無印良品 津南キャンプ場 徹底攻略ガイド

無印良品 津南キャンプ場に何度も通っているファンが、キャンプ場の特色、設備、おすすめサイト、アウトドア教室、周辺レジャースポットを紹介します。

キャンプサイトは全エリアを解説しています。

念願の無印良品津南キャンプ場へ行ってきた!

始めて無印良品津南キャンプ場に訪れたのは、2013年6月のことです。

あの無印良品ブランドを冠するキャンプ場ということで、数年前から「行きたいなーどんなところかなー」と思っていたのですが、ちょうど子供が生まれて延期になっていたんですよ。

その子供たちも4歳と1歳半になり、今年からはキャンプにがしがし行くぞ、ということで、さっそく突撃したところ、めちゃくちゃ気に入りました。

昔ながらの自然がそのまま味わえる

無印良品ブランドのキャンプ場は2023年末時点で、3つあります。

すべて、運営する株式会社良品計画の理念にのっとって、その場の自然を最大限に活かしているため、それぞれ雰囲気が異なります。

津南 → 昔ながらの里山
南乗鞍 → 標高1,600mの高原
カンパーニャ嬬恋 → 都心から最も近くリゾート風

「里山」は現地インストラクターから直接聞いた表現なんですが、これは実感として納得。

古くからの日本らしい自然が、手つかずで残っているイメージなんですよ。

綺麗に整備されているわけでも、お洒落な雰囲気があるわけでもないんですが、すごく落ち着ける。

キャンプサイトについては、場所によってかなり表情が異なるので、後ほど詳しく紹介します。

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基本的に、造成はせず、自然の地形を活かしているため、傾斜があることも。今回はC44サイトにしましたが、テントの位置はやや傾斜していて、(マットが滑るせいで)寝ながらずり落ちていました。笑

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蛇足ですけど、日の出の様子。

6月では夜はかなり冷え込みます。このときはたぶん10度以下になったんじゃないかな。

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夜露が太陽の光に反射して、息をのむほど綺麗です。

無印良品らしく必要最小限の設備

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受付、レンタル、アウトドア教室の申し込みなど、サービス機能が集約されているセンターハウス。

右手に見えるのがレンタル棟。

ちなみに津南町は特別豪雪地帯に指定されているんですが、雪解けまではレンタル棟が屋根まで埋もれているそうです。

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センターハウスの中にはショップもあります。

キャンプ用品に加え、お馴染みの無印良品グッズも。

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センターハウス下には、子供でも楽しめる餌づり専用池もあります。

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センターハウスの背後にある、ルアー・フライ専用釣り池。

釣り上げて食べました。

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手軽に「釣った魚を締めて食べる」という貴重な経験ができるのは、小さい子供連れには嬉しいです。

実は付け合わせのアスパラも、畑で自分の手で収穫してきたもの(後ほど紹介します)。

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キャンプ場の一部です。

カナディアンカヌーやカヤック教室が開催される薬師湖。

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これといった設備は、あとはサニタリー棟くらい。

水場とトレイのみのシンプルな構成。

なお、センターハウスの近くにシャワー棟もありましたが、3分100円で水量が少ないので、気温が低いとけっこう大変な目に遭います。

夜はグンと気温が下がるので、日中のお昼寝前などに浴びるのがベターな気がします。

それから、キャンプ用品のレンタルはかなり便利なので、積極的に使ってもいいと思います。

うちは大きな車がなかったのもあって、スペースの節約になりました。

テント類は持って行ったんですが、ホワイトガソリンのクッキングストーブとランタン、椅子をレンタルしました。

キャンプサイトはB・C・Gがおすすめ

自然の地形を活かしているだけあって、キャンプサイトも場所によってまったく表情が異なります。

全体マップはこちら

平坦さとセンターハウスへの近さがウリのAエリア

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比較的平坦なサイトが多いし、センターハウスも近い。

左手に見える建物がセンターハウス。

Aエリアは、初心者向けです。

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ただ、これだけセンターハウスが近いということは、ハイシーズンには人通りが気になるはず。

サイトのプライベート感も低いので、個人的には抵抗感があります。

便利ではありますけどね。

眺望ならBエリア。ただサニタリー棟が遠く不便

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河岸段丘や苗場山が見渡せて、文句なしに景色がいいのがB29〜B34。

