Tag: Webマーケティング

53月

メールで無差別に営業してはいけない3つの理由

私はWeb上にメールアドレスを晒しているのもあって、無差別な営業メールがけっこう来ます。たまたまでしょうが、最近特に多くて気になったので、記事にしてみました。

もし「自分の取り組みには価値がある」と自信があるのなら、無差別な営業・勧誘メールは百害あって一利なし、絶対に真似してはいけません。

 

1. 実態に関係なく価値を疑われる

送られてくる無差別営業メールは、たとえばこんな感じです。

お世話になります。ご提案させていただきます。

AQU先端テクノロジー総研 info@aqu.com nifty.com 経由

 Handmade Future
 ご担当者 様

 お世話になります。

 AQU先端テクノロジー総研と申します。

 ホームページを見させていただき、

 Handmade Future様のお仕事、SNS、コミュニティ等とビジネス的に関係があると思い、

ご提案させていただきます。ご一考いただけましたら幸いでございます。

 それでは、どうぞよろしくお願いします。

 ※SNS、コミュニティ関係会社に好評につき、Handmade Future様にも、お知らせさせていただきました。m(_ _)m

 (もしご関心ない場合には、すみません、パスしてくださってけっこうです。)

      ======= 【 ご提案 その1 】 =======

————————————————-
●『ウェアラブル新潮流、ビジネスモデル開発支援パック』
以下略

読んで即座に思うのは、「Handmade Future様のお仕事、SNS、コミュニティ等とビジネス的に関係があると思い」って、どこがどう関係あるんだよ、ということです。

何のことを言っているのか、さっぱりわかりません。つまり、中身は何もなく、それっぽいことを書いているだけだと瞬時にわかります。

これが対面の営業だったらどうでしょうか。バカにしてるのかお前は、時間を無駄にしたじゃねーか、と悪態のひとつもつきたくなります。

忘れて放置していたmixiでもきました。これは営業メールというより、ネズミ講の勧誘かもしれませんが。

初めまして!

tantan

初めまして ●●さん

コミュニティをチェックしてましたら、何か直感にピンと来るものがあり、
目に止まり気になったので、拝見させてきました!

とても意識の高い方だという印象を受けました!

もし共感するところが少しでもあれば、是非メッセージをいただければと思います!!

どうぞよろしくお願いします!!!

こちらは、より、あからさまです。

「何か直感にピンと来るものがあり」
「目に止まり気になったので」
「とても意識の高い方だという印象を受けました!」

もはや、こちらのどこに目をつけたのかさえ表現するのを放棄して、どうとでも受け取れるような、空虚この上ない文面です。

両者ともに言えることですが、10分でも使って相手を観察すれば(材料はWeb上にいくらでもある)、もう少しマシな文章が書けるはずです。

がしかし、無差別の営業メールとなると、その10分すらとれない。1件に10分もかけていたら、100件送るだけで16時間かかってしまいますから。モノにできるのが0.1%か1%かわかりませんが、割に合わないわけです。

最大の問題点は、「こんなデタラメな営業をかけるような会社の商品やサービスはロクなもんじゃない」と間違いなく思われてしまう事実でしょう。

これは、実態とは無関係です。どんなにいい取り組み・商品・サービスを提供していたとしても、無差別な営業メールは全てを台無しにしてしまいます。

 

