学生団体やNPOがFacebook発信を正しく理解するための3つの数字


ビジネスはもちろん、学生団体やNPOの活動も、いまやソーシャルメディア発信は必須です。中でもTwitterとFacebookは必ず押さえておくべきです。

とは言えソーシャルメディアは万能ツールではなく、「実現できること」と「期待できないこと」がはっきりしています。力の注ぎどころを間違えてしまうと、限られたリソースを浪費してしまう事態になりかねません。

今回は、Facebookでできること、できないこと、を正しく理解するための3つの数字を紹介します。

 

1900万人=15%

Facebook Japanの2013年2月発表によると、日本国内のFacebookのアクティブユーザ数(1ヶ月の間にログインする人の数)は1900万人です。

SNSの中では文句なしにNo.1です。

mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2013年1月最新ニールセン調査 [ITL]

一方で、日本には1億3000万人近い人々がいます。全人口から見ると、Facebookを使っているのは約15%、すなわち10人に1人か2人程度です。

家庭のインターネット普及率は7〜8割ですから、ホームページやブログで発信すれば届く情報が、Facebookのみで発信していては届かない可能性があります。

情報発信をFacebookのみに担わせるのは現実的ではありません。

 

首都圏55%

Facebookの広告マネージャによると、ユーザの45%は東京を住所に設定しています。神奈川、千葉、埼玉も加えた首都圏全体では、実に55%にもなります。東京、神奈川、千葉、埼玉を除いた43道府県で、残りの45%を分け合っているのが実情です。

すなわち、首都圏以外ではFacebookユーザ数は極端に少なくなります。先ほど10人に1人か2人と説明しましたが、地域によっては50人に1人、100人に1人という状況もあり得ます。

みなさんの活動が首都圏メインであればいいのですが、地方の場合、地域の人に情報を届ける目的でFacebookを利用するのは現実的ではありません。

逆に、地域活性など首都圏から観光客に来てほしいケースや、人材やノウハウの集まる東京の人々に注目してほしいケースでは、存分に活用できます。

 

リーチ率16%

Facebookでの発信は、フォロー(いいね!)してくれているユーザのうち、平均すると1割〜2割程度にしか見てもらえません。

あなたのFacebook書き込みは友達の16%にしか届いていない | TechCrunch Japan

これは、Facebookのニュースフィードが、親しい人や興味のある対象の投稿、話題になっている投稿を優先的に表示する仕組みになっているためです(繋がりのある全ての投稿が表示されるわけではない)。

もし、重要なお知らせをFacebookでしか発信しなかったとしたら、見られない人が多発してしまいます。絶対に避けるべきです。

また、Facebookでイベント等の集客しようとしても、これも難しいでしょう。1,000人フォロワーがいたとして、その2割である200人に投稿を見てもらうことができ、その1割の20人が興味を持っていいね!してくれたとして、最終的に実際にイベントに足を運んでくれるのは数人いるかいないか、というのがマーケティング上の常識です。

 

Facebookはソーシャルプルーフの増大とコミュニケーションに活用しよう

当WEBマガジン『Handmade Future !』もFacebookページで発信していますが、ページビューが目に見えて増えたり、直接的に収益に繋がったりという効果は一切ありません。

それでも発信を続けている理由は、第一にソーシャルプルーフの増大のためです。

ソーシャルプルーフとは – はてなキーワード
あるものに対して賛同者が多くなるにつれて、そのあるものが信頼性を持つようになること。

サイドバー右上のソーシャルカウンターにFacebookページの「いいね!」数が表示されています。1,000名を越える方々に支持していただいてるという事実が、メディアとしての信頼感に繋がります。学生団体やNPOでも同様で、活動がどれくらいの人々に注目されているか? を示す分かりやすい指標の一つになります。

もう一つの理由は、ソーシャルメディアの最大の役割である、コミュニケーションです。投稿に対して「いいね!」をもらったり、コメントを交わしたりすることで、読者の方々との距離が近くなります。また、読み手の反応をダイレクトに知れるメリットもあります。

今回紹介した3つの数字を元に、Facebook発信で「実現できること」と「期待できないこと」を整理して、みなさんの活動に活かしてください。

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