Tag: トレッキング

47月

富士山の自然を満喫したいならおすすめ|須走ルート(須走口登山道)2013ガイド

富士山の須走口登山道は、吉田(河口湖)口や富士宮口とは違い、樹海から荒々しい火山の素顔まで、富士山の大自然をフルコースで満喫できる登山道です。五合目の標高が2,000mとやや低いことから、混雑も比較的ゆるく、じっくりと富士登山を味わうことができ、おすすめです。





須走ルート(須走口登山道)の特徴

・2014年は40日間のマイカー規制あり
・五合目の標高2,000m(富士宮口の2,400m、河口湖口の2,300mと比べると低い)
・富士宮口、河口湖口と比べると、混雑がゆるい
・約1,700mの高度を、約7kmかけて登る
・初心者の場合、休憩を含め、登頂まで7時間、下山3時間が目安(僕は2回目で登頂5時間半、下山2時間半)。
・五合目は樹海。六合目あたりで森林限界となり、荒々しい岩場・砂礫に変わるため、(登山者の少なさもあり)富士山の自然をフルコースで満喫できる
・登山は他ルートと比べてこれといった難所はなく、比較的に楽
・下山は「砂走り」がメイン。砂地とはいえ大きめの石がゴロゴロしている。脚力のある男性なら駆け下りられる。逆に女性や子供、シニアにとっては難所になる

 

五合目(標高2,000m)

世界文化遺産登録後、初の山開きをうけ、2013年7月2日にさっそく登ってきました。個人的には2回目ですが、やっぱり須走ルートは富士山のさまざまな表情が見られて素敵だと思ったので、紹介したいと思います。

なお、所要時間は登り5時間半、下山2時間半でした。目安としてラップタイムも書いておきます。

午前4時30頃。平日とはいえ、駐車場にはそれなりに車が駐まっていました。ただ、溢れている車はいなかったので、混雑はそれほどではないですね。
fuji_subashiri_trails01

五合目、須走口登山道の入り口。菊屋と東富士山荘があります。
fuji_subashiri_trails02

ここから6.9km、310分の表示。おそらく休憩なしでの所要時間です。
fuji_subashiri_trails03

古御岳神社の参道をすすみ、いざ出発。本殿右奥から本格的な登山道へ。
fuji_subashiri_trails04

静かな樹海の中を進む。空気がうまいし、心が落ち着く。が、はやる心を抑えきれずにペースを上げてしまうと危険。息が切れずに登れるペースを見つけて、ゆっくり黙々と。
fuji_subashiri_trails05

しばらく行くと視界が開ける場所も。
fuji_subashiri_trails06

徐々に明るくなってきました。
fuji_subashiri_trails07

このあたりの樹木は、みんな斜面に斜めに生えています。強風のせい? 不思議な光景。
fuji_subashiri_trails08

 

六合目(2,400m)

六合目の長田山荘。五合目から1時間10分。ここまで撮影で立ち止まったのみで、休憩は一切していません。
fuji_subashiri_trails09

fuji_subashiri_trails10

水分補給だけして、すぐに出発。まだ樹海を出たり入ったりの道が続きます。
fuji_subashiri_trails11

しばらくすると視界が完全に開け、山頂までくっきり見えるように。
fuji_subashiri_trails12

すでに雲の上。五合目は濃い霧が出ていたんですが、快晴。気持ちがよくて、最高に気分が乗ってきます。
fuji_subashiri_trails13

fuji_subashiri_trails14

 

本六合目(2,700m)

本六合目の瀬戸館。六合目から30分で到着(トータル1時間40分)。
fuji_subashiri_trails15

背後には山頂がドン! 長時間休憩はせず、おにぎりを1個だけ食べて出発。
fuji_subashiri_trails16

このあたりで明らかに高木が見当たらなくなってきます。森林限界でしょう。
fuji_subashiri_trails17

fuji_subashiri_trails18

 

七合目(3,090m)

七合目の太陽館へ到着。本六合目から45分(トータル2時間25分)。やはり長時間休憩はせず、水分補給と軽食のみ。
fuji_subashiri_trails19

登山道が岩場から砂礫メインへ変わります。
fuji_subashiri_trails22

標高が3,000mをこえてきたこともあり、そろそろ高山病のリスクを頭に置いておく必要が出てきます。呼吸は、腹筋を使って深く吐き切る。胸の中の空気をすべて出してしまうことで、自然に新鮮な空気を多く取り込めるからです。
fuji_subashiri_trails20

fuji_subashiri_trails21

 

