私がWEBマーケティングのコンサルティングを仕事にしない理由


マーケティングが成功するには、的確な戦略と同時に、取り組み(または商品やサービスなど)そのものが優れている必要があります。

私は、合理的でないプロジェクトや、ロクでもない商品を、マーケティングの力で無理やり広めたり、売ったりする気になれません。

大して効果がないので、おもしろくないし、やる意義が感じられないからです。

 

いちおうWEBマーケティングは強味です

WEBマーケティングは、ブロガーやライターとって必須スキルです。

なぜなら読まれる記事をシステマチックに量産するには、興味のある層はどれくらい存在するのか、どういうパイプで届ければいいのか、ストレスなく&興味を持って読んでもらうにはどういう編集をするべきなのかなど、マーケティング視点が欠かせないからです。

 

取り組みそのものの完成度が必須

WEBマーケティングを成功させるには、ブログやソーシャルメディア、Google検索、広告などをうまく活用するだけでなく、取り組みそのものが優れている必要があります。

ビジネスであれば、商品やサービスが優れていてこそ、マーケティングが真価を発揮するわけです。

もちろん「どんな商品でも売るのがプロのマーケターだ」という立場もあります。が、私は “結果としてどう社会を動かせるか” にしか興味がないので、例えば買った人が不満を持つ結果になるようなマーケティングは、他の人に任せたいですね。

 

優れた取り組みをしている人たちはマーケティングに手が回らないのが実情

ところが、本当の意味で “優れた取り組み” をしている人たちは、取り組みに全力を注いでいて、マーケティングなんかに時間を割いている余裕がないケースが、圧倒的に多いように感じています。

課題を感じていたとしても、マーケティングを外注しようなどと考える人は(あるいは実行できる資金的余裕がある人は)、たぶんいません。

結果的に、コンタクトがあるのは、取り組みが中途半端で、行動の優先順位の判断を誤っている方々がほとんどです。

その状況でWEB発信に力を注いでも、効果はほぼないか、あっても限定的だろうと容易に想像できるんです。マーケティングよりも先に、グループの理念を整理したり、コンテンツを作り込んだりするほうが、はるかに効率がいいですよ、と。

※例外として、学生団体がマーケティングを学びたいです、みたいな場合は、効果のあるなしに関係なく、喜んでレクチャーします。効果がないんだと知るのはいい経験になるし、単純に知識をインプットする意義はあると思うからです。

 

約9000いいね!の衝撃

asobi基地を展開する小笠原舞さんのインタビュー記事を制作したときには、衝撃を受けました。

【前編】待機児童ゼロに潜むリスク|asobi基地・小笠原 舞 “女性の権利は語るのに「こどもにとって」は議論しない日本社会”

二人の子育て中ということもあって、小笠原舞さんの活動には共感していましたし、Facebook上で見かけた待機児童ゼロに対する彼女の問題提起も、すごくおもしろく、魅力的だと思ったんです。

ただ、彼女は行動第一の現場主義なので、WEBマーケティングの知識はありません。Facebookを中心とするソーシャルパワーは持っていましたが、それだけでは友人知人の枠を超えて広く訴えるのはほとんど不可能です。

そこで私が、インタビュー記事にしましょうかと持ちかけました。ミーティングをして、多少批判を受けたとしても無視されるよりはマシ、広く訴えかけたいよねと方向性を確認し、記事の編集制作とマーケティング全般を引き受けました。

結果は驚きの約9,000いいね!。

 

いい取り組みをしている人を勝手に応援しようと決めた

小笠原舞さんの主張内容は多くの人の興味・関心を引くだろうという確信はありましたが、さすがにこれには驚きました。

元々の要素が優れていれば、あとはメディアやチャンネルを的確に活用できさえすれば、こんなにも多くの人へ届くわけです。

もうなんか、仕事でWEBマーケティングのコンサルティングをするのが、途端にばかばかしくなりました。

先ほど触れたとおり、優れた取り組みに心血を注ぐ人は、マーケティングまで頭や手が回らないケースがほとんどです。

だったら私は、「これはいいな!」と思った取り組みを、勝手に応援することにしようじゃないか、と。これが私なりの、世の中への関わり方だと思っています。

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