キャリア教育

105月

FutureCenterNEWS JAPANで学生ライター募集。フューチャーセンターに興味・関心のある学生はぜひ!

日本で唯一のフューチャーセンター情報メディア『FutureCenterNEWS JAPAN』で、全国で約50のフューチャーセッションが開催される『フューチャーセッション・ウィーク2013』への対応のため、学生ライターを募集しています。

プロライター/ブロガーとして活動するわたくし寄金によるレクチャー付きです(寄金のライティングの考え方については、当WEBマガジンで発信していますので、参考までに)。「同じ題材でも、読まれる記事と読まれない記事があるのは何故なのか? 読まれる記事を書くにはどうしたらいいのか?」を理解してもらってから、希望するフューチャーセッションへ取材に行っていただきます。

WEBライティングを学びたい&フューチャーセンターに関心のある学生を募集します。 | FutureCenterNEWS JAPAN

非営利による個人活動のため、原稿料・交通費は支給できません。「フューチャーセッションを体感してみたい」「気になるテーマがある」かつ「WEBライティングを学びたい」という学生の応募をお待ちしています。

開催されるセッションは随時、プラットフォームとなる『OUR FUTURES』へ追加されていきます。週明け(5/13頃)にはかなり出揃うはずです。おもしろそうなセッションがないか、チェックしてみてください。

OUR FUTURES

単にライティング知識を学ぶだけでなく、学んだ知識を元に実践できるので、かなりいい経験になるはずです。というか、いい経験にしてみせます!

我こそは、という学生の参加をお待ちしています。

※2013年5月の記事です。すでに募集は締め切っています

95月

[就職活動]仕事はやりがいや社風で選ぶな。ワーク&ライフスタイルを基準に選べ!

もしこれと言ってやりたい仕事が浮かばないのなら、「自分にはどんなワークスタイル、ライフスタイルが合っているのか?」を考えるべきです。“やりがい” “社風” “企業理念”など、実際に働いてみなければわからない事実は多いですが、職種ごとのワーク&ライフスタイルには傾向があるケースが多く、前もって正確な情報を得られるからです。

 

作家になりたかった理由はワーク&ライフスタイルが合っていたから

こんにちは、寄金です。僕は中高生くらいから漠然と物書きに憧れていたところがありました。大学生になると、もっとはっきり、「作家になりたい」と考えるようになりました。

もちろん、同世代の中では本をたくさん読むほうでしたし、文章に苦手意識もありませんでした。若さから、芸術的な職業への憧れもありました。

ただ、今になって思うと、それらは副次的な要素で、本質ではありませんでした。重要だったのは「作家のような生活が自分に合っている」というワークスタイル、ライフスタイルの合致でした。

当時、僕がイメージしていた作家像というのは、こんな感じです。

1. 好きな時間に好きなだけ仕事をする(とりわけ、早朝に起きて数時間だけ集中して執筆し、午後はのんびり過ごす)
2. 自分と向き合い、徹底的に一人で仕事をする
3. 自分の書きたいことだけを書き、嫌な仕事は一切しない

一方、ライター/ブロガーとしての僕の状況はというと、

1. 早朝4時に起きて仕事を開始し、夕方には終える
2. 仕事のうえでのコミュニケーションは最小限。基本的に一人で仕事をする
3. 自分の書きたいことだけを書き、嫌な仕事は一切しない

生産性の問題があるため、短時間だけ執筆というわけにはいきませんでしたが、それ以外はほぼ希望どおりです。

現在、作家に憧れ以上の魅力を感じなくなった理由は、特に「3」が大きいです。昔ながらのライターというと、雇用主の指示・発注に沿って的確なコンテンツを制作する能力が問われていたかと思うのですが、現状の僕の外部寄稿は、題材から切り口まで、原則的に僕から提案しています。こういう自分の書きたいことだけを書けるライター業もあるのだと理解してからは、作家への執着がかなり薄れました。

※蛇足ですけど、作家への執着が薄れた理由には、ライター/ブロガーのほうが、作家より、遙かに多くの人に読まれるという現実も大きく影響しています。現状の僕レベルでさえ、確実に年間のべ200万人以上には読んでもらえている計算です。が、作家で100万部突破できるのは、今では片手で数えられるほど。一億人中数人という惨状ですから。様々な意見の方がいるとは思いますが、僕は多くの人に読んでもらえるほうが嬉しいんですよね。