本七合目(3,200m)

本七合目の見晴館。七合目から55分(トータル3時間20分)。
fuji_subashiri_trails23

fuji_subashiri_trails24

fuji_subashiri_trails26

ここでトイレ休憩。富士山のトイレはすべて有料です。
fuji_subashiri_trails25

 

八合目(3,350m)

八合目の下江戸屋。本七合目から30分(トータル3時間50分)。“皇太子殿下御宿泊所”の文字。昭和63年だそうで、皇太子は現在(平成)の天皇陛下のこと。
fuji_subashiri_trails29

fuji_subashiri_trails28

この八合目前後がかなりキツイ。砂地が柔らかく、傾斜もかなり急なので、踏みしめた足場が崩れてしまい、なかなか登っていけません。
fuji_subashiri_trails30

酸素の薄さが本格的にこたえ始めます。一歩一歩、ゆっくり着実に進むしか方法はありません。なんとか本八合目に到着。
fuji_subashiri_trails31

 

本八合目(3,400m)

本八合目には、胸突江戸屋とトモエ館があります。八合目からは20分(トータル4時間10分)。ここで吉田ルートと合流します。土日の場合は一気に登山者が増える可能性大。
fuji_subashiri_trails32

fuji_subashiri_trails33

残り1.3kmです。ここまで順調に来られて、高山病も問題ければ、登頂も見えてきます。

 

八合五勺(3,450m)

八合五勺の御来光館。本八合目から30分(トータル4時間40分)。7月2日時点では頂上の山小屋が営業していなかったので、ここが最後のトイレでした。
fuji_subashiri_trails34

山頂まで残り900m……ですが、ここからが厳しいです。空気が薄く、筋肉系の疲労も蓄積してきているので、一歩一歩が本当に重い。
fuji_subashiri_trails35

fuji_subashiri_trails36

fuji_subashiri_trails37

 

九合目(3,600m)

ついに九合目。八合五勺から35分(トータル5時間15分)。ここには山小屋はありません。
fuji_subashiri_trails38

山頂まで400m。
fuji_subashiri_trails39

最後の試練。岩場に突入です。段差が大きいので、一歩登るごとに5秒くらい休まないと、肩で息をするハメになります。それくらい空気が薄い。
fuji_subashiri_trails40

鳥居をくぐれば山頂に到着!
fuji_subashiri_trails41

 

富士山頂で見られる景色

九合目からは30分。今回はトータル5時間35分でした。山頂には浅間大社奥宮があります。
fuji_subashiri_trails42

須走・吉田ルート付近の山頂部全景。
fuji_subashiri_trails43

雲海。
fuji_subashiri_trails44

噴火口! これは感動しますよ。
fuji_subashiri_trails45

お鉢めぐりで見られる景色。
fuji_subashiri_trails46

fuji_subashiri_trails47

fuji_subashiri_trails100

 

下山道

須走ルートは、基本的には下山専用道があります。山頂から八合目まではブルドーザー道を通ります。
fuji_subashiri_trails48

fuji_subashiri_trails49

八合目〜七合目は登山道と重なる部分もあるものの、七合目からは砂走りです。
fuji_subashiri_trails50

砂走りとは言え、大きめの石がゴロゴロしているので、駆け下りるにはそれなりの脚力が必要です。たぶん足を痛めているんだろう人や、シニア世代を中心に、前に進めなくなって座り込んでいる人も見かけました。女性や子供も厳しいケースが多いと思います。
fuji_subashiri_trails51

fuji_subashiri_trails52

砂払い五合目。山頂からは2回の休憩を入れて2時間です。
fuji_subashiri_trails53

吉野屋は建て替え?の最中でした。なぜか犬が座っていたので、おもわずパチリ。
fuji_subashiri_trails54

さらに30分ほど下ります。途中からは登山道と合流。
fuji_subashiri_trails55

五合目の入り口、古御岳神社が見えてきました。
fuji_subashiri_trails56

出発時は開いていなかった本殿の扉が開いていました。
fuji_subashiri_trails57

ちなみに、砂走りを駆け下りてくると、こんなに汚れます。今回、デジタル一眼レフカメラを持って行きましたが、これはやばいと思い、途中でしまい込んでしまいました。
fuji_subashiri_trails58

