格安SIMに乗り換えて年間20万円以上削減してみた

今まで、家族用と仕事用合わせて、SoftBankとWiMaxに、4回線合計で月3万円ほど払っていました。

このうち3回線を格安SIMに乗り換えて、月1万円ほどに削減。

年間で考えると、2万円 × 12ヶ月 = 24万円ほどの節減になります。

IIJmioを選んだ理由

今や格安SIMは、無数にあるので、どれを選べばいいのか、難しいところです。

料金や、回線品質では、ほとんど誤差。

そんな中、私がIIJmioを選んだ理由は、

  • 1契約で、docomo回線もau回線も使える
  • 用途に合わせて、データ通信専用SIM、SMS機能付きSIM、音声通話機能付きSIMを選べる
  • ファミリーシェアプラン(10GB)ならSIMカード10枚まで発行可

の3つです。

「IIJmioだけ」のdocomo – au間データシェア

いま、ファミリーシェアプラン(10GB)を契約していて、

モバイルルータ①(元WiMaxのW04)→ au回線(SMS機能付きSIM)

モバイルルータ② → docomo回線(データ通信専用SIM)

iPad Pro → docomo回線(データ通信専用SIM)

の3枚のSIMカードを発行しています。

docomoとauの、異なるキャリアの回線を使用していますが、10GBの枠内で使い放題。

こんなふうに、docomo – au間データシェアができるのは、IIJmioだけだそうです。

格安SIMのデメリット

これはもう、はっきり言いますが、回線速度が遅いです。

SoftBankは、一昔前は、「繋がらない」「遅い」と散々言われましたが、近年は見違えるほどに改善されていて、局所的には、docomoやauを凌駕するケースも見られます。

特に市街地で、SoftBank回線に不満を感じるケースは、ここ数年はまったくありません。

ところが、これが格安SIM(docomo回線またはau回線が主)になると、状況により、通信速度が大きく低下するケースがあります。

よく言われるのは、オフィス街でのお昼時や、夕方〜夜間。

多くの場面で、快適にサクサク使いたいのであれば、3大キャリアと契約する意味は充分にあると思います。

逆に、EメールやSNS、LINEくらいしか使わないのであれば、たいしたデメリットではないので、あまり気にする必要はないと思います。

SoftBank回線を残している理由

我が家の場合、3大キャリアの契約は、1回線だけ残しました。

理由は3つあり、

  1. 信頼性の高い回線を1つ残す必要があった(仕事で使う可能性があるため)
  2. クレジットカード代わりになる(「ソフトバンクまとめて支払い 」「ドコモ ケータイ払い」「auかんたん決済」)
  3. 端末を格安で購入できる

すべて、フリーランスだからこその事情と言えるかもしれません。

格安SIMが、状況によっては、回船速度が著しく低下してしまうという事実は、外出先で仕事をしたり、取材先で作業をしたり、というケースが多々ある私にとっては、ちょっとしたリスクです。

ずっと使い慣れていて、大抵の状況には対応できるとわかっている、SoftBank回線を、1つは残しておくべきと感じています。

また、フリーだと借金がしにくいので、クレジットカード代わりにできるというのは、いざというときに役立つ可能性があります(ただ、支払いサイクルは激早ですけどね…)。

年間では問題なく生活できても、報酬の支払いサイクルと、出費のタイミングで、困るケースって少なからずあるんですよね。

最後に、以上のような理由から、回線の契約を継続するのなら、端末を実質タダで購入できる仕組みは、利用価値があります。

なお、当然ですが、支払総額で考えれば、格安SIMのみと契約し、端末は自前で購入したほうが、ほぼ100%安くなります。

1と2の利点がないなら、3大キャリアの回線を残しておく意味は、ほとんどないかかと思うので、ご注意ください。