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210月

首都圏でも伊勢参りができる! 伊勢神宮に縁の深い伊勢系神社5つ

式年遷宮で盛り上がる伊勢神宮ですが、首都圏からはやや遠く、気軽に参拝に行ける距離ではないのも事実。また遷宮が終わってからしばらくは、大混雑するのも目に見えています(2013年の参拝者数は過去最高を記録しているとのことです)。

そこで、首都圏でも参拝できる伊勢神宮系列の神社を5つ紹介します。

 

1. 大江戸の伊勢信仰の中心。芝大神宮

東京の神前挙式なら芝大神宮へ

芝と言えば、芝公園にある増上寺と、この芝大神宮。

オフィス街のビルの谷間に、突然、立派な石造りの鳥居が出現するんですよね。

江戸の昔からお伊勢参りは「一生に一度は行きたい」とされ、大人気でした。でも新幹線どころか鉄道すらない当時は、伊勢の遠さは尋常ではありません。そこで首都圏各地に伊勢神宮を遙拝できる社を設けています。

その中でも芝大神宮は、東京における伊勢信仰の中心であったと言われる神社。首都圏でのお伊勢参りには欠かせません。

 

2. 今や恋愛のパワースポット。東京大神宮

東京大神宮

神前結婚式を創始した神社として有名な東京大神宮。いまや各種雑誌にも頻繁に取り上げられ、恋愛成就や婚活の聖地とされているどころか、東京観光の名所の一つにもなっています。

恋愛のパワースポットと思われがちですが、東京における伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に創建された、立派な伊勢系統の神社です。

 

3. 由緒は確かなのにビルに囲まれた珍しい神社。小石川大神宮

小石川大神宮公式ホームページ

伊勢神宮祟敬者総代であった佐佐木勝造氏により、異例にも伊勢神宮より分霊勧請して作られた由緒正しい伊勢系統の神社です。

小石川大神宮が珍しいのは、画像を見ていただければと思うんですけど、何と言ってもビルに囲まれたビルの中にある神社という点です。社務所もビルの中にあります。

 

4. 地名の由来になった伊勢原大神宮

伊勢原大神宮

神奈川県に伊勢原市という地域があります。この伊勢原の地名の由来は、伊勢神宮の伊勢なんですね。詳細はホームページに記述がありますが、

由緒

当神社の創建は、江戸時代初期の元和年間(1615~1624)のことであると伝えられております。
元和六年(1620)伊勢の国の人・山田曾右衛門と鎌倉の人・湯浅清左衛門は、大山参詣の途中、千手原という松原に一夜の宿を求めたところ、水音を聞いて開墾可能であることを悟り、当時このあたりを支配していた中原代官成瀬五左衛門の許可を得て、開墾に着手したのです。そこにだんだんと粕屋あたりより人が集まり現在の伊勢原市街の基礎が形成されました。曾右衛門は、この新しい開拓地の鎮守として、故郷である伊勢の神宮の神様を勧請し、奉祭することにいたしました。こうして創建された当神社の御祭神に由来して当地は伊勢原と呼ばれるようになりました。

とのことです。こちらもれっきとした、天照皇大御神と豊受姫大神を祀る、伊勢系統の神社です。

 

5. 言わずと知れた横浜総鎮守。伊勢山皇大神宮

伊勢山皇大神宮

トリを飾るのは、関東のお伊勢さん・横浜総鎮守の伊勢山皇大神宮です。

桜木町・みなとみらい地区からほど近く、絶好のロケーション。

横浜やみなとみらいに遊びにきたときに、フラッと立ち寄ってみてはいかがでしょうか!

 
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249月

伊勢地元民が愛する伊勢神宮周辺のおすすめスポット7つ(おかげ横丁なし)

伊勢に縁の深い神主さんに、定番である『おかげ横丁』以外の伊勢神宮周辺のおすすめスポットを聞いてきました。どれも、伊勢の地元の方々が愛していたり、見応えがあると称賛されていたりするスポットです。

式年遷宮で新調された真新しい神殿を見に行くつもりの方は、ぜひブックマークをどうぞ。

話を聞いたのは、千勝神社の禰宜・千勝満彦さん。伊勢神宮の内宮から徒歩15分にある猿田彦神社に5年間奉職していた。伊勢の地元の人々の視点から、おすすめスポットを紹介してもらった

話を聞いたのは、千勝神社の禰宜・千勝満彦さん。伊勢神宮の内宮から徒歩15分にある猿田彦神社に5年間奉職していた。伊勢の地元の人々の視点から、おすすめスポットを紹介してもらった