【こちらの記事も一緒にどうぞ!】
初心者が日帰り富士登山を成功させるために最低限必要な準備・装備品リスト15





47月

初心者が日帰り富士登山を成功させるために最低限必要な準備リスト15

日ごろ登山はほとんどしない僕ですが、日帰り富士登山には2回中2回成功しています。もちろん余裕綽々というわけではなく、入念な下準備をしています。初心者が夏に日帰りで富士登山を成功させるために、“最低限これだけは絶対に必要”と実感しているものをすべて紹介します。





 

服装

1. ゴアテックス素材のレインウェア上下

富士山頂の気温は、真夏でも5度前後。基本的な服装は、長袖・長ズボンです。もちろん登山中は汗をかくので、下着は速乾素材のものがいいです。

問題は雨天時。富士山は独立峰で、平野の暖かい空気や冷たい空気が斜面を駆け上がるので、天気がコロコロ変わります。平野が快晴でも富士山にだけは雲がかかっている、あるいは逆に五合目が雨でも六合目まで登ると綺麗さっぱり晴れているケースもあります。雨具は絶対に欠かせません。

まず、風が強いので傘は問題外。ふつうの雨合羽、レインコートもダメです。なぜなら、汗を外に逃さず、蒸れてしまうから。サランラップを全身に巻いて運動するようなもの。雨に濡れなくても汗でずぶ濡れになります。一回ずぶ濡れになってしまうと登頂を諦めるどころか、救助を呼ばなければいけない危険すら出てきます。

少々値段は高いのですが、レインコートは必ずゴアテックス素材のものを用意してください。ゴアテックスは、完全防水なのに、内側の汗(水分)だけは外に放出するという、軽量かつコンパクトな神素材。実は日常でも重宝します。また、当然ながら風を通さないので、山頂付近での防寒着にもできます。

by カエレバ

 

2. トレッキングシューズ

富士山は火山なので、(風光明媚な遠景とは裏腹に)溶岩の石や岩・砂礫がメインの山です。足首まで覆う本格的な登山靴でなければ、絶対に怪我します。また、足首でしっかり固定することで、登りや下りでの足首周りの筋肉をサポートしてくれます。特に普段から登山していない僕らみたいな人間の足腰の弱さ、脚力不足等を補ってくれます。

fuji_trekking42

富士山の下山道の須走ルートと御殿場ルートには「砂走り」という箇所もあるのですが、ここで一気に駆け下りられるのは、登山靴が足を守り、サポートしてくれるからです。

by カエレバ

 

3. 丈夫な防風パンツ(ズボン)

富士山は吹きさらしの強風であるケースが多い山です。平地が30度以上にもなる夏には躊躇してしまいがちですが、ズボンは風を通しにくい素材を選ぶべきです。繰り返しますが山頂の気温は5度前後です。

また、バランスを崩して転倒したり、溶岩の岩のうえに座ったりするケースも考えられるので、丈夫な素材のものを選んでください。トレッキング用パンツとして売っているものが無難です。

by カエレバ

 

4. サングラス・帽子

富士山は標高が高いため、紫外線が強烈です。サングラスなしでは目を痛めます。日焼けが気になる方は、もちろん日焼け止めもあったほうがいいです。

by カエレバ

サングラスの効果をしっかり発揮するためには、ツバのある帽子も必要です。帽子は頭皮の日焼け防止にもなりますし、強風時の防寒の意味でも重宝します。

by カエレバ

 

5. トレッキンググローブ

富士山の登山道には、這って登るような岩場が点在します。必ず手を使うことになるため、丈夫なグローブが必要です。また、バランスを崩して手をつくケースも想像しておいていい範囲です。思わぬ形で手をつくと、手を切ったりしかねません。

汗をかくので、できれば速乾素材のものがいいです。僕はこれを買って富士山で使いました。文句なしの使用感でした。

by カエレバ

 

6. 胸と腰で固定できるデイパック

リュックサックは、ただ背負うだけでなく、胸と腰で固定できるものが必要です。岩場など段差を登り降りする際にズレたりブレたりすると身体に余計な負担がかかります。飲料が入るとかなり重くなるので、ちゃんと身体に固定されていないとバランスを崩して転倒する要因にもなりかねません。容量は20L〜30L程度あれば充分です。

by カエレバ

また、濡れたら困るものを持って行く場合は(僕の場合はデジタル一眼レフカメラ)、そのものをビニール袋に入れたうえで、デイパック用のレインカバーもあると便利です。

by カエレバ

 