2. 晒されるリスクがある

続いて、これは2月の運営報告でも触れたのですが、ライター依頼のメールです。

2014-03-04_1822

たいへん恐縮ですが…

にしき デンタルオフィス nishiki_dental@me.com

前略、寄金 佳一 様。
初めまして、突然申し訳ありません。
『【糖質制限】ダイエット効果だけじゃない! 実践してわかった“スゴいメリット”5』
という記事拝読させて頂きました。
あれほどの記事が書ける方には、大変失礼な依頼ですし、謝礼も小遣い程度しか
出せませんので、お気に召さなければ、返信もせず、スルーして下さい。
依頼の内容は、『背すじは伸ばすな! 』(光文社新書)を読んで頂き、巻末の
『ゼツ・ダイエット』を試して、一ヶ月以内にごく短いレポートを書いて
いただくことです。頂いた文章は、webに、「◯◯歳 主婦」という感じで、
匿名で使わせて頂きます。ですから、素人的な箇条書き程度の簡単な文章を
お願いします。秘密は守ります。ダメならダメと書いて頂いて構いません。
なお依頼料ですが、単なるweb素材ですから、2万円+税でお願いしたいと
考えています。(恥ずかしい金額で申し訳ありません)
もし、興味がおありでしたら、所定の住所に本をお送りします。

にしきデンタルオフィス
山下久明

内容を読んでいただければわかりますが、「素人だと偽って文章を書いてくれ」という依頼です。

これを無差別にメールで依頼してくる神経が、ちょっとわからないですよね。

世間におおやけになってしまったら、『背すじは伸ばすな! 』と “ゼツ・ダイエット” は、それがどんなに優れた方法論だったとしても、怪しいものだと判断されるリスクがあります。

背すじは伸ばすな! 姿勢・健康・美容の常識を覆す (光文社新書)

山下 久明 光文社 2014-01-17
売り上げランキング : 70513

by ヨメレバ

営業メールでも同じで、「あの会社、こんな酷い営業メール送ってくるんだよ」という評判は、信用を貶める以外のなにものでもありません。

ちなみに、無差別に依頼してきている、と断定している理由は、私が書いた『【糖質制限】ダイエット効果だけじゃない! 実践してわかった“スゴいメリット”5』に言及していながら、私がどういったタイプのライターなのかを理解していないのが見え見えだからです。

私は、徹底的にやりたいことしかやらない人間で、ライターとしても書きたい題材についてしか書いていません。それは各種プロフィールやSNSで明言しています。

私のポリシーを理解していれば、「こんな簡単な仕事で2万円払います」という依頼の仕方はしてこないでしょう。

たとえば “ゼツ・ダイエット” のおもしろさ、興味深さをじっくり説いてくださったら、ひょっとして興味が向いたかもしれませんね。まともな姿勢であれば、それくらい頭を捻るのが普通です。

 

3. うざい

最後の理由は、「うざい」の一言に尽きます。

Eメールでなくとも、たとえば自宅のポストに、次々にチラシが入ってきますよね。

そしてそのチラシは大抵、一瞥しただけで中身を確認することもなく、ゴミ箱に行くはずです。

「なんでわざわざ、ゴミをポストに投函してくるんだよ。オレはポストの掃除屋じゃねーぞ」

私はいつもいつもうんざりするんですけど、みなさんはいかがでしょうか。

たとえ、1,000人に1人がチラシを見て商品やサービスを買ってくれたとしても、残りの999人に不快な思いをさせてしまう。

これが無差別な営業の本質です。

もし「自分の取り組みには価値がある」と自信があるのなら、絶対に真似しないでください。

価値ある取り組み、商品、サービスなら、正攻法でも絶対に支持が広がっていきます。私でよければ相談にも乗りますし、プロボノ的にアドバイスをくれる人はいくらでもいるはずです。

259月

私がWEBマーケティングのコンサルティングを仕事にしない理由

マーケティングが成功するには、的確な戦略と同時に、取り組み(または商品やサービスなど)そのものが優れている必要があります。

私は、合理的でないプロジェクトや、ロクでもない商品を、マーケティングの力で無理やり広めたり、売ったりする気になれません。

大して効果がないので、おもしろくないし、やる意義が感じられないからです。

 

いちおうWEBマーケティングは強味です

WEBマーケティングは、ブロガーやライターとって必須スキルです。

なぜなら読まれる記事をシステマチックに量産するには、興味のある層はどれくらい存在するのか、どういうパイプで届ければいいのか、ストレスなく&興味を持って読んでもらうにはどういう編集をするべきなのかなど、マーケティング視点が欠かせないからです。