 

1. 猿田彦神社

「伊勢神宮の内宮から徒歩15分ほどにある神社です。猿田彦大神は、内宮をたてる際に自分の持っている土地を譲った神様です。つまり、内宮の土地はもともと猿田彦大神の土地だったんです。

伊勢神宮との縁が深いだけでなく、天孫降臨の道先案内をつとめた猿田彦大神は、神々を代表する『みちひらき』の神様です。内宮の御垣内(一般の人が立ち入れない垣根の内側)にも祀られています。重要な祭礼があると、御正宮より先に、猿田彦大神への祭礼を行い、神宮の祭礼を守り導いてもらえるように祈りを捧げます。

伊勢神宮へ参拝する前に、猿田彦神社へ参拝するのがおすすめです。内宮は世界平和や国家安泰など大きな祈願をする場と言われています。伊勢神宮に絵馬やおみくじがないのはそのためです。個人的なお参りは、猿田彦神社で祈願してはいかがでしょうか。こちらには絵馬もおみくじもあります。」

猿田彦神社公式ホームページ(三重県伊勢市)

 

2. 神宮徴古館

「伊勢神宮の外宮から東に2kmほどにあります。式年遷宮でお宮を新調するわけですが、古いお宮に納められていた宝物が神宮徴古館に展示されます。つまり、御正宮の中にどんなものが納められているのか、こちらで見ることができます。

以前、東京で式年遷宮を記念した特別展が開催されました。大行列ができていたのですが、神宮徴古館の宝物がたくさんありました。神宮徴古館へ足を運べば、長時間待つことなく、落ち着いてゆっくり見られます。」

神宮徴古館・農業館:神宮の博物館

 

3. せんぐう館

「伊勢神宮の外宮にあります。2012年にできたばかりの新施設です。目玉は、外宮の御正宮の1/1スケールの神殿模型です。東側側面の1/4のみではありますが、御正宮の建築を間近で見られるのはここだけです。その他展示が充実していて、伊勢の地元の方々からしても見応えがあるとの声を聞いています。」

式年遷宮記念 せんぐう館

 

4. 白鷹三宅商店

「伊勢神宮の内宮の近く、伊勢おはらい町通りにあります。有名な “おかげ横丁” は、伊勢おはらい町通りの一部です。

伊勢神宮の神さまへお供えするものは、野菜も果物もお酒も魚も、ほとんどは神宮が自前で用意しています。ただし清酒に関しては、兵庫・灘の『白鷹』を使用しています。神宮にお供えされる『白鷹』は市販品とはまったく異なるのですが、唯一神宮にお供えされているものと同じ『白鷹』を購入できるのが、この三宅酒店です。試飲もでき、非常におすすめです。」

白鷹三宅商店 – 五十鈴川/日本酒 [食べログ]

 

5. 魚春

「こちらも伊勢おはらい町通りにあります。伊勢神宮のお供え物には、いくつか珍しいものがあります。その中の一つ “さめのたれ” を購入できます。鮫は通常、フカヒレくらいしか食用にしませんが、 “さめのたれ” は鮫の肉を干したものです。

『魚春』は、猿田彦神社をはじめ、周辺神社に鯛などお供え物の魚をおろしてきた、由緒ある魚屋です。」

伊勢おはらい町「魚春」

 

6. 利休饅頭、へんば餅

「伊勢の地元の方々の多くは、赤福を買いません。かわりに、藤屋窓月堂の利休饅頭などを好んでいるようです。こちらも、伊勢おはらい町通りです。」

伊勢銘菓 『利休饅頭』 『守武の松』 でおなじみの藤屋窓月堂オンラインショップ

「また個人的にも好きでおすすめなのが、へんば餅です。その昔、街道を馬で旅をしてきても、宮川はさすがに馬では越せず、渡し船を利用していました。宮川で馬を返していたわけです。つまり “へんば” とは “返馬”、付近にあった茶店の銘菓というわけですね。

伊勢のお餅には大きく2種類あります。一つは、お餅の上に餡子をのせた、ぼた餅。赤福が代表ですね。もう一つが、逆に餡子をお餅でくるんだもの。両側に焼き目を付けるのが特徴です。太閤出世餅、二軒茶屋餅など種類がありますが、その中でもおすすめなのが、へんば餅。餅米でなくうるち米で作っていて、独特の食感があります。」

へんば餅 三重県伊勢市小俣町明野

 

7. 武雷庵

「志摩名物・無菌牡蠣で有名な “的矢かき” や、松阪牛の串焼きが食べられるお店です。おはらい町通りのお店は夕方早々に店じまいになりますが、武雷庵は夜遅くまで営業しています。おはらい町の地元の方々や、周辺神社の神主も通っているお店です。うまいこと居合わせれば、地元ならではの話も聞けるかもしれません。」

カフェ武雷庵 – 五十鈴川/レストラン(その他) [食べログ]

 
千勝神社の千勝満彦さん、ありがとうございました!