食料

7. 水1リットル

標高が高い富士山では、気温が低く、それほど大量の汗はかきません。僕の場合、登りで500mlペットボトル1本、下りでペットボトル半分くらい飲みました。思うようにペースが上がらなかったり、いざという事態に陥ったりしたときのために、余裕を持って1.5Lほど持って行けば間違いないです。

少しでも減らしたい場合は1L程度に減らし、山小屋で調達する方法もあります。ただし、ペットボトル1本300円以上します。

 

8. おにぎりなど主食2食分

初心者の富士登山は、(吉田ルート、須走ルートの場合)登り6時間+下り3時間=9時間前後はかかります。最低でも2食分の食料は必要です。ちなみに妻と須走ルートを登ったときは往復14時間かかりました。最悪の場合は山小屋のお世話になることができますが、余裕を持って準備してください。

かさばらず消化のいいおにぎり等が候補になります。タッパーなど硬い素材のランチボックスに入れていくと、食べ物が潰れずに済みます。

 

9. 甘いもの、酸っぱいもの、携帯食料

疲労の蓄積した身体には、糖分やクエン酸&ビタミンCが染み渡ります。個人的には、スニッカーズのうまさが筆舌に尽くしがたいところです。飴やキャラメルなども、歩きながら食べられるのでいいですね。

by カエレバ

また、カロリーメイトなどの携帯食料を持っておくと、ペースがあがらず時間がかかり、食料が尽きる事態になったときに安心です。

by カエレバ

 

その他、事前準備等あれこれ

10. 懐中電灯

先ほど触れましたが、初心者の富士登山はペースが上がらずに、思いのほか長時間かかるケースもあります。早朝から登ったのに、下山が夜になってしまうケースもあります。富士山は登山道が整備されているとはいえ、ガードレールが設置されているわけではありません。懐中電灯は必ず用意してください。小型なものでOkです。

by カエレバ

夜間の登山をする前提なら、両手が空くヘッドライトがいいでしょう。

by カエレバ

 

11. ストレッチ

富士山の登山道は、溶岩の岩場地帯や、大きな石がゴロゴロしている砂礫が多く、身体が予想外の動き方をしてしまったり、バランスを崩してしまったりしやすいです。長丁場の登山なので後半は体力的に厳しくなりますし、高山病で頭痛や目まい、思考力低下などの症状が出る可能性もあります。ちょっとした弾みで思わぬ目に遭う可能性があります。

長い登山の中で単に「注意する」というだけでは片付けられない問題です。転んだり無理な体勢になったりしても、いかに被害を最小限に抑えるかを考えるべきだと個人的には考えています。

こういったリスクに対して効果的なのが、柔軟性です。身体が柔らかければ、たとえ転倒しても大けがをせずに済みます。少なくとも登山の1週間前から(できれば数ヶ月前から)毎日ストレッチをして、身体の柔軟性を高める努力をしてください。

また、下半身だけでなく、上半身もストレッチしてください。岩山を這うように登ったり、バランスをとったりと、登山は意外に全身運動です。

 

12. 自分の身体を知るための練習登山

富士山に登る前に、高尾山のような低い山でもいいので、登山の練習をするべきです。体力的には、1回や2回登山したところで、大して変わりありません。トレーニングというより、自分の身体を知るための練習登山です。

第一に、登山のペースを身体で覚えること。富士山に効率良く登頂するためには、超スローペースでいいので、立ち止まって休まずに登り続ける必要があります(酸素が薄い本八合目以上を除く)。

“ガーッと登って、息を切らせてゼイゼイ休む” を繰り返すより、肩で息をしないで済む程度の自分のペースを見つけて、休まずに登り続けるほうが遙かに速いです(また高山病のリスクも大幅に減ります)。実際、初心者で7時間、慣れている人で6時間と言われる須走ルートを、初心者の僕が5時間半で登頂できました。

第二に、高山病とうまく付き合うために、登山の呼吸法を知っておくこと。普段よりも意識して酸素を多めに身体に取り込み続ける必要があります。具体的には、大きく息を吸うのではなく、肺をからっぽにするくらいの気持ちで(腹筋まで使って)息を吐き切ります。息を出し切らないと、いくら胸に新しい空気を取り入れようとしても、入る場所が無いというわけです。