 

会社選びは働いてみなければわからない事実がたくさんある

就活の大きなポイントとして、企業をどうやって選ぶかという問題があります。正攻法でいけば、企業理念であったり、社風であったり、将来性であったり、やりがいであったりという基準になるでしょう。

が、就職活動経験者のひとりとして、はっきり言いたいのは、「そんなものは実際に働いてみなければわからない」という事実です。企業理念だって、形骸化している企業だったり、利益が優先されてしまっている企業だったりはいくらでもあります。

もう一つ、現実問題として選り好みができるのか? という点も、疑問符を付けておく必要があるでしょう。少なくとも、自慢できる学歴がなく、(転職においては)アピールできる職歴もなかった僕にとっては、ただ採用してくれる企業に就職するしかなかった、というのが実情です。根気よく丹念に情報収集をして、「これだ!」という企業を見つけたとして、希望どおり就職できる人の割合は、いったいどの程度なんでしょうか。

 

ワークスタイル&ライフスタイルは事前に把握できる

しかしながら、ワークスタイル&ライフスタイルは、職種ごとに傾向がはっきりしているケースが多く、簡単に把握できます。

一日中パソコンに向かい、残業も比較的多いプログラマーやWEBデザイナー。転勤が前提の、全国展開している小売業。人の寝静まっている時間に活動することもある、警察官や記者。どんな職場環境と日常生活を手に入れたいのか、自分に向いているスタイルなのか、理想の未来を思い浮かべてください。重要なのは、妥協しないこと。

例えば、公務員。一見、安定した仕事のように感じるかもしれませんが、僕には絶対に務まりません。平時は定時退社が当然という部署もあるでしょうが、災害など非常時には、家族よりも国民や地域住民を優先しなければなりません。僕は非常時こそ家族を大切にしたいという価値観を持っているので、まったく向きません。

「これなら我慢できるかも」ではなく、「こういう環境で働きたい! 絶対に自分に合っている!!」というワークスタイル&ライフスタイルを見つけるんです。

 

結果として「そんな職業は存在しない」という結論もあり得る

例えば僕のように、一人で仕事がしたいうえに、やりたい仕事しかしない、という条件は、一見すると無謀です。新卒で実現できる人はまずいないでしょう。僕自身も、スキル的にも時代的にも、今だからできることであって、社会に出てすぐでは到底不可能でした。

ただ、「自分はこういう希望を持っている」と明確に認識する作業は、絶対に必要です。現時点で実現不可能なら、5年後10年後を見据えて、実現できる方法を考え、実行すればいいだけです。目の前の就職活動は、希望のワークスタイル&ライフスタイルを実現するために、最適な職場を見つけ、アプローチしていけばいいわけです。

 

理想のワーク&ライフスタイルを前もって実践してみる

僕のケースでは、作家のワーク&ライフスタイルを手に入れるために、働きながらも小説を書き続ける必要がありました。どうせなら少しでも文章に親しんでおけたらと考え、リクルート系列の制作会社で校正を始めました。

働きながらも早朝に起きて小説を書く、ということを数年間(毎日)続けていました。結果的に作家にはなれていないわけですが、この経験が非常に重要でした。例えば、個人で仕事をするとサボってしまいがちになるとよく言われます。僕にはこの懸念は当たらないとはっきり分かりましたし、スランプが来ても乗り越える方法を学べました。波はあったとしても、毎日書き続けられるんだから、これなら職業にできるはずだと自信が深まりました。

可能であれば、希望のワーク&ライフスタイルを前もって実践できると、「希望」を「確信」に変えられます。文章を書き続けた積み重ねが実を結び、また運良く僕のようなスタイルのライターを受け入れてくれる時代になり、理想のワーク&ライフスタイルを手に入れられました。

 

繰り返しますが、就職・転職活動を十数年のあいだ経験してきた実感から言えば、“やりがい” “社風” “企業理念”などは、実際に働いてみなければわかりっこないと僕は考えています。インターンシップ → そのまま入社以外に、自分の希望する職場かどうか前もって知る方法はありません(逆に言えば、インターンシップで運良くいい会社に巡り会えて、運良くそのまま採用してもらえれば、正攻法の就職活動の中ではベストの方法だと思います)。