 
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49月

猿でもわかる! 1300年続く伊勢神宮『式年遷宮』ってなに?

伊勢に縁の深い神職の友人に聞いてきました。難解な説明は一切なし! めちゃんこ分かり易く解説します。

 

伊勢神宮の神殿の横には、式年遷宮で新しい神殿を建てるための更地がある。

伊勢神宮の神殿の横には、式年遷宮で新しい神殿を建てるための更地がある。

伊勢神宮の『式年遷宮』は、西暦690年から約1300年も続く、ご存じのとおり日本文化を代表する祭祀です。2013年10月2日(水)、5日(土)に、それぞれ内宮(ないくう)と外宮(げくう)で、“遷御”という中心的祭儀が行われ、第62回『式年遷宮』がクライマックスに向かいます。

日本人ならぜひ、『式年遷宮』を知っておきたいですよね。僕も何となくしか知らないので、この機会に調べねば! と思い立ちました。

実は僕は、日本に二つしかない、神職を養成している大学の一つ、國學院大學を卒業しているので、同級生の半分くらいが神職だったりします。そこで今回は、茨城県つくば市の千勝神社で禰宜をつとめる千勝満彦氏に、式年遷宮について聞いてきました。

千勝神社の禰宜、千勝満彦さん。

千勝神社の禰宜、千勝満彦さん。

千勝神社│茨城 つくば 牛久│厄除け 方除け

千勝くんは、大学を卒業してから、伊勢の内宮のすぐ側にある猿田彦神社(※)で5年間修行を積んでいました。そこで伊勢とは浅からぬ縁を築いてきたようで、『式年遷宮』の今年は何度も伊勢に足を運び、先日はお白石持行事にも参加してきたようです。こころよく『式年遷宮』の解説を引き受けてくれました。

※千勝神社の祭神も猿田彦大神です。また、伊勢神宮の内宮がある場所は、元は猿田彦大神の土地だったそうで、現在でも伊勢神宮と猿田彦神社は切っても切れない重要な関係にあります

猿田彦神社公式ホームページ(三重県伊勢市)

 

式年遷宮とは、神さまの新しい神殿へのお引っ越し

——ではさっそく、式年遷宮って何ですか?

「すごーく簡単に言うと、20年に一度の神さまのお引っ越しです」

 
——僕も一回だけ伊勢神宮に行った経験があるんだけど、神殿の横に、同じ大きさの更地があって、そこに新しい神殿を建てる。もう現時点では、新旧両方が建っているんだよね?

「そうそう、建っている。いま神宮へ行けば、新旧並び立っている姿が見られるので、おすすめだね」

 

日本や日本人全体が生まれ変わって活力を取り戻す

——式年遷宮は、どんな意義のあるお祭りですか?

「ずいぶんアバウトな訊き方をするね(笑)」

 
——そこをなんとか!

「遷宮をするというのは、すっごく俗っぽい言い方をすると、神さまがリフレッシュしてパワーアップする、という感じなんですよ」

 
——なるほどわかりやすい(笑)

「1年が、春の芽生えから始まって、夏に生い茂って、秋に実りを迎える。冬は生命の流れから言うと死ですよね。死の世界は年末に終わるわけです。神さまも、自分も、土地も、木も草も、世の中の全てが生まれ変わって、生き生きとした状態になりますよと、それが日本人のお正月の明けましておめでとうの考え方。

数え年で1月1日に歳をとるのは、神さまと一緒に生まれ変わるんだよ、という感覚だったんだけれども、遷宮も同じように、お社(やしろ)やいろいろなものを新しくすることによって、神さまも生き生きとして、よりいっそう力が強くなるという感覚がある。

しかも伊勢の神宮というのは、例えば江戸時代に60年に1回程度おかげ参りが大流行したように、日本人全体にとって昔から特別なお社なわけです。どれだけ離れていても、一生に一度はお参りに行きたいと考えていた人々がいたくらいで。

だから伊勢神宮の式年遷宮というのは、日本という国や、そこに生きる私たちがもう一度生き生きと活力を取り戻すような意味合いがあると思うんですよ。遷宮をお祝いするのは、国を盛り上げることに繋がるという感覚が潜在的にあります。」

 

なぜ20年に一度なのか?

