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105月

グノシーはスマホにプリインストールされてこそ真価を発揮できる

ニュースをパーソナライズして配信するサービスの『グノシー』が、auのスマートフォンにプリインストールされるようだ、というニュースが出ていました。 ※Gunosyは2014年3月にKDDIから出資を受けています。

グノシー、au夏モデル端末にプリインストール 一般ニュース機能をごっそり削除か | アプリオ

Twitterでは、「プリインうざい」という意見をけっこう見かけるんですよね。

私もいらないので、すごくよくわかるんですが。

ただ、グノシーのようなプロダクトには、これ以上のベストはないはずなんですよねー。

 

グノシーは検索キーワードを考えるのが面倒くさい人向けのプロダクト

実は私、昨年(2013年)の1月に、

「検索の次」の時代が来る|Gunosyが神速で取り組むべき2つの課題

革新的なプロダクトなので、称賛するのはイノベーターやアーリーアダプターですが、Gunosyを本当に必要としているのはアーリーマジョリティ&レイトマジョリティだという点は、意識する必要があります。

つまりGunosyは女子高生だとか、主婦だとかに使われるようになるべきプロダクトです。検索キーワードを考える手間が省けるのを手放しで歓迎する層こそ使ってもらえるようにするべきです。スマートフォンにパッケージとして組み込まれるくらいを目指してなんぼのモノでしょう。

スマートフォンにパッケージとして組み込まれるくらいを目指してなんぼのモノでしょう。」と書いております(そのとおりになったので、ちょっと嬉しい)。

「グノシーがイノベーターやアーリーアダプター向けのプロダクトではない」とはどういうことかというと、これはもうかなり初期の段階から開発元が明言していまして、

「これまでのネットでは、情報を検索する際に『キーワード』を考える必要がありましたが、これってネットリテラシーの高い人をさらに高くするためのやり方だと思うんです。『Gunosy』が目指すのは、必ずしもそうでなくて、普通の人でも有益な情報がすぐに得られる仕組みを作ることなんです」(関氏)
「精度高すぎ」と話題のニュースキュレーション『Gunosy』は、どんな設計思想で作られているのか?

そもそもグノシーの思想そのものが、検索キーワードを考えるのが面倒くさい(難しいと感じる)人向けのプロダクトになっているわけです。

だから、

こういった意見もあるんですけど、私は的外れなんじゃないかな、と思っています。

なぜなら、グノシーにとっては “スマホにプリイン” が、とりあえずのゴールと言いますか、本当の意味でのスタートラインだからなんです。

 

グノシーのauプリインストールに批判的なのはITリテラシーの高い層

グノシーがauスマホにプリインストールされると聞いて、反応するような人たちは、ITリテラシーの高い層だと推測できます。

たとえばうちの妻なんか、そもそもグノシーなんて知りませんからね。

こうした意見が出るのは、グノシーの登場をいちはやく好意的に迎えた過去があったからなんでしょうね。

でも、本当にグノシーの恩恵を受けられるのは、みなさんのようなITリテラシーの高い層ではなくて、アーリーマジョリティやレイトマジョリティだというのは、やはり事実でしょう。

だって、積極的に情報収集をする人たちにとっては、どんどん「使えないアプリ」になっていきましたよね。

 

市場の7割に必要とされるか?が本当の勝負

グノシーのようなプロダクトは、大げさに言えばGoogleやRSSフィードの代役になる可能性を秘めています。控えめに言っても、補助ツールにはなります。

目指すべきは、「Googleに肩を並べる」ような立ち位置なんです。

加えて、本当にグノシーの恩恵を受けられるアーリーマジョリティやレイトマジョリティは市場の7割を占めると言われるわけだから、やはりスマホにプリインストールが理想なんですよ。

もちろん、使わない人がいるというのはわかるんですけど(私もまず使いません)、

問題は、圧倒的大多数を占めるアーリーマジョリティやレイトマジョリティにとって、不要かどうか。

少なくとも開発元や、KDDIは、「アーリーマジョリティやレイトマジョリティに必要とされるはずだ」と判断しているわけです。

 

とはいえ……

ぶっちゃけ、成功するかどうかはわからないですけどね。

けっこう、見切り発車もいいところだと思いますよ。

「アーリーマジョリティやレイトマジョリティにはまだ早かった」という結果だってあるんじゃないでしょうか。

あるいは、「もう情報なんかイラネ」と元も子もない反応が返ってくるかも。

成功するにしても、失敗するにしても、情報爆発の時代の行く末を占う意味で示唆が多く、かなり注目です。

42月

「検索の次」の時代が来る|Gunosyが神速で取り組むべき2つの課題

Gunosyの開発元はちゃんとエゴサーチをしているみたいなので、ブログに書いても届くでしょう!