つまり“やりがい” “社風” “企業理念”などを基準に会社を選ぶと言うことは、運頼みを意味します。

これは人それぞれの価値観になりますが、僕は運頼みで就職 → 離職 → 再就職を繰り返すのは効率がいいとは思いません。もちろん、たまたま入った会社で意外に重要な経験ができたというケースは僕自身もあるので、無駄だとまでは言いませんが、それだけを頼りにするのはどうも性に合いません。

「これだ」というワークスタイル、ライフスタイルを明確に見定めて、それを手に入れるためにはどうすべきなのかを考え、実際に行動する。着実に前進しているという実感こそが、やりがいや充実感を生みます。ひとたび理想のワークスタイル、ライフスタイルを手に入れられれば、後に残るのは「さぁ、なにをやってやろうか?」というワクワク感だけです。

一般的な就活に執着しない学生は、ぜひ目の前の就活活動で希望するものが手に入れられるのか、立ち止まって考えてみてください。

194月

学生団体やNPOがホームページ制作で失敗しないための3つのポイント

少し前に、asobi基地のホームページ制作の相談に乗りました。おもにWEBマーケティングの観点から整理したので、要点をシェアします。

学生団体やNPOなど、自身の活動でホームページの必要性を感じている方には、参考になると思います。ぜひチェックしてください。

 

1. 何のためにホームページを作るのか? を整理する

当然ですが、必要がなければ、ホームページをわざわざ作るのは無駄です。ホームページ制作はもちろんのこと、維持管理にも時間やお金がかかるからです。何のためにホームページを作るのか、整理して明確にしてください。

 

WEB上の名刺として

例えば、asobi基地では、企業や行政とのコラボレーションが増え、「ホームページはないんですか?」と聞かれるケースが増えたそうです。

ホームページは言わば、WEB上の名刺です。ホームページ上で、団体情報や理念、連絡先などをしっかり表明しているかどうかで社会的信用を判断する層が、確実に存在します。活動の中で、そういった層と関わる可能性があるのなら、ホームページを作ったほうがいいと言えます。

もともとasobi基地はSNS発信が活発で、利用者への情報伝達や、コミュニケーションは事足りていました。実用面よりも、社会的信用の面からホームページが必要になったというのが、一つの大きな理由でした。

 

より多くのステークホルダーに届けるため

日本の家庭におけるインターネット普及率は7割以上と言われます。一方で、国内最大のSNSであるFacebookの利用者数は、日本人の15%程度です。しかも、そのうちの半数は首都圏在住者です。

つまり、SNSでだけ発信していては、極めて限られた層にしか届けられないということです。もし、活動をより多くの人々へ届けたいのなら、ホームページは一つの選択肢になります。首都圏を中心に活動していた団体が地方展開するケースでは、重要な戦略になります。

 

アクションのハードルを下げるため

FacebookやTwitterの投稿だけを見て、まったく知らないイベントへ参加しようとは、なかなか思えないはずです。商品を購入する際と一緒で、ホームページで詳細を確認してから、アクションしようとする人が圧倒的大多数です。

身内や常連を相手に発信するのであれば、SNS発信だけでも十分かもしれません。が、新規ユーザを獲得しようとするのなら、じっくり検討してもらうための場所が必要です。

 

2. キラーコンテンツは何か? を考える

ホームページを作る理由が明確になれば、ホームページのコンテンツが決まってきます。

WEB上の名刺の役割だけであれば、極端な話、団体情報だけを載せておけばいいという結論もあるでしょう。あるいはプラスして、イベント開催情報を集約したページまで用意しておけば、団体の活動についてはほぼ網羅できるはずです。

一方で、新規ユーザの獲得まで視野に入れるようであれば、活動や取り組みがどんなものなのかを、わかりやすく伝える工夫が必要です。ホームページの核となるような、キラーコンテンツを見つけられればベストです。

asobi基地の場合は、すぐに結論が出ました。子供たちがasobi基地で遊んでいる写真です。asobi基地の活動の内容も、価値も、魅力も、これ一つで直感的に伝えることができます。

 

3. ブログ機能を持たせるかどうかを決める

近頃は、団体概要を整理しただけの静的なホームページよりも、ブログ機能を持たせて積極的に発信するホームページが主流です。

ホームページで発信をするメリットは、大きく2つあります。1つは、より活動についてアピールできる点です。例えば、開催したイベントの様子をブログで発信すれば、活動の雰囲気を知ってもらえます。新規ユーザの心理的ハードルを下げますし、常連客のロイヤルティをより高めることもできます。