プライベート感も抜群。

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B32サイト。

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B32サイトからの眺望。

最高の眺めです。

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ただ、Bエリアはサニタリー棟が遠く、不便さも随一。

直線距離的にはすぐCエリアにあるんですけど、けっこうな丘を登り降りする必要があります。

それから、風が強いときは吹きさらしでどうにもならない危険あり。

自然との会話を楽しめる人向き、とでもいいますか。

バランスのいいCエリア

はじめて無印良品津南キャンプ場でキャンプをしたときは、C44サイトに2泊しました。

理由は、サニタリー棟も近く、(B29〜B34には負けるものの)そこそこ眺望もあり、プライベート感も充分で、バランスが良かったからです。

ただ、Bエリア同様、風は少し気になりました。

夜になると山伏山の方向から風が吹き下ろしてくるんですよね。

焚き火がないと外にいられない寒さでした。

眺望とプライベート感を取るならC44〜C47。

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眺めはこんな感じ。

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C46サイト。

左側にC45、C44と続く。

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テントが立っているのはC47サイト。

右手が眺望、左手が山側。

サニタリー棟への近さを取るなら、C30〜C33、C39〜C41あたり。

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またCエリアとDエリアの間には沢が流れています。

奥側が沢です。

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このあたりのサイトなら、せせらぎを聞きながら眠れます。

全体的に、不便すぎず、バランスのとれた良いエリアだと思います。

両隣のサイトに誰もいなければ、なおのびのびできます。

林に囲まれたD・Eエリア、電線が気になるFエリア

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Dエリア、Eエリアも悪くはありませんが、いまいち押しが弱い印象。

奥がDエリア。

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Eエリアはいちおう、水場が近いメリットがあります。

林に囲まれていて静かなのがポイント。

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いっぽう、Fエリアはサイトの上を(奥側のごく一部ですが)電線が通っていて、さすがにこれは気になるんですよね。

「せっかくキャンプにきているのに」という心理的ハードル。

それ以外の環境は悪くないのですが。

穴場のGエリア

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混雑時はGエリアの奥が良さそうです。

G12サイトは、実はセンターハウスのすぐ裏手。

ルアー・フライ専用池が見えて、視界が開けています。

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G12サイトは傾斜があるせいか、広め。

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G13サイト。Gエリアで一番標高が高いとのこと。

ここもプライベート感があって良い感じです。

野趣あふれるH・Jエリア

HエリアとJエリアは、薬師湖の東岸にあり、サイトの区画割りがされていないフリーサイトです。

ANNEX山伏山森林公園内にあり、車は荷物搬入時のみ進入できますが、それ以外は外の駐車場に駐めることになります。

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Hエリア。

低木に囲まれ、草木ものびのび生えています。

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Jエリアへは、橋を渡ります。

薬師湖上に突き出た岬、あるいは中の島です。

中央に炊事棟があり水場が専用で使えるので、便利ではあります。

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ただ、低木が密集しているので、広いスペースは取りにいです。

分散してテントを張れば、30人程度は余裕です。

その地の自然をそのまま活かすアウトドア教室や家族体験教室

無印良品キャンプ場がほかのキャンプ場と明らかに違うのは、アウトドア教室や家族体験教室が充実している点。

しかも、「これぞ無印良品」とばかりに、その土地にあるものを活かそうとしている印象がすごく強かったです。

例えば、朝採りアスパラ収穫&アスパラ料理に参加してきたんですけど、これは地元の農家と連携した企画だそう。

津南町で採れる美味しいものを味わってもらう中で、特別な体験をしてもらおうという趣向なんです。

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インストラクターの先導のもと、車で30分ほど移動して、着いたのがここ。

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アスパラがはえてる!

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収穫して、

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その場で素揚げして、

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うまい。本当に美味しいんですよこれが。

アスパラって、太ければ太いほど美味しいんですねー。

甘いし、みずみずしい。知らなかったよマジで。

都会だと、スジっぽさが気になるので、太めのアスパラって敬遠しがちですけど、採れたてならまったく問題ない。子供たちも先を争って食べていました。

ちなみにアスパラガスって、朝夕2回収穫するそうです。

半日でにょきにょき伸びる。

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あんまりにょきにょき伸びるので、放っておくとこんなふうになるそうです。

これでもまだ小さいくらいだとか。

僕らは観賞用植物の新芽を食べているわけですねー。

ということで、無印良品津南キャンプ場には何度も通うことになりました。

第一に、その土地にある自然をそのまま活かそうとしている姿勢がすごく気に入りました。

第二に、アウトドア教室をはじめとして、とことん津南町の豊かな自然で遊べて、飽きる気がしない。

個人的には、こども教室(森の中で隠れ家を作ろう、おかずを手に入れよう、川の源を探しあてよう、湖の探検隊、木に登ろう)がすごく気になる。

アスパラ収穫でご一緒したインストラクターによると、アスパラに匹敵するくらい参加者の反応がいいのが、トウモロコシ収穫イベントだそうです。

おまけ:周辺お楽しみスポット

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薬師湖の背後にそびえる山伏山。

急勾配ですが、ゆっくり行けば幼児でも登れます。

サンダルでなくしっかりした運動靴と、アブだかブヨだかもいるので、長袖推奨。

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山伏山のふもとの風穴……のはずが、雪!

6月なのに雪!!

シャーベット状なので、みんな滑っておりますw

強行軍で向かったところ……完全に雪に埋まってましたw

確かに冷たい空気が出ているのは感じられる、自然の神秘スポットです。

一生に一度は行きたい|豪雪・新潟県津南町の湧水『竜ヶ窪』の透明度が感動的

それから、車で30分の竜ヶ窪。

ここは余裕があるのなら絶対行くべき。

自信を持っておすすめ。