採用担当者が “本気度” を選考基準にしている限り、ミスマッチは大量に発生し続ける


就職活動において、応募者の “本気度” は、すべてが「ウソ」か「根拠がない」わけなので、採用担当者が “本気度” を選考基準にしている限り、ミスマッチは大量に発生し続けます。

採用担当者の責任逃れでしかない “本気度” で選ぶ採用活動なんか、企業の採用コストをあげ、新卒や転職者を不幸にするだけなので、滅べばいいのに。

(組織風土が掛け値なしに魅力的な企業をのぞく)

 

採用側からすると “本気度” での選考はスタンダードらしい

採用担当から見た就職活動で大事なたった3つのポイント – 人生やまあり

会社側で採用やってる側からすると、なぜうちの会社なのか、本気度はどのくらいなのか、会社のどのくらい知ってるのかなどが非常に重要である。

ご存知のように、採用には新卒・転職に関わらず何百万、多いと何千万という費用がかかる。だからこそここでいう本気度というのは非常に大事だ。この会社がどういう会社なのか(事業・勤務体系・激務度・会社の風土など)知ってもらってからじゃないと、会社としても、入社側としても不幸になる可能性が高いからだ。入社したあとにこんな「こんな会社とは知らなかった」となってしまうお互いの不一致を可能な限り無くしたいと会社側も思っている。

私、これを読んでも理解できないんですよね。

「採用には新卒・転職に関わらず何百万、多いと何千万という費用がかかる」だからこそ「本気度というのは非常に大事」って、論理的に破綻しているんじゃないでしょうか。

採用コストが問題なら、 “本気度” を選考基準にするのは一番やってはいけないことのように思うんですよ。

だって、応募者の “本気度” は、100%「ウソ」か「根拠がない」わけです。

前者は言うまでもないでしょう。後者については、就職・転職をいくつか経験してきた人なら誰もがわかるとおり、事前に会社の内実を知るのは不可能。実際に働いてみなければわからないことは必ず存在します。

もちろん、事前に応募する会社について調べないのは(働くに値する会社なのか判断する意味で)もってのほかではあるんですが。

ただ、“実際に働いてみなければわからないこと” は、事前にわかることよりも圧倒的に重要で、長い組織生活において決定的な影響となるものです。

結局、わからない情報があるにもかかわらず、「御社で働きたいんです!」と言い切れる学生や転職者は、うそつきか、夢見がちなだけに過ぎない。

 

採用担当者の責任逃れでしかない

“本気度” を選考基準にする限り、ミスマッチは大量に発生し続けます。もうこれは、現実が現しているとおりなんじゃないでしょうか。

それでも “本気度” を選考基準にする理由はなんなのか。

私にはほんとうによくわからないんですけど、わからないなりに思いつくのは、責任逃れなのではないか?という可能性です。

つまり、新入社員が辞めたときに、採用担当者が「アイツは本気で働きたいと言っていました。その熱意にはウソはありませんでした」と上司に言い訳できる。

ほかの理由があるんですかね?

私は企業で働けるタイプの人間じゃないんで、見落としている視点があるかもしれませんが。

 

魅力的な組織でさえあれば本気度なんかどうでもいい

企業はいつまで、“本気度” を選考基準にして、ミスマッチを大量に生みだし、採用コストを浪費し続けるんでしょうか。

採用担当者の責任逃れなんか、即刻やめさせるべきなんじゃないんでしょうか。

この方法が結局、大企業としては責任の所在を「なあなあ」にできて、総合的に見るとベターなやり方なんでしょうか。

だから、

入社したあとにこんな「こんな会社とは知らなかった」となってしまう

んだと思いますよ。

だって、組織への貢献意欲って、組織が魅力的でさえあれば、いくらでも後天的に育める性質のものだから。

多くは、労働条件の不一致なんかじゃないんですよ。

仕事内容がきつかったとしても、上司に理解があって、仕事を楽しめる環境なのであれば、そうそう辞めようとは思わないですからね。

 
まあ結局、私が企業の圧倒的大多数に苦言を呈したいのは、「本当に魅力的な組織風土を作ってから偉そうにモノを言え」ということですかね。

組織に従順かどうかよりも、組織に価値を提供できるかどうかのほうが圧倒的に重要なんだから、企業側が「こういう人材が欲しい」と明確に打ち出す採用活動がスタンダードになってほしいなーと、蚊帳の外の人間ながら思います。

記事はいかがでしたか?
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (9 件の評価, 平均 3.78)
Loading...


話題の記事