2つ目は、Google検索を経由してより多くの人に届けられる点です。ブログ記事は、それ単体が影響力を持ちます。昨今はソーシャルメディアによってバックリンクを獲得しやすいので(例えば、URLがツイートされたり、はてなブックマークされたり)、Google検索で上位に表示される可能性が高まります。たくさん発信すれば発信しただけ、世の中の人に見つけてもらえる可能性が高くなります。

例えばasobi基地ならば、asobi基地の存在を知らなくても、「子供 遊び」などのキーワードで検索した人に、ブログ記事を見つけてもらえるかもしれません。記事を見て活動に興味を持てば、ホームページ内の団体概要やイベント情報を見て検討し、新しく参加してもらえる可能性が出てきます。

 

ブログ発信のための人材がいるかは必ずチェック

ただし、ブログ発信にはそれなりの労力が必要です。スキルはそれほど重視する必要はありませんが(スキルはあればあるに越したことはない)、継続できるかどうかは慎重に判断すべきです。

ブログがあるのに半年も更新されていない、というのでは、あまり見映えがいいとは言えません。計画倒れのイメージは拭えず、場合によっては団体の信用に悪影響を与える事態も考えられます。

 

ソーシャルメディアはコンテンツを届けるためのパイプである

ホームページ&ブログとSNSには、明確に役割分担があります。ホームページやブログは、コンテンツです。見て楽しんだり、検討したり、理解を深めたりするために、重要な役割を果たします。

一方のソーシャルメディアは、繋がっている人々とのコミュニケーションをベースに、コンテンツを届けるためのパイプとなります。ホームページやブログは、それ単体では短期的な拡散力に欠ける欠点がありますが、ソーシャルメディアと連携することによって、欠点を補えます。

手軽さから「まずはソーシャルメディア発信から」と考える団体は増えていると想像しますが、ソーシャルメディアで届けるコンテンツがなければ、その効果を十分に発揮できるとは言えません。また、身内や常連中心の活動から、よりパブリックな活動へシフトしようというときには、社会的信用=WEB上の名刺として、ホームページは意味を持ちます。

みなさんの団体の活動の段階や、ホームページ、ブログ、SNSの各役割を整理して、「本当に必要なのかどうか?」「必要だとすれば、どんな内容にするべきなのか?」など、的確な運用ができるように考えてみてください。

293月

学生時代は遊んでおけ。それも全力で!!!

 

10年後に求められるスキルなんかわからない

この半世紀くらいで日本の何が変わったかというと、最も大きいのは社会の変化の早さだと思っています。

インターネットが一般家庭に普及してまだ10年ちょっとだなんて信じられますか? 都市部の若い世代は特に、インターネットなしの生活なんて考えられませんよね。

15年前にはガラケーどころかPHSが主流だったし、その前はポケットベル+公衆電話でした。テレホンカードが誰の財布にも入っていたんですよ(!)。

技術的な変化だけでなく、いま日本は社会システムそのものが大きく変わろうとしています。欧米諸国に追いつけ追い越せという名目で構築されたシステムは役割を終えました。日本社会は過渡期なんです。

10年後、20年後にどんなスキルが求められるかなんて、わかりっこないと僕は思っています。

もちろん、文章だったり、Webリテラシーだったりは、(50年後は知りませんが)10年後20年後ならまだ有益なスキルだろうとは想像できます。

でも、こういう大項目なスキルは、選択肢がそれほど多くありません。もし、文章を書くのが嫌いだったとしたら、どうしたらいいでしょう? 必要だからと、無理に学ばなければいけないんでしょうか?

僕はそういう考え方は好きじゃありません。無理に学んでも、身につきはしないでしょう。

 

楽しいことだけをやれ! 全力で!!!

