『ストリートファイターII』のザンギエフ、ベガ、『スーパーマリオ』のクッパなど、懐かしのゲームキャラクターたちが総出演するディズニーアニメ映画の最新作『シュガー・ラッシュ』。
僕はDisney、Disney Pixer、DreamWorksのアニメーション映画はほとんど観ているんですけど、その中でもかなりイイ線いってます。おすすめです。
シュガー・ラッシュ | ファンタジー・アドベンチャー | ディズニー映画
悪役としての葛藤が問題を引き起こす
話の構成としてはシンプルです。主人公のラルフには、長年積み重ねてきた葛藤があります。
カッとしやすい性格もあって、ある日、現状を変えようと行動します。
ただしルールを破れば問題が起きて、すべてが悪い方向へと向かってしまいます。
ヒロインのヴァネロペとの交流を中心に、成長があったり、気づきがあったり、理解しあうことができたり。
ラストに大きなどんでん返しがあり、クライマックスへ。
安心して物語を楽しめるし、キャラクターも魅力的です。
4歳の娘も感動!
なんといっても絶妙だな、と思ったのは、ネガティブなシーンのさじ加減です。
ヒロインのヴァネロペはさまざまな試練に見舞われます。
中でも、ある大切なモノを失う場面がハイライトなんですが、残酷になりすぎず、でも悲しみが痛いほどに伝わってきます。
ほんとうに絶妙だなぁという感想です。
4歳の娘が、映画を見終わって「楽しかった」とひとこと言って、自分から感想を口にしたんですけど、それがこの場面でした。
「●●が壊れちゃって、泣いてたよ」と。
4歳というと、まだ自分の感情を言葉で上手く描写できる年齢ではありません。
それが、何かを伝えたくてたまらなくて、思わず「●●が壊れちゃって、泣いてたよ」という言葉になったんです。
でも、みんなうまくいって良かったね、いいお話だったね。『シュガー・ラッシュ』はそんな映画です。
3回泣けました
涙腺決壊ポイントは人ぞれぞれなので、これはあくまでも僕の感想ですけど、のけ者にされ続けていたヴァネロペが、いきいきと本来の実力を発揮する場面が、本当に泣けます。
僕は3回うるうる来ました。
Disney Pixerの『カーズ』にも、あんなレースカーの話ですけど、実は泣けるポイントがあります。
それはラストのレースで、田舎で腐らずに仕事をしていたグイドが、見事なピット作業を決めてみせたシーンなんです。
「わかるわかる!」という人と「え、なんであそこで?」という人に二分されるんじゃないかと思いますけど、わかる人だけわかってくれればいいです。笑
本来の実力を発揮して世間を黙らせるって、利己的かもしれませんけど、誰もが持っている夢ですよね。
シュガー・ラッシュ – Yahoo!映画
シュガー・ラッシュ : 作品情報 – 映画.com
各サイトのレビューも高得点。納得できると思います。
子どもと週末にでもいかがですか? もちろん久々に「いい時間」を味わいたい大人にもおすすめです。