 

Gunosyには、世の中の構造を変えるかもしれないワクワク感がある

個人的には、Facebook以来のインパクトを感じています。

Facebookがもたらしたのは、リアルとインターネットの融合でした。「インターネットは匿名で利用するもの」という常識が打ち破られ、実名で発信する人が増えました。もちろん匿名が否定されたわけではなく、実名でインターネットを利用するという新しい選択肢が提供されたわけです。

特にソーシャルイノベーションの分野では、インターネット上に個人のアイデンティティを持ち込むことによって、「どんな活動をしている、どんな人間なのか」が伝わりやすくなり、より広範に協力関係を築けるようになりました。

では、Gunosyはどうか? Gunosyのようなプロダクトは、「検索の次」の時代を創る可能性を秘めています。

「Next Google ?」

Facebookが持つソーシャルグラフ、AmazonやAppleが持つ顧客情報を除き、そのほとんどの情報を掌握しているGoogleは、現時点では絶対君主です。しかしながら、栄枯盛衰は世の常、新しモノ好きなアーリーアダプターたちは、Googleに取って代わるのはどこだろう? といつも興味津々です。

より正確に表現すれば「Googleに取って代わる」ではなく、(Facebookが、匿名発信の価値を毀損することなく、実名発信という新たな選択肢をもたらしてくれたように)Google以外の情報取得の新たな選択肢をもたらしてくれるかもしれないのです。

 

「キーワードを考えるのはハードルが高い」の衝撃

Eメールから、LINEを始めとするメッセンジャーへの移行が起きているように、WEB界隈はいかに手間を減らすか、どんな些細なストレスでも排除できるか、という方向へ進んでいます。メールアドレスを指定して、件名を入力するという手間すら(特に若年層を中心に)敬遠される時代です。

「これまでのネットでは、情報を検索する際に『キーワード』を考える必要がありましたが、これってネットリテラシーの高い人をさらに高くするためのやり方だと思うんです。『Gunosy』が目指すのは、必ずしもそうでなくて、普通の人でも有益な情報がすぐに得られる仕組みを作ることなんです」(関氏)
「精度高すぎ」と話題のニュースキュレーション『Gunosy』は、どんな設計思想で作られているのか?

言われてみれば、検索キーワードを考えるのは、Eメールでメールアドレスを指定するのとは比較にならない手間です。これが省略できるとしたら、潜在的な需要は相当に大きいでしょう。

ただし、まだGunosyがGoogleと肩を並べると決まったわけではありません。Gunosyのようなキュレーション&パーソナライズシステムが飛躍するのは間違いないにしても、Gunosyには大きな欠点が2つあります。

 

Gunosy

 

提言1:はてなブックマーク依存を脱する

情報流通にGoogle登場以来の革命が起きるとしたら、ある記事の価値を、検索エンジンが一律で評価するのではなく、個人それぞれの基準で評価できるようになったときです。人によって、必要な情報、価値のある記事は違います。個人個人が自分用にカリッカリにチューニングされたGoogleを持てるようになったとき、情報流通は圧倒的に進化します。

そしてその一番手が、Gunosyのようなプロダクトであるのは、説明してきたとおりです。

この「検索の次」の世界では、SEOを意識する必要がありません。多くの人に「いいね!」される必要もありません。9999人に無視されても、ニッチな情報を必要とするたった1人に届くからです。もはやこの世界では、興味・関心で繋がるTwitterのようなソーシャルメディアすら必要ないかもしれませんね。

個人的には、ソーシャルイノベーションへの貢献を期待しています。社会を変えていくには、「やろうぜ!」という意志のある人や組織同士が有機的に繋がり、長所を活かし合える協調関係を作っていく必要があります。しかし社会貢献文脈の情報発信は影響力を持ちにくく、なかなか多くのステークホルダー(予備軍含む)に届きません。が、その情報を必要とするたった1人に届けられるようになれば、影響力を気にする必要がなくなるのです。

当WEBマガジン『Handmade Future !』の記事も、Gunosyを介して紹介されることがあります。Gunosy経由でのコンバージョンの多さは、記事にしました(Gunosyは情報収集を助けるだけではない。「ブログで食う」の実現性を高めてくれている。)。