——例えば法隆寺とか、1000年以上耐えられる建築を作る技術はあるのに、伊勢神宮はわざわざ20年に一度作りかえる。これはなぜ?

「延喜式に“20年に一度建て替えなさいよ”と決まりが書かれているんだけど、何でなのか理由については諸説あって。

例えば、綺麗な状態に保つためには20年が限度という説。神宮の建築様式は、萱葺き、基礎を打たない掘っ立て、高床式。まず、萱(かや)が痛んでしまう。掘っ立ては、地面に穴を掘って、直接に柱を立てるので、やっぱり腐ってしまう。つまりこの建築様式では、神さまにふさわしい状態を保てるのが20年ではないかと。」

 
——なるほど盲点だったかも。かなり原始的な工法なんだね。

「あるいは技術が継承できるからという説。お社を建てる宮大工はもちろん、刀とか鏡とか装束とか、ご正宮にはたくさんの宝物を納めるわけですよ。それらを作る職人の業(わざ)を継承するのに、20年おきなら、一人の職人が2〜3回は関われると。ただこの考え方だと、神さまありきではなく、人間ありきになってしまうけれど。

また、旧暦で20年に一度、11月1日と冬至が重なる節目に祝宴をしたと言われていて、それにならったのではという説。例えば今でも、干支が一周すると還暦とかお祝いをするでしょう。

他にもいくつもあるけど、あとは貯蔵しておくお米の保存期限が20年という説。伊勢神宮のご正宮の建築様式は、高床式のお米の備蓄倉庫という説が強いんですね。神さまへのお供え物として、保存米を納めてあるんです。」

 

式年遷宮には伝統工法の継承の意味合いも

——式年遷宮では、大量の木材を使うんだよね。特にご正宮はかなり立派な木造建築。

「約1万3000本〜1万5000本の檜が必要になるんですよ。ご正宮の扉を一枚板で作るには、樹齢数百年の木が必要になるほど。鎌倉時代くらいまでは伊勢神宮の周辺から切り出していたこともあったんだけれど、志摩市のあたり、大台ヶ原山麓、三河、美濃と移って、18世紀ごろから現在は、木曽福島から切り出しています。」

 
——一万本以上は多いね。

「環境破壊だと言う人もいるんですけど。でも20年を経て使い終わった木材は、すぐに捨てるのではなくて、再利用するんですね。20年前の前回の式年遷宮の際は、阪神大震災で倒壊した神社の復興に提供されたそうです。これは僕の憶測だけど、今回は東日本大震災で被災した神社に提供されるんじゃないかと」

 
——あと現実問題として、宮大工の技術継承の意味合いはあるよね。もし遷宮がなかったら、1300年前からの伝統工法が途絶えてしまうわけで。

「うちの千勝神社も、移築して今の場所に持ってきた過去があって。でも解体して持ってこようと思ったら、400年前に建てられた建築だったんですよ。

工法は時代ごとに変わるし、地域ごとにも違う。400年前の建築をばらそうと思ったら、その地域の400年前の技術を持っている人じゃないと触れない。地元の宮大工は「こんな古いのは触れない、うちには技術が伝わってない」とみんなさじを投げてしまったので、宮大工を探すところからスタートしたんですよ。

だから技術を伝承するというのはすごく大事なことなんです。途絶えちゃうと、二度と復活させられないので。」

 
——あー、それはよくわかる。家電製品でもなんでもそうだけど、バラせたとしても、組み立てられないもんね。

「バラすのも、肝心な部分を壊してもいいならバラせるんだけど、ここを壊すともう二度と組み立てられない、という部分もあるからね(笑)」

 
以上、千勝くんありがとうございました!

 

式年遷宮は日本をあげてのお祝い!

個人的な感想ですが、式年遷宮は日本を挙げてのお祝い事なんだなぁと思った次第です。

確かに、日本の象徴として「神社」を挙げて、否定する人は少ないだろうし、その中でも伊勢神宮は別格。そこの神さまが、区切りを迎えて生まれ変わり、リフレッシュしてパワーアップするというんですからね。

やっぱり近いうちに、伊勢神宮には行かなければいけないなぁ。

 
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