もし、文章を書くのに苦痛を感じるのであれば、やめてしまえばいいと思います。その代わりに、やってて楽しいことに全力を注ぐんです。サークルでイベントの企画をするのが楽しければ、全力でみんなで遊べばいいと思います。

重要なのは、苦痛に感じる行為は徹底的に排除してしまい、全身全霊を込めて遊ぶということです。誰にも負けないと自負できるくらい目一杯遊んでください。

するとどうなるか? あなたは、イベントを企画し、たくさんの人を動員し、みんなに楽しんでもらうということについて、たくさんの経験を積めます。

「後から考えたら、サークルの部長やってたし、アピールポイントになるかな……」なんて生半可なヤツとは違って、本物の実力です。そんじょそこらの誰かさんには真似できないレベルまで来てしまえば、遊びだってスキルになるんです。例え文章が苦手でも、スマホをいじるしか能がない同世代の中で、あなたは明確な強味を持てます。

 

やってて楽しいことをなるべくたくさん見つける

ひとつの行為にこだわる必要はありません。楽しいことには何でも頭を突っ込み、自分なりに極めてしまいましょう。嫌なことは何一つやる必要はありません。ただひたすら、やってて楽しいことをなるべくたくさん見つけるんです。

楽しくて(あるいは、苦にならなくて)続けられているものの中から、お金をもらう水準のスキルがいくつか身についてきます。それ一つではプロにはなれなくても、いくつもある中から組み合わせれば、お金になる強味が生まれます。競合が少なく、珍しい強味だからです。

10年20年経ったら、世の中を見渡してください。どんなスキルが求められているでしょうか。オリジナリティのあるテキストコンテンツが作れる人が求められているかもしれないし、マニアックな分野の映像コンテンツが作れる人かもしれないし、リアルに人を動員できる人材かもしれません。

アウトドアが好きだからといってそれだけで食べていけなくても、同時に映像制作スキルがあれば、ファンがみたいアウトドア映像コンテンツが作れる人材としてお金がもらえるかもしれません。

 

マーケティング感覚だけは意識しよう

だた一つ大切なのは、「世の中の人々がどんなものを求めているのか」だけは、感じ取れるようになっておかないと、お金に結びつけられない事実です。

アウトドアを極めた。映像制作スキルもある。でもアウトドア映像コンテンツが見たいファンがいる、という人々の欲求を理解できなければ、アウトドア映像コンテンツ作家という回答には辿り着けないからです。

マーケティング感覚だけは常に意識し、世の中に目を向けている必要があります。

 

学生時代は遊んでおけ。それも全力で!!!

僕は、学生に求められるのは、誰にでもできるようなビジネススキルを身につけることではないと思っています。そんな人材は、いくらでも替えがききます。重宝されません。

社会に出るうえで大切なのは、チャレンジして成功したり失敗したり、という経験だけです。具体的なスキルなんかどうでもいいと思っています。

【関連記事】
「近頃の新卒は使えない」はみっともないと思わない?

とことん、全力で、やりたいことだけをやって、自分なりに極めてしまう。自然に続けているものの中から、修練や経験を積み、お金をもらえるレベルのスキルを身につける。

やってて楽しいことをいくつ見つけられるか? 大学を卒業するまでが勝負。一切、手を抜かずに全力で遊びまくってください。内心は苦痛なことなんかをやっているようじゃ、あなたの負けです!

283月

「やってて楽しいこと」が少ない人は趣味を仕事にできない

 
さらっと読んだだけの人の中には、「自分の強味を活かす選択肢はバカげている」「好きなことをやるべき」と捉えた人もいるかもしれません。

自分の強みを活かすというアホらしい発想 – Chikirinの日記

でも、個人の場合、単に強味を無視して、やってて楽しいことだけをしていたら、(運が良くなければ)お金を稼げずにのたれ死にします。会社で働くのが楽しい、という人は別ですけど。

※前半に主に企業視点の話、後半に個人の話が出てきます

このブログが人気化したのは、ちきりんが、自分の強みである文章力を活かして何かできないかと考えた上で、ブログを書き始めたからなの? 

