピントがあったら、マニュアルフォーカスに戻します。これでピントは固定です。以降は一切触りません。
フォーカスリングが動いてしまわないよう、養生テープなどで固定する人もいます。
3. バルブ撮影をする
前記の設定のとおり、Mモードで、シャッタースピードを「bulb」にします。これで、シャッターボタンを押しているあいだはシャッターが開きっぱなしになります。
あとは、写し込みたいだけシャッターをあけてください。

打ち上がった瞬間からシャッターボタンを押せば、打ち上がる軌道まで写り込みます。

別々のタイミングで打ち上がった花火を、同時に写し込むことも可能です。

あまり重ねすぎると、わけがわからなくなります。
花火が炸裂してしまってからシャッターボタンを押したのでは遅いケースが多いです。打ち上がった音を頼りに、予測してシャッターを切りましょう。
紹介した方法で実際に撮影したサンプル
撮影した花火大会は2013年8月10日(土)の伊東按針祭花火大会です。






