こんにちは。寄金です。僕はけっこう長い間、自分の「スキル」や「特性」の活かし方を見つけられないまま生きてきました。
ベンチャー企業で仕事をすれば入社1ヶ月で中間管理職をやらせてもらえる程度の能力はあるようです。
ただ、長所と同じくらい、いやきっとそれを遙かに凌駕する短所もありました。
中でも致命的だったのは、「社会の仕組みの中でスキルを活かす」という視点が絶望的に欠けていた点です。
まるで、ホームランをかっ飛ばすパワーがあるのに知らん顔して卓球やってました、みたいな。そのパワーをその競技でどう活かすんだよアホめ、みたいな。
ようやく最近になって、ブログ及びライティングをベースに活動していくという方向性を見出せたかな、と思っています。
ふらふらしていた時期もあったし(特に大学卒業後数年)、日の目を見なかったチャレンジもたくさんしたし(特に震災後、フリーになってから)、遠回りもたくさんして、無数の可能性を消していって、やっと贅肉がそぎ落とされた結論にたどり着きつつあります。
一般的な職業ライターのイメージとは違う?
振り返ってみると子供の頃から読書家だったみたいですし、学生時代からはずっと文章を書き続けてきました。作家になるという目標のもと、1日3時間以上の執筆を3年間くらい続けていた経験もあります。
そんな環境にいれば、職業ライターという選択肢は、それほど突飛なものじゃないですよね。
ただ、いわゆるライターは嫌だなと思っていました。なぜなら、雇用主や所属する組織のオーダーに100%応えるのがプロのライターだと思っていたからです。伝統的な意味では、この解釈は間違っていないはずです。
僕の今の状況は、知らない誰かに自己紹介するとすれば、ライター以外の何者でもないはずです。ブログのみで生活しているわけではないのでブロガーと名乗るのもおかしいし。
でも、僕が想像していたライター像とはまったく違うものでした。
自分の人生、経験、興味関心、問題意識を文章化しているだけ
いま書いている文章は、誰かのオーダーで書いているものは一切ありません。Handmade Future !の記事はもちろん、外部寄稿も含めて、「こんな記事が書きたい」という意志が先にあります。
例えば『Handmade Future !』で公開している情報発信ノウハウは、ナイスな取り組みがもっと人々の元へ届くようになってほしいという強い思いがあって、その中で自分ができること(ノウハウの発信)をやっているだけです。
ライフハック系記事は、主に自分で実践していて役立ったことを文章化しているだけですし、子育てや政治関係のエントリもそのときどきに感じた内容を文章化しているだけです。
また、外部寄稿しているディズニー系ライフハックなんかになると、もはや趣味(ランドの年パス持ちです)をそのまま文章に起こしているだけ、という、正真正銘「こんなんで仕事でいいの?」という有り様です。
社会の仕組みが追いついてきた感
個人的には、けっこう昔から、ディズニー系ライフハックでお金をもらったっていいと感じていました。なぜなら、必ず誰かしらにとって役立つ情報だという確信があるからです。
インターネットが普及して、第一フェーズではコンテンツの無料化が進みましたけど、昨今はマネタイズもノウハウが蓄積されつつあります。
ただ、個人ブログでやるのなら充分に現実味がありますが、それで企業がお金(しかも、それなりに納得できる金額)を払うようになってきつつあるのは、さすがに隔世の感があります。
※Lancersとか見ると、1記事100円とかゴミみたいな依頼もありますけど、僕が言っているのはそういう話じゃありませんよ。1日1記事書けば、最低でもサラリーマンの月給程度にはなる報酬がもらえるという話です
ライターは好みの要素をコンテンツ化して、メディア側はそのコンテンツが必要であれば、供給してもらう代わりに適正な報酬を支払う。
まったく正常な仕組みだと思いますけど、そういう環境が整いつつあるんですね。
ブログ及びライティングをベースとする活動が成り立つのは、こんなふうに時代が追いついてきたという運もあるのかなと思っています。
止まったら死んでしまうマグロ! ライター2.0
僕にとっての武器は文章以外に考えられないな、と思うのは、例えばブログならば月間10万人前後に読んでもらえるからです。
外部への寄稿も含めれば、いったいどれほど多くの人に何かしらの影響を与えられているのか、ちょっとわかりません。
一つの考えを、一万人に伝えられるなんて、一般人である僕には他の方法を考えつけません。
そんな中で見えてきた理想は、人生をそのまま文章化していくライター2.0です。
僕は文章だけを書いているつもりはないんですよね。むしろ面白そうなところへ積極的に頭を突っ込み、口車に乗って気軽にチャレンジし、趣味やレジャーは全力で楽しみたい。
何かしら活動して得た経験や感じたことを栄養素として文章を生みだし、報酬すらも得ていくライター2.0。止まったら死んでしまうマグロ的な。
これは間違いなく向き不向きがあるんですが、どうも僕にはぴったりなようです。
はやく基盤を安定させて、子育て支援も、フューチャーセンターも、学生の応援も、いろいろなことに足を突っ込みたくて仕方ありません。その上で、それらを全部報酬に繋げていきます。
まとまりも結論もなく勢いだけで書きましたが、「こんな生き方も成り立ちつつあるよ」と、何かの参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
一点だけ追記。Webマーケティングの知見がなければ、このやり方で収益を得るのは難しいですよね。なぜなら、世の中の人々がどんな情報を求めているのかを的確に判断してコンテンツ化できなければ、ただ趣味を書き散らすだけのブログで終わってしまうからです。ライター2.0にはWebマーケティングスキルが必須なようです。