1012月

産後クライシスを100%回避できる簡単な方法(ただし子育てが嫌いではない男性限定)


産後クライシスを回避するのは簡単です。夫であるあなたが、いちばんワクワクする道を選択すればいいんです。

 

問題に対処するときの最悪なやり方

みなさんは、何か問題に対処しなければならないときのベストなやり方と、最悪のやり方を知っていますか?

最悪のやり方は、妥協点を探る方法です。

問題を解決しようにも、様々な制約があるのが普通です。

例えば、子供が熱を出してしまった。一緒にいてあげられればいいけれど、仕事をどうしても休めない。こんなときに頼れる友人なんかいないし、実家や親戚は200kmも離れた地方に住んでいる。藁にもすがる思いで探しまわって、なんとか病児保育を見つけられた!

万事解決? いえ、うまく解決できたはずなのに、なぜかモヤモヤします。子供を病児保育に預けられたからとワクワクしながら仕事に行く親はいないでしょう。

これが、妥協点を探る方法の特徴です。「本当はこうしたいけど……」「現実問題として……」「どうしようもないから……」と、山のように諦めた結果、どっちつかずのイマイチな解答を手に入れるんです。

その場はしのげても、根本的な解決にはならないケースが圧倒的に多いので、かなりのストレスを感じます。

 

実現できるかどうかを考えちゃダメ!

一方、ベストなやり方は、未来志向です。つまり、「お、こんなふうにできたら、ワクワクしてたまらないぜ!」というアイデアをベースに、それを実現するにはどうしたらいいかを考えるんです。

ポイントは、ワクワクするアイデア(理想の未来)を考えるときに、実現できるかどうかを一切考えないこと。

幼児が「プリキュアになりたい!」とか、小学生が「宇宙飛行士になりたい!」と高らかに宣言するように、自分自身に「ガキじゃねーんだからw」とツッコミを入れつつ、本気で妄想してください。

仕事や生活上の制約を抜きにして、自分は本当はどうしたいと思っているのか?

 

みんな、そんなに働きたいの?

たとえば、あなたが、本当はもっと育児に参加したいと考えている夫だとします。

でも、現実問題として、仕事は残業が多く、通勤時間もバカにならず、家に帰り着く頃には子供たちがとっくに眠ってしまっている、という状況です。

理想の状況を考えてみましょう。

おっと、「残業がもっと減ればいい」「自宅の近くの会社に転職できればいい」なんて、小さなことを言っているようじゃ、小学生に笑われます。

そもそも、そんなアイデアでワクワクするんですか?

僕ならこう考えます。仕事なんかしたくないなぁ、と。

だってそうでしょう? 仕事なんて、しなくて済むならしないほうがいい。

みんな、そんなに働きたいんですか? 20代・30代までしかプレーできないプロ・スポーツ選手でもなければ、仕事を絶対に辞めたくない人なんて、そうそういないはずです。

もちろん、働かなければ生活ができないという事情はわかります。我が家もそうです。でも今は、実現できるかどうかを一切考えないことが大切、というルールを共有しました。

 

「自分が本当に大切にしたいもの」が認識できる

僕の「お、こんなふうにできたら、ワクワクしてたまらないぜ!」というアイデアは、仕事なんか一切せずに、子供たちの成長を見守りながら、ゆったり暮らす生活です。

子供たちと一緒に日本中を車で旅したり、世界中の景色を見せて回ったり。夏は山にこもって一ヶ月くらいテントで生活するのもいいですね。

子供たちは、いろいろなものを、どん欲に吸収します。毎日見ていると、昨日はできなかったことが、今日はできるようになるのがわかるんですよ。驚きに満ちあふれた日々。

いやーもう、考えただけでヨダレが出そう。心臓がバクバクする!

(一つだけ断っておきますが、この時点で、子供中心の生活なんて真っ平御免だぜ、と感じる方は、この方法で産後クライシスを回避することはできません。あしからず)

さて気になるのは、「こんな妄想をして、いったい何の意味があるのか」というところだと思います。

メリットは明確です。

自分が本当に大切にしたいものが、はっきりと認識できる、ということ。

僕は会社で働きたいわけでも、ましてや残業時間を減らしたいわけでもなく、子供たちと一緒にいたいんです。少なくとも、子供たちが小学生になるくらいまでは。

 

納得のいく選択ができる

大切なものがはっきりすれば、あとは行動あるのみ。

もちろん、理想そのままの生活は、宝くじでも当たらない限り不可能です。

でも僕自身は、子供たち中心の生活設計を実現できました。時間を効率よく使うために労働形態を変え、フリーエージェントになる選択もできました。

夜は、子供たちと一緒に21時過ぎには眠ります。朝4時に起床して仕事を開始し、17時頃には終わりにして、あとは家事をしたり、子供たちとの時間を過ごしたりしています。もちろん、子供たちが病気になればいつでも休めるし、妻と分担している役割もフレキシブルに交代できます。

