「やってて楽しいこと」が少ない人は趣味を仕事にできない


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さらっと読んだだけの人の中には、「自分の強味を活かす選択肢はバカげている」「好きなことをやるべき」と捉えた人もいるかもしれません。

自分の強みを活かすというアホらしい発想 – Chikirinの日記

でも、個人の場合、単に強味を無視して、やってて楽しいことだけをしていたら、(運が良くなければ)お金を稼げずにのたれ死にします。会社で働くのが楽しい、という人は別ですけど。

※前半に主に企業視点の話、後半に個人の話が出てきます

このブログが人気化したのは、ちきりんが、自分の強みである文章力を活かして何かできないかと考えた上で、ブログを書き始めたからなの? 

そんなわけないじゃん。読者は私の強みなんてモノには何の興味もないはず。そうじゃなくて、ここに読みたい文章があるから読んでるだけでしょ。

あたしだって、文章が人より得意だからブログを書いてるわけじゃない。アホみたいなことをだらだら書くのが好きだから書いてるだけ。そうでなければブログが人気化する前の3年半、一人で黙々と書き続けられるわけがない。

しかも、「何を書いたらおもしろいかな!?」の前に、「どうやったら他のブログと差別化できるか」なんて考えてたら、お話しにならない。重要なのは自分の強みなんかじゃない。何が求められてるの?ってことなんです。

自分の強みを活かすというアホらしい発想

当のちきりんさんは、確かに文章力という強味では勝負していないんでしょう。

でも、マーケティング感覚に優れている、つまり「人々が読みたい文章を高精度で推定できる」という強味で勝負しています。

 

マーケティング・スキルさえあれば、やってて楽しいことだけをして食べていける

重ねて言いますけど、ちきりんさんは「好きなことしなさいよ」なんて言っていないんです。ちゃんと書かれているとおり、「何が求められてるの?」が無ければ勝負ならない、すなわちマーケティング最強! って言っているんです。

なぜなら、一定以上のマーケティング・スキルさえあれば、やってて楽しいことだけをして食べていけるからです。

こう言い換えればわかるでしょう。これは、「好きなことだけやって生活できるか? 趣味を仕事にできるか?」というシンプルな話なんです。人々が何を求めているのかさえ高精度で推定できれば、やってて楽しいことをお金に結びつける方法が見えてくるからです。

 

とはいえお金になる水準のスキルも必要

ここで問題になるのは、やってて楽しいことをお金に結びつける方法がわかっても、実際にお金をもらうには各種の強味を活かすしかないということです。

ちきりんさんの例で言えば、文章力で勝負しようとは思っていなくても、最終的に一定レベル以上の文章力をうまく活用しています。もし読んでいて苛つくレベルの駄文しか書けなかったら、どんなに世の中を騒がすオピニオンを持っていたとしても、これほどまでに人気ブロガーにはならなかったでしょう。

別の言い方をすれば、言いたいことを言うための手段として、テレビのコメンテーターや、ゲーム制作や、詩人を選ばずに、ブログというプロダクトになったのは、文章力が「やってて楽しい(苦にならない)」うえに無理なく使えて、なおかつ一定水準以上のレベルにあったからです。

プログラマーだったらゲーム制作だったかもしれませんよね。ゲーム好きなちきりんさんですから。

 

やってて楽しいことだけをやって生きていくための3条件

やってて楽しいことだけをして生きていくには、以下の3つの条件が揃う必要があります。

1. やってて楽しいことである
2. お金に繋げる手段を知っている(マーケティング)
3. お金になる水準のスキルがある

どれが欠けてもダメなんです。針の穴を通す……とまでは言わないけれど、ボールを投げて的(まと)に当てるくらいには、ピンポイントで条件が揃わなければ、やってて楽しいことだけをして生きていくのは難しいのです。

 

結論:やってて楽しいことだけを全力でやればいい

でも、僕はある意味、楽観しています。3つの条件をうまく揃えるのは、辛くもないし、(やり方によっては)難しくもないからです。

ボールを投げて的(まと)に当てるには、2通りのアプローチがあります。1つは、もちろん、慎重に狙う方法。もう1つは、的を増やす方法です。たくさん的があれば、いい加減に投げても当たる可能性は高まります。

つまり、「やってて楽しいこと」「マーケティングの知識」「お金になる水準のスキル」の3つが、多ければ多いほどいいんです。マーケティングだけは学ぶ必要がありますけど、あとは「やってて楽しいこと」だけを全力でやればいいというだけの話なんです。

「やってて楽しい(苦にならない)こと」こそ継続でき、修練や経験を積み重ねて自分の強味にしやすいので、「やってて楽しいこと」にさえ全力をそそげば、お金になる水準のスキルは後からついてきます。

もし、好きなことだけをしてお金を稼ぐなんて無理に決まっている、と思う人がいたら、単に「やってて楽しいこと」に全力を注ぎ切れていないだけです。やってて楽しいことが少ない人は、マーケティングを学んでも、好きなことだけをしてお金を稼ぐのは無理です。

実際、僕は飽きっぽいというか、多趣味で、器用貧乏なんですが、だからこそキャッシュポイントをたくさん見つけられました。現在は、関わりたいことだけに関わって、書きたいことだけを書いて、生活しています。

もし若い人に何かしらアドバイスを求められたとしたら、「脇目も振らずに、やってて楽しいことだけに全力を注げ!」と言います。中途半端じゃだめなんです。徹底的にやりたいことをやる。未来の心配なんかするだけ無駄です。だって、10年後の未来に求められるスキルなんかわかるはずがないんですから。

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