この呼吸法を意識しながら登ることができれば、高山病のリスクを大幅に減らせます。実際、5時間半で登頂した際にも、たまに軽い頭痛がした程度で済みました。

第三に、自分の身体の柔軟性や、限界を知っておくこと。これくらいなら無理できる、これ以上やったらまずい、という境目を知っておかないと、いざというときに大事故に繋がります。

僕の2回目の富士登山は2013年7月2日でしたが、これは6年ぶりでした。さすがに自分の身体の状況もわからず、登山経験も忘却の彼方なので、愛鷹山の越前岳で練習登山をしました。目の前に富士山がドンと見えて、ほんの2時間ほどで登れるので、練習にはいい山です。たった1回ですが、これでいろいろ思い出せたし、必要な装備も最終確認できました。

 

13. トレッキングシューズの試し履き

トレッキングシューズを新しく買ったのなら、絶対に試し履きをしてください。「自分の足に合っているかどうか」という基本中の基本はもちろんのこと、靴下の厚さひとつで足が痛くなったり痛くならなかったりします。トレッキングシューズの試し履きの視点からも、練習登山は必須と言えます。

トレッキングシューズは登山において命綱と言っても過言ではありません。靴ずれなんて絶対にあってはならない事態です。トレッキングシューズが使えなくなったら、富士山の登頂を諦めるどころか、下山すらできなくなります。実際に履いて山を登り下りしてみて、自分の登山靴のクセを把握したり、細かな調整をしたりして、本番に備えてください。

 

14. 余裕を持ったスケジュール

登山道にもよりますが、初心者の場合、登山・下山で9時間前後はみる必要があります。しかもこれは順調に進んだ場合で、高山病の症状が強く出たり、途中で足を痛めたりすれば、12時間以上かかるケースもザラにあります。

こうした可能性を承知のうえで、余裕を持ったスケジュールを組んでください。まず、充分な睡眠時間を確保すること。寝不足で富士登山なんて、僕だったら怖くて絶対にできません。簡単に高山病で倒れる自身があります。

次に、標準の所要時間プラス3時間程度は余裕を見てスケジュールを組むこと。例えば「●時までに戻らないとレンタカーが」というような不安要素は極力排除するべきです。焦りはトラブルを生みますし、そのために同行者に無理をさせるような事態になっては危険です。

 

15. 九合目でも諦める勇気

これは準備というより、心構えですが。初心者の登頂成功率は50%程度とも言われているそうです。

富士山の登頂成功率は? – Yahoo!知恵袋

富士山は、どんなに綿密かつ入念に準備をしても、悪条件が重なれば登頂に失敗するくらい厳しい環境の山です。逆に言えば、ズボラな準備でも、運が良ければ登頂できるケースもあるでしょう。それくらい運に左右されると考えてください。道中には、遭難者慰霊碑もありました。

fuji_trekking17

何が起きるかわかりません。たとえ九合目まで来たとしても、天候が急変したり、高山病の症状が激しくなってしまったり、怪我をしてしまったりしたら、引き返す勇気を持ってください。忙しくて滅多に挑戦できないのはわかるのですが、甘く見て大事故になってしまったら取り返しが付きませんから。

 

登頂者しか味わえない感動体験!

僕は富士山に登るメリットは、感動体験に尽きると感じています。世界文化遺産に登録された事実を持ち出すまでもなく、日本一高いですし、日本の象徴のような山なので「一回は登っておきたいよね」という理由はもちろんあるのですが、それ以上に、登頂に成功すると感激します。なぜなら、

fuji_trekking31

fuji_trekking32

fuji_trekking35

こんな絶景に出会えるからです。

何時間も掛けて、ときには高山病と付き合いながら、本当に苦労して登った先に出会う大自然の神秘は「人間ってちっぽけだなぁ」という感慨すら抱かせる威力があります。

ただ、その分、ちょっとした条件の悪化で、途端に自然の猛威が牙を剥く、厳しい環境の山でもあります。大抵の状況には耐えられるように、万全の準備が欠かせません。しっかり下準備をして、ぜひ富士登山を楽しんでください。





TOPページ サイトマップ 更新履歴