僕自身は、会社勤めをやめることに、何の躊躇もありませんでした。そんなもん、「本当に大切にしたいもの」に比べれば、屁みたいなもんです(個人でやっていく準備をしていなかったので、不安はありましたけどね)。

稼ぎが少なくなる? 塾や習い事や学費にお金がかかる? それって本当に重要な問題なんでしょうか。一家が路頭に迷う事態ならわかりますが、やりくりでなんとかなったり、トレードオフで諦められる話ではないんでしょうか。

もちろん、フリーになるのが正解だと言っているわけはありません(現実問題として、フリーになる以外に、子供たち中心の生活する方法は少ないとは思いますが。世の中の仕組みが追いついていないんです)。

重要なのは、「自分が本当に大切にしたいもの」を認識し、心から納得のいく選択をするということ。

当然ながら、人それぞれ考え方は異なります。僕にできるのは、こういう考え方をしたらどう? という提案までです。

 

子育ては母親が中心になってやるもの、という風潮に負けるな

子育てに関する問題を本気で解決したいのなら、男性は大きく2つの制約を果敢に無視して、「自分が本当に大切にしたいもの」と向き合う必要があります。

一つは言うまでもなく、仕事の制約です。

もう一つは、言葉を選ぶのが難しいのですが、“社会の仕組み” の制約とでも言いますか。

例えば、最近、妻の仕事が忙しい事情があり、いつもは妻が担当している保育園のお迎えを、僕がやっています。

すると妻は、さっそくママ友から「最近、旦那さんがお迎えに来てるんだね」と言われるそうです。わざわざ話題にするような出来事であるわけです。

特別な事情がない限り、夫が中心になって子育てをするのは妙だ、と考えるのが、世の中の一般的な感覚です。

なぜなら、夫が中心になって子育てをするのは、今の社会の仕組みの中ではかなり大変だからです。

会社勤めをしている男性が、17時台、18時台に保育園へお迎えに行くには、多くの場合、特別待遇が必要です。ましてや育児休業するなどと言い出せば、珍しいものを見るような目で見られるわけです。

こんな社会の風潮の中にいれば、男性も女性も、子育ては母親が中心になってやるもの、と思い込みます。

 

男性はもっと、子育てがしたい! と胸を張って主張していい

子育てなんかするより、仕事をガンガンしたいという人は別です。もう、そういう人は、子供を作らないか、他人を頼れる子育て環境を整えるか、思いっきり産後クライシスに陥るか、選ぶしかないでしょう。

が、「仕事なんかしたくねー。生まれた赤ちゃんと一緒に過ごしたいよ」とわずかでも思うのなら、“未来志向” を試してみてください。

せっかく、我が子が生まれたんですよ? 好きでもない仕事なんかしていて、本当にいいんですか?

僕はもったいないと思いますけどねー。

産後クライシスが話題になるのは、若い世代の価値観に社会の仕組みが追いついていないからでしょう。この点は完全に、NHKあさイチで産後クライシスを取りあげた内田明香記者に同意です。

いまの若い男性は、仕事を頑張れば頑張るほど将来が豊かになるとは限らない時代で、家族との生活をしっかり充実させたいと思う様になっているんじゃないでしょうか? だからこそ、いま「産後クライシス」という言葉に大きな反響があった。

でもまだまだ上の世代の価値観に縛られてしまっていて、「55年体制」が生き残ってしまっている。そのせいで男性は早く帰れないとか育休が取りにくいとかつらい思いをされているんじゃないかなあと思いますね。

SYNODOS|どうして妻は不機嫌なんだ?――産後に冷え込む夫婦の愛情『産後クライシス』著者・内田明香さんインタビュー

「仕事なんかしたくねー。生まれた赤ちゃんと一緒に過ごしたいよ」という思いは、今や異端でも何でもなく、普通だと僕は思います。

男性は世の中の雰囲気に負けずに、子育てがしたい! と胸を張って主張しましょうよ。

以前詳しく書いていますが、産後クライシスは、夫が子育ての当事者になり損ねてしまうから起きます。

“産後クライシス” は原因不明の難病ではないよ。

夫であるあなたが、いちばんワクワクする道を選択すれば、産後クライシスを100%回避できます。

Share this Story
記事はいかがでしたか?
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (まだ評価はありません)
Loading...




寄金佳一 デジタル販売記事
urepia-banner3のコピー writing-bannerのコピー



話題の記事





最新記事はSNSをチェック

TOPページ サイトマップ 更新履歴