しかしながら、Gunosyで紹介される当ブログの記事は、すべて『はてなブックマーク』で話題になったものです。先日、「俺が「Gunosy」を使わなくなったわけ」という記事で言及がありましたが、Gunosyのはてなブックマーク依存は大きいものがあります(紹介されるすべてが、はてなブックマークされた記事かどうかはわかりません。念のため)。

仮にGunosyが、はてなブックマークの人気記事を届けてくれるだけのプロダクトだったら、当然ながら情報流通に革命は起きませんし、Googleと肩を並べるのも不可能です。

「普通の人でも有益な情報がすぐに得られる」という方向性は素晴らしいものです。「検索の次」の時代を創るためにも、全力で応援したいと思います。しかしながら、“有益”の基準を見直す必要があります。すでに取り組んでいるかもしれませんが、ぜひとも期待したいと思います。

 

提言2:マジョリティを狙え

何度も言及してきたとおり、Gunosyのようなプロダクトの使命は、Googleの次の時代を創ることです。ならばGunosyが相手にするべきは、アーリーアダプターではなく、市場の7割を占めるアーリーマジョリティ&レイトマジョリティです。Google検索と同じように誰にでも使われるようになる未来こそ、目指すべき姿です。

2013-02-04_1636@IT情報マネジメントより

現状では、イノベーター〜アーリーアダプターを中心に利用されています。新しいプロダクトなので当然です。でも、これら情報に敏感な層は、Gunosyの恩恵を本当の意味では実感できません。

俺が「Gunosy」を使わなくなったわけ – 世界はあなたのもの。

先ほど言及したこちらの記事も、Gunosyがイノベーターやアーリーアダプター向けのプロダクトではない事実を示唆しています。革新的なプロダクトなので、称賛するのはイノベーターやアーリーアダプターですが、Gunosyを本当に必要としているのはアーリーマジョリティ&レイトマジョリティだという点は、意識する必要があります。

つまりGunosyは女子高生だとか、主婦だとかに使われるようになるべきプロダクトです。検索キーワードを考える手間が省けるのを手放しで歓迎する層こそ使ってもらえるようにするべきです。スマートフォンにパッケージとして組み込まれるくらいを目指してなんぼのモノでしょう。

蛇足なんですけど、女子高生や主婦に使ってもらうには、Gunosyという名前はお洒落すぎる気もしますね。まったく同じプロダクトを、「アメーバ・グノ」くらい不真面目な名前で、追加リリースしてもいいかもしれません。笑

 

Gunosyは世界を目指せ

「キュレーション&パーソナライズ」システムには本当に期待しています。その一番手であるGunosyも心から応援しています。

でも、指摘したとおり、まだまだGunosyは不完全です。確かな先見性と優れた技術力があれば、Gunosyを超えるプロダクトを生み出すことはまだまだ可能です。

GunosyがGoogleのように、どこにも隙が見当たらない盤石な存在になるのか。それとも「キュレーション&パーソナライズ」システムの草創期を彩っただけのプロダクトで終わってしまうのか。

個人的にはGunosyに世界を目指してもらいたいと思っています。

どちらにせよ、「検索の次」の時代は見えています。Google以来の情報流通革命を待ちたいと思います!

281月

Gunosyは情報収集を助けるだけではない。「ブログで食う」の実現性を高めてくれている。

昨年末に津田大介さんが、こんなことをつぶやいていたのを目撃して、



僕も同意だったのですが、ちょうど僕自身が、ブログのマネタイズに真剣に取り組みだしていたので、敢えてなにも発言しないでいました。結果を出してからじゃないと、ちょっと格好悪いですからね。(^^;)

「ブログが来る」と言える理由は、世の中の動きや、それを支えるテクノロジーが、明らかにそっちの方向へ向かっているからです。

2013年、その最たるプロダクトとして、最も注目すべきは『Gunosy』です。昨年末の時点では論理的な説明をする材料に乏しかったのですが、いよいよこれを実証する成果が出始めたので紹介します。

Gunosy(グノシー)

 

おかげさまで弊メディアは順調に成長中

ソーシャルグッドな人々の情報発信を応援するWEBマガジン『Handmade Future !』をスタートして2ヶ月が経過しました。PVは順調に伸びており、検索流入も堅調、今月は今週UPする記事の反応次第で、10万PVに届くかどうか、というところです。

そんな中、各方面からお問い合わせをいただくようになりました。この事実そのものは、驚くには値しません。というより、お問い合わせをいただくことを目的として運営しています。

ブログメディアとしてのブランディングを意識し、質の確かなコンテンツを提供していれば(つまり、当ブログのメインコンテンツである情報発信ノウハウとおりに運営していれば)、利害関係者へしっかり届けられます。興味・関心、共感や信頼を得ることができれば、購買行動や集客など、目的達成に近づけます。インバウンドマーケティングの正攻法です。

 

なぜ2ヶ月で予想を超える成果が出たのか?