 

取り組みそのものの完成度が必須

WEBマーケティングを成功させるには、ブログやソーシャルメディア、Google検索、広告などをうまく活用するだけでなく、取り組みそのものが優れている必要があります。

ビジネスであれば、商品やサービスが優れていてこそ、マーケティングが真価を発揮するわけです。

もちろん「どんな商品でも売るのがプロのマーケターだ」という立場もあります。が、私は “結果としてどう社会を動かせるか” にしか興味がないので、例えば買った人が不満を持つ結果になるようなマーケティングは、他の人に任せたいですね。

 

優れた取り組みをしている人たちはマーケティングに手が回らないのが実情

ところが、本当の意味で “優れた取り組み” をしている人たちは、取り組みに全力を注いでいて、マーケティングなんかに時間を割いている余裕がないケースが、圧倒的に多いように感じています。

課題を感じていたとしても、マーケティングを外注しようなどと考える人は(あるいは実行できる資金的余裕がある人は)、たぶんいません。

結果的に、コンタクトがあるのは、取り組みが中途半端で、行動の優先順位の判断を誤っている方々がほとんどです。

その状況でWEB発信に力を注いでも、効果はほぼないか、あっても限定的だろうと容易に想像できるんです。マーケティングよりも先に、グループの理念を整理したり、コンテンツを作り込んだりするほうが、はるかに効率がいいですよ、と。

※例外として、学生団体がマーケティングを学びたいです、みたいな場合は、効果のあるなしに関係なく、喜んでレクチャーします。効果がないんだと知るのはいい経験になるし、単純に知識をインプットする意義はあると思うからです。

 

約9000いいね!の衝撃

asobi基地を展開する小笠原舞さんのインタビュー記事を制作したときには、衝撃を受けました。

【前編】待機児童ゼロに潜むリスク|asobi基地・小笠原 舞 “女性の権利は語るのに「こどもにとって」は議論しない日本社会”

二人の子育て中ということもあって、小笠原舞さんの活動には共感していましたし、Facebook上で見かけた待機児童ゼロに対する彼女の問題提起も、すごくおもしろく、魅力的だと思ったんです。

ただ、彼女は行動第一の現場主義なので、WEBマーケティングの知識はありません。Facebookを中心とするソーシャルパワーは持っていましたが、それだけでは友人知人の枠を超えて広く訴えるのはほとんど不可能です。

そこで私が、インタビュー記事にしましょうかと持ちかけました。ミーティングをして、多少批判を受けたとしても無視されるよりはマシ、広く訴えかけたいよねと方向性を確認し、記事の編集制作とマーケティング全般を引き受けました。

結果は驚きの約9,000いいね!。

 

いい取り組みをしている人を勝手に応援しようと決めた

小笠原舞さんの主張内容は多くの人の興味・関心を引くだろうという確信はありましたが、さすがにこれには驚きました。

元々の要素が優れていれば、あとはメディアやチャンネルを的確に活用できさえすれば、こんなにも多くの人へ届くわけです。

もうなんか、仕事でWEBマーケティングのコンサルティングをするのが、途端にばかばかしくなりました。

先ほど触れたとおり、優れた取り組みに心血を注ぐ人は、マーケティングまで頭や手が回らないケースがほとんどです。

だったら私は、「これはいいな!」と思った取り組みを、勝手に応援することにしようじゃないか、と。これが私なりの、世の中への関わり方だと思っています。

164月

mixiとLINEが1記事10万PV以上を生む衝撃

mixiはまだ終わっていない(&LINEは本当に凄かった)

『Handmade Future !』では、SNSマーケティングに関して、TwitterとFacebookに絞って紹介しています。

なぜTwitterとFcebookかと言うと、ソーシャル題材との親和性があり、学生団体やNPOが成果を出せる可能性が高く、なおかつ個人レベルでもマーケティングに利用しやすいからです。

