25月

あなたのライティングが未熟であるたった1つの理由(と、飛躍的に成長させるシンプルなコツ)


自分が発信したい情報を押しつけているかぎりは、決して質の高いテキストコンテンツ(記事)は書けません。子供でもわかる理屈ですが、読み手にとって価値がなければ、誰にも見向きされないからです。

 

「読み手にとっての価値」を意識できれば、学生も質の高い記事が書ける

先日、社会貢献ライター育成講座「Writing for Good」第1回セミナーの取材へ行ってきました。『オルタナ』編集部や、安藤さんが当然のように強調していたのは、読み手を意識するということでした。特に安藤さんは時間を割いて「読み手のニーズを認識してコンテンツを作成する能力が欠かせない」と説明していました。

[レポート]オルタナ編集部が語るライターの心得|社会貢献ライター育成講座「Writing for Good」第1回セミナー

また、同じ時期に、とある学生が書いたブログ記事が凄くうまくて感心したんですけど、何が良かったかというと、読み手にとっての価値をしっかり意識したコンテンツを作る感性が備わっていた点でした。自分が書きたいことを書くんじゃなく、読み手が知りたい情報を丁寧に届けられていたのです。

今、学生向けにライティングをレクチャーする準備をしています。フューチャーセンター・ウィーク2013が迫り、FutureCenterNEWS JAPANの取材を手伝ってもらうことになったからです。学生はもちろん、経験値が不足しているに決まっているんですけど、たった1点さえ気をつけてもらえれば問題ないはずだと考えています。記事の“価値”を明確に意識して書くということです。

FutureCenterNEWS JAPANのようなニッチメディアの読者層は明確です。すでにフューチャーセンターをよく知っていて、セッションに参加したことがあるか、あるいは機会があれば参加しようと思っている人たち。こういう人たちがどんなことを知りたいのか? 記事にどんな情報を盛り込めば「価値がある記事だ」と感じてもらえるのか? このあたりを意識できれば、充分な水準の記事を書けます。

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あなたのライティングが未熟なのは、読み手の存在を想像できていないから

言うまでもなく、以上3つの事例はすべて同じ内容を指摘しています。情報発信の成否、あるいはライティングの良し悪しは、読み手の存在を想像できるかどうかに掛かっています。

しっかり意味がとれる文章を書くことは、ほとんど誰にでもできます。ただ、一定水準以上のテキストコンテンツ(記事)を作れる人の数となると、大幅に減ります。両者にどんな差異があるのかというと、「自分の書きたいことを書いている」のか「読み手にとって価値のあるコンテンツに仕上げている」のかです。

 

“読み手の存在を想像する能力”は意識して取り組まなければ身につかない

文章が得意だとしても、読み手の存在を想像できない人は、職業ライターやブロガーにはなれません。また、説得力や影響力のある記事を書くことも難しいでしょう。もし質の高いのライティングスキルを身につけたいなら、たった一つ、読み手の存在を想像してください。僕自身も、読み手を想像するスキルが身につき始めてやっと、ライターとして生活できるようになりました。

これさえ身についてしまえば、文章力は後からでも、どうとでもなります。読み書きを続けていれば、文章力は着実に向上するからです。でも、読み手の存在を想像する能力は、経験上、意識して取り組まなければ身につきません。

 

ライティングを飛躍的に成長させるコツは“成果”を明確にする下準備

とは言え、書きたいことを書く独りよがりから脱するのって、難しいんですよね。僕自身、今では当たり前ですけど、20代半ばくらいまでは試行錯誤の連続でした。理屈では分かっているんですが、どうしても抜け落ちてしまうんです。

コツは、何のために記事を書くのか“成果”を明確にすること。例えば学生団体なら、新メンバー獲得という成果。NPOなら寄付獲得という成果。ビジネスなら商品購入やブランド認知度向上という成果。などなど。

学生団体のケースを考えてみましょう。新メンバー獲得という成果が明確になれば、読み手は、現状に焦っていたり、何かを成し遂げたいと考えたりしている学生だとはっきりします。

学生団体に入るような学生は、どんな情報を欲しているでしょうか。団体の価値観であったり、活動の本気度であったり、組織体制であったり。こういった基本的な検討材料もないのに、身勝手に「新メンバー募集! 入って!!」なんてやっても、無意味どころか逆効果なのは言うまでもありません。

 

目指す成果から逆算してテキストコンテンツ(記事)を構築しよう

自分自身の活動や仕事に置き換えてください。その記事を書くのは、何のためですか? 具体的にどんな成果を目指していますか?

成果が明確になれば、読者像がはっきりします。読み手がどんな情報を必要としているか、簡単に推定できます。読み手が必要としている情報がわかれば、読み手にとって価値のあるテキストコンテンツ(記事)が書けるというわけです。

学生団体のメンバー募集なら、「入って!」とやたらプッシュするだけの記事を書いてしまうのは、自分が発信したい情報を押しつけている未熟なライティング。こんな記事をいくら書いても成果は出ません。学生が知りたがっている、団体の価値観や活動の様子を伝えるレポートを交えて書くなど、読み手にとっての価値を意識できれば、質の高いライティングに近づけます。

どんなケースにも当てはまる鉄則です。どうぞ参考にしてください。

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