とはいえ予想を超えている部分もあります。いかんせん目に見える成果が出るのが早過ぎやしないか、という点です。

インバウンドマーケティングのゴールとして、

  1. 広告商品を買っていただく
  2. ライターやWebマーケティングの仕事依頼をいただく
  3. 学生やNPO向けにプロボノの依頼をいただく

を設定しています。

そのうち、広告出稿の相談1件、ライター契約の相談1件、寄稿依頼を1件いただいています。早々に10万円/月を越えるマネタイズが可能になりそうです。さらに、『MessageLeaf』の鈴木英介さんからもコンタクトがあり、数時間お話させてもらいました。

ゼロからスタートして2ヶ月時点の成果としては、出来すぎです。マネタイズの面から言えば、少なくとも半年前後はAdSenseやAmazonアソシエイトに頼らざるを得ないと想定していました。

 

アクションしてくれる人は『Gunosy』からやってくる

コメントをくださる読者の方も含めてですが、多く耳にするのは「Gunosyで見つけました」という声です。

すべて確認したわけではないのですが、Gunosy率は少なくとも5割は超えています。これからの案件もあるので、ミーティング時に尋ねてみようと思います。

ところがGunosyからの流入というのは、全体の割合からすると1%にも満たない少なさです。

2013-01-28_1028

1%にも満たない流入が、全体の5割のコンバージョンを生み出している可能性があります。

これは驚愕の数値です。

もちろんまだスタート2ヶ月の段階ですので、半年、1年と経過してどうなるのかはわかりません。継続的にチェックして、報告していこうと思います。

 

ブログマーケティングの救世主たり得るか

開発者の方々が語るとおり、『Gunosy』のようなキュレーション&パーソナライズシステムは、検索エンジンにとって変わる可能性を秘めています。

3人が大学院で勉強していたデータマイニングの技術を駆使すれば、ソーシャル上で流通しやすいメジャーなニュースばかりではなく、「例えばサーチエンジンだと検索結果の100ページ目に掲載されているようなマイナーな情報」(福島氏)も含めて、ユーザーにとって重要な情報を取り出すことができると考えたからだ。

「これまでのネットでは、情報を検索する際に『キーワード』を考える必要がありましたが、これってネットリテラシーの高い人をさらに高くするためのやり方だと思うんです。『Gunosy』が目指すのは、必ずしもそうでなくて、普通の人でも有益な情報がすぐに得られる仕組みを作ることなんです」(関氏)

「精度高すぎ」と話題のニュースキュレーション『Gunosy』は、どんな設計思想で作られているのか? – エンジニアtype

検索結果の100ページ目に掲載されている価値ある情報を手にできるのは、もちろん受け手側のメリットでもありますが、視点を変えれば、情報を発信する側にとってもとてつもないメリットです。

特に、大衆ウケしない分野の情報発信は、活発なアクセスを得にくく、どうしてもサイトパワーを獲得しにくい問題点があります。例えば、学生の地域貢献プロジェクトでいくらブログ発信をしたところで、現状ではなかなか多くの人へは届きません。

しかし、『Gunosy』のようなシステムが進化していけば、質の高いコンテンツを提供するだけで、地域貢献プロジェクトに関心を持つ可能性が高い人へ情報を届けられるようになるのです。

 

「ブログで食う」のハードルは大きく下がった

現状の『Gunosy』では、まだ、はてなブックマークで話題になった記事だけが届いている印象があります。ニッチな分野のインバウンドマーケティングに即座に活かす、とまではいかないかもしれません。さらなる進化が期待されます。

ですが、一般的な意味では、『Gunosy』はインバウンドマーケティングの効果を飛躍的に高めています。実際に、当WEBマガジン『Handmade Future !』では、驚くような成果が出ています。

メディアとしてのブランディング、質の高いコンテンツ、コンバージョンを意識したサイト設計さえできれば、「ブログで食う」のハードルは大きく下がったと言えるはずです。

※今後も当ブログのインバウンドマーケティングの成果は、オープンに発信していきます。関心のある方は、よろしければサイドバーからEメールで購読いただくか、各種SNSアカウントをフォローください。

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