とは言え、題材によっては、TwitterやFacebookよりも、mixiやLINEのほうが向いているケースもあります。例えば、エンターテイメント系の話題を10代〜20代の若年層に届けたい場合には、mixiやLINEのほうがはるかに有効です。

先日、mixiやLINEの衝撃的な効果を実感する機会がありました。そこで今回は、mixiとLINEにおけるマーケティングの可能性について紹介します。

学生団体やNPOでは、なかなか活用できる場面は少ないはずですが、参考までに頭に入れておいていただければと思います。

 

mixi、LINE経由で10万PV超え

個人的な話になるのですが、我が家は年間パスポートで通っているディズニーファンです。当ブログ経由の(全く別件の)問い合わせがきっかけとなり、2月頃から大手メディアの一つでディズニー記事を書いています。先週は、30周年イベントのプレスプレビューがあり、取材&記事ライティングで大忙しでした。

僕個人としては、やってて楽しいことだけを徹底的にやって、そのすべてをお金に換えていくということに挑戦しています。ディズニー取材&記事執筆もその一つです。例えば、先日は娘の誕生日で、バースデーパスポートでディズニーシーへ行ってきました。誕生日限定グッズを始め、さまざまな特典があります。ただ楽しんできただけですけど、それがそのまま取材になります。楽しめば楽しんだだけお金になる、逆に言えばどんどん楽しまなければお金を稼げないという、ある意味攻撃一辺倒なスタイルです。

ライターとしては「コアなファンだからこそ書ける」+「ブロガーとして培ったマーケティング感覚(どういう題材をどういう切り口で書けば読まれるか?)」を明確に武器と捉えています。2月〜3月に書いた記事は、mixi、LINE経由でバズらせることができ、とある記事は単体で10万PVを超えたとの報告をいただきました。

10万PVというと、おおよそHandmade Future !1ヶ月分のページビューに相当します。僕の感覚では、ブログ記事+Twitter・Facebook・はてなブックマークの組み合わせでは、1記事3万PV前後が限界です。単体で10万PVを稼ぐブログ記事が存在しないとは言いませんが、極めてハードルは高いはずです。

一時期の勢いが完全に止まり、どうにもマイナスイメージが拭えないmixiですが、いまだ他にはない価値があります。また、「凄い凄い」と言われつつ、個人レベルのマーケティングでは、なかなかその威力を実感できないLINEも、やはり評判そのままに凄かったと実感できました。

 

mixiニュース、LINEニュースの関連記事から流入

10万を超えるPVがどういう経路で生まれたかというと、mixiはmixiニュース(各メディアから配信)、LINEはLINEニュース(各メディアから配信されているlivedoorニュースからピックアップ)に取り上げられた記事の、関連記事からの流入です。

mixiニュースのトップページ

mixiニュースのトップページ

構造としては、ヤフートピックスの関連記事流入と同じです。ブログメディアを運営していると、ニュースの関連記事として、Yahoo!に記事タイトルとURLが掲載されることがあります。国内最大のポータルサイトだけあって、この威力は凄まじく、数時間で1万〜2万PVの流入があるケースもあります。

今回のディズニー記事の場合は、mixiやLINE(livedoor)に配信した記事そのものも僕が書いた記事ですが、配信した記事は転載の形になるので、PVはカウントされません。ただし、転載記事の中に関連記事としてURLを3個程度表示できます。

livedoorニュースの場合。最下部に関連記事を表示し、本サイトへ誘導できる

livedoorニュースの場合。最下部に関連記事を表示し、本サイトへ誘導できる

この関連記事流入が中心となり、10万を超えるPVが生み出されました。

パッと見た感じでは目立たないので意外に思うかもしれません。が、読み終えれば必ず別ページに遷移するので、記事下は最もアクション率が高い場所の一つです。WEBメディア運営の経験がある方ならそれほど違和感はないでしょう。