そんなわけないじゃん。読者は私の強みなんてモノには何の興味もないはず。そうじゃなくて、ここに読みたい文章があるから読んでるだけでしょ。

あたしだって、文章が人より得意だからブログを書いてるわけじゃない。アホみたいなことをだらだら書くのが好きだから書いてるだけ。そうでなければブログが人気化する前の3年半、一人で黙々と書き続けられるわけがない。

しかも、「何を書いたらおもしろいかな!?」の前に、「どうやったら他のブログと差別化できるか」なんて考えてたら、お話しにならない。重要なのは自分の強みなんかじゃない。何が求められてるの?ってことなんです。

自分の強みを活かすというアホらしい発想

当のちきりんさんは、確かに文章力という強味では勝負していないんでしょう。

でも、マーケティング感覚に優れている、つまり「人々が読みたい文章を高精度で推定できる」という強味で勝負しています。

 

マーケティング・スキルさえあれば、やってて楽しいことだけをして食べていける

重ねて言いますけど、ちきりんさんは「好きなことしなさいよ」なんて言っていないんです。ちゃんと書かれているとおり、「何が求められてるの?」が無ければ勝負ならない、すなわちマーケティング最強! って言っているんです。

なぜなら、一定以上のマーケティング・スキルさえあれば、やってて楽しいことだけをして食べていけるからです。

こう言い換えればわかるでしょう。これは、「好きなことだけやって生活できるか? 趣味を仕事にできるか?」というシンプルな話なんです。人々が何を求めているのかさえ高精度で推定できれば、やってて楽しいことをお金に結びつける方法が見えてくるからです。

 

とはいえお金になる水準のスキルも必要

ここで問題になるのは、やってて楽しいことをお金に結びつける方法がわかっても、実際にお金をもらうには各種の強味を活かすしかないということです。

ちきりんさんの例で言えば、文章力で勝負しようとは思っていなくても、最終的に一定レベル以上の文章力をうまく活用しています。もし読んでいて苛つくレベルの駄文しか書けなかったら、どんなに世の中を騒がすオピニオンを持っていたとしても、これほどまでに人気ブロガーにはならなかったでしょう。

別の言い方をすれば、言いたいことを言うための手段として、テレビのコメンテーターや、ゲーム制作や、詩人を選ばずに、ブログというプロダクトになったのは、文章力が「やってて楽しい(苦にならない)」うえに無理なく使えて、なおかつ一定水準以上のレベルにあったからです。

プログラマーだったらゲーム制作だったかもしれませんよね。ゲーム好きなちきりんさんですから。

 

やってて楽しいことだけをやって生きていくための3条件

やってて楽しいことだけをして生きていくには、以下の3つの条件が揃う必要があります。

1. やってて楽しいことである
2. お金に繋げる手段を知っている(マーケティング)
3. お金になる水準のスキルがある

どれが欠けてもダメなんです。針の穴を通す……とまでは言わないけれど、ボールを投げて的(まと)に当てるくらいには、ピンポイントで条件が揃わなければ、やってて楽しいことだけをして生きていくのは難しいのです。

 

結論:やってて楽しいことだけを全力でやればいい

でも、僕はある意味、楽観しています。3つの条件をうまく揃えるのは、辛くもないし、(やり方によっては)難しくもないからです。

ボールを投げて的(まと)に当てるには、2通りのアプローチがあります。1つは、もちろん、慎重に狙う方法。もう1つは、的を増やす方法です。たくさん的があれば、いい加減に投げても当たる可能性は高まります。

つまり、「やってて楽しいこと」「マーケティングの知識」「お金になる水準のスキル」の3つが、多ければ多いほどいいんです。マーケティングだけは学ぶ必要がありますけど、あとは「やってて楽しいこと」だけを全力でやればいいというだけの話なんです。

「やってて楽しい(苦にならない)こと」こそ継続でき、修練や経験を積み重ねて自分の強味にしやすいので、「やってて楽しいこと」にさえ全力をそそげば、お金になる水準のスキルは後からついてきます。

もし、好きなことだけをしてお金を稼ぐなんて無理に決まっている、と思う人がいたら、単に「やってて楽しいこと」に全力を注ぎ切れていないだけです。やってて楽しいことが少ない人は、マーケティングを学んでも、好きなことだけをしてお金を稼ぐのは無理です。

実際、僕は飽きっぽいというか、多趣味で、器用貧乏なんですが、だからこそキャッシュポイントをたくさん見つけられました。現在は、関わりたいことだけに関わって、書きたいことだけを書いて、生活しています。

もし若い人に何かしらアドバイスを求められたとしたら、「脇目も振らずに、やってて楽しいことだけに全力を注げ!」と言います。中途半端じゃだめなんです。徹底的にやりたいことをやる。未来の心配なんかするだけ無駄です。だって、10年後の未来に求められるスキルなんかわかるはずがないんですから。

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