 

mixiの特殊なソーシャルグラフ

mixiでは、マーケティングの手段として、Facebookページと同じようなmixiページという機能がありますが、どうも評判はよろしくないようです。僕も20代の頃はユーザでしたけど、むしろmixiの強味は、例えば女子高生のマクドナルドでのおしゃべりのような、気の合う人たちとざっくばらんにコミュニケーションできるところにあります。

mixiニュースでは、ニュース記事を元に日記を書いたり、つぶやいたり、mixiチェックを付けたりすることができます。誰かが記事を元に日記を書けば、その人とつながりのある人がコメントを書き込んだりイイネ!をつけたりして盛り上がり、より多くの人の目に触れる結果になります。

チェック、つぶやき、日記を合計した話題数は5000以上

チェック、つぶやき、日記を合計した話題数は5000以上

「なにか一言いいたい」と思わせるような記事であれば、TwitterやFacebookと同様に大きく拡散します。TwitterやFacebookと違うのは、半匿名空間であり、またユーザ層が若い点です。笑い、エンターテイメント、ゴシップほか、「じゃがりこのフルーツ味が出た」というような話題でさえ盛り上がったりします。

また、おそらくmixi編集部が人力で選んでいる「注目のピックアップ」に取り上げられると、注目度があがり、話題にされやすくなります。人が選んでいるのは、ヤフートピックスと同じですね。どれだけmixiユーザに響くコンテンツを配信できるかが勝負になります。

 

LINEの特徴は10代〜の最も若いユーザ層

一方のLINEは、Facebookページのような公式アカウントの運用に費用がかかり、完全に企業向けになっています。続々と開設する企業が増えているところを見ると、それなりに効果はあるようです。

LINE@ 料金体系 | LINE公式の法人・ビジネスアカウントで集客

LINEの特徴として、“スマートフォン時代に合わせて設計されたSNSである”という事実が挙げられます。メールよりもストレスフリーなコミュニケーション手段を武器に、ケータイからスマホに持ち替えた10代〜の若年層に深く食い込みました。

「LINEニュース」という公式アカウントをフォローすることにより、livedoorニュースの中から編集部がピックアップした“注目ニュース”、大きな事件の速報“速報ニュース”などを受け取れます。

LINEニュースの一例

LINEニュースの一例

詳しいデータはもらっていないのですが、「LINEニュース」の“注目ニュース”で紹介されたときの流入が、とくに凄かったと聞いています。ちょうど春休み期間だった影響もあり、中学生、高校生、大学生などLINEのメインユーザに、ディズニー記事が強く響いたのだと考えられます。

 

mixiは終わった、はトレンドが終わっただけ

マーケティングをトレンドで考えるのは危険です。新しく流行っているところで露出しようとばかり考えると、視野が狭くなってしまい、実は古びたのではなく円熟味を増していて、成果を出せる場所があるのに、見落としてしまう可能性が高くなるからです。

もう一つ無視できないのは、トレンドが局所的なものになりつつある事実です。例えば、以前より減ったとはいえ、mixi内で活発にコミュニケーションしている人々は、確かに存在しています。題材によっては、無視するのはもったいないほどの勢力です(ディズニー記事で10万PVを稼ぐ手段は他にあまりない)。しかし、自分がFacebookばかりやっていてmixiを利用していなければ、まったくその事実に気がつけません。

mixiは終わったというイメージに引きずられて、mixiを選択肢から除外してしまうとしたら、たいへんもったいない結果になります。僕も今回、かなり勉強になりました。

1712月

必見。Googleが公式にAdWords広告ランクの仕組みを解説

Google検索をすると、通常の検索結果の他に、キーワードにマッチした広告が表示されます。Google Adwordsという広告システムです。

広告主はあらかじめキーワードを設定しておく。設定したキーワードでGoogle検索が行われると、広告を表示させる権利が得られる。「広告ランク」と呼ばれる独自指標によって掲載順位が決まる。もちろん上位に表示されたほうがクリックされる可能性は高い。

この『検索連動型広告』のすごいところは、その情報を必要としている可能性が高い人にだけ広告を見せられること!

通常のディスプレイ広告や、あるいはテレビCM、雑誌や新聞に載せる広告、電車の中吊り広告などは、不動産に興味のない人にもマンションの広告を見せることになるし、子供がいない人にも学習塾の広告を見せることになって効率が悪い(うえに目障り)です。

だけどGoogle Adwordsなら、上記キャプチャーのように、結婚式場を探している人にだけ結婚式場の広告を見せることができます。

実はこれ、個人でも出稿できます。1クリック50円、100円前後から可能なので、予算規模に合わせて活用できます。これだけでザクザク集客できます、というような甘い話はありませんが(マーケティングを甘く見ない!)、使い方によってはとても効果的です。

企業のマーケティング担当者はもちろん、学生からNPO、社会起業家まで、イベント集客や商品販売に携わる可能性のある方は、知っておいて損はありません。

今回、Googleが公式にAdwords広告の仕組みを解説する動画をアップしていましたので、要点を紹介したいと思います。

 

広告を上のほうに表示させるには「充分な入札単価」と「高い品質スコア」が必要

AdWords広告は、Googleで検索されたキーワードに連動して広告が表示されます。が、もし同じキーワードを設定している競合がたくさんいた場合はオークションとなります。

掲載可否、掲載順位は、『広告ランク』という指標によって決まります。広告ランクは『上限クリック単価』と『品質スコア』の2つの要素で成り立っています。

 

上限クリック単価

クリック1回について、いくらまで払う意思があるか? です。予算によって1クリック10円しか払えません、という場合と1クリック500円払えます、という場合では、当然後者のほうが有利になります。

 

品質スコア

Googleが独自に評価して決まります。「広告」「リンク先ページ」「キーワード」の3つが適切であるほど高くなり、有利になります。

具体的には、

  • ユーザがクリックしたくなる広告か?
  • リンク先のページは魅力的か?

で判断されるとのことです。

 

具体例 – 品質スコアがより重視される

上記で紹介したGoogle公式動画では、「赤い帽子」というキーワードで検索した場合の例が紹介されています。

 

サラの帽子店

  • 上限クリック単価:10円
  • 広告の文章から「帽子の魅力」がよく伝わってくる(=品質スコアが高い)
  • リンク先のページで、赤い帽子をすぐに見つけられる(=品質スコアが高い)
グローバル・ハット
  • 上限クリック単価:20円
  • 広告の文面はあまりユーザの目をひかない(=品質スコアが低い)
  • リンク先のページで、赤い帽子がすぐに見つからない(=品質スコアが低い)

 

このような両者が競合したケースでは、品質スコアが高い「サラの帽子店」のほうが上位に掲載されるとのことです。つまり「入札単価」よりも「品質スコア」のほうが重視される、というのがGoogleの説明です。

 

まとめ

Google AdWordsで広告を上のほうに表示させるには、充分な入札単価と、高い品質スコアが必要です。魅力的な文面の広告、適切なキーワード設定、そして広告やキーワードに適したリンク先ページを用意するのが、上手な運用に繋がります。

これは検索するユーザの視点に立てば当然ですね。広告はふつう邪魔なもんですが、それが必要な情報であれば有益な情報に早変わりするわけです。「お金さえあれば広告してくれるんでしょ」よりも、「いい商品やサービスだからぜひ知ってほしい!」という姿勢の人や企業に活用してほしいシステムです。

Google AdWordsの詳細情報はこちらにまとまっているようです。

AdWordsヘルプセンター
support.google.com/adwords

使い方は意外に簡単なので、興味を持った方は挑戦してみてください。

 

Googleは世界を圧倒的に変えましたよね。検索は言うにおよばず、検索連動型広告のターゲティング能力も広告の在り方を大きく変えました。Googleについて知りたい方は定番のこちらがおすすめ。Kindle版は書籍版より1330円も安くなってます。

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