園児の発熱問題|「感染するからさっさと帰宅させろ」という心の余裕のなさは社会環境が生み出している


子供の発熱と保育園の問題は関心が高いですねー! FacebookやTwitterはもちろん、はてなブックマークでも意外なほど建設的な意見がもらえたので、ちょっとびっくりしました。

37.4℃を超えたら一律で子供を帰宅させる保育園。クレームをつける親はモンスター?

 

 
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何度で帰宅させるかは保育園によって対応が違う

色々と反応をいただいて、まず「ああ、そうなのか」と思ったのが、保育園ごとの対応の違いです。

我が家が通う保育園は37.4℃を超えたらお迎え要請がきて帰宅となりますが、中には38℃を超えないとお迎え要請が来ない保育園もあるそうです。

ここの点に関しては、保育施設を運営している会社に勤めているある方が、

確か、法律(ガイドライン)では、38度を超える場合は病児保育になるため、看護師が常駐し、換気や隔離の設備が必要になります。ですので、コストを考えると、どこも38度が現実的に保育施設で預かる限界になると思います。

と教えてくださいました。

37.5℃〜38℃はグレーゾーンで、各保育園によって対応が異なるようです。

 

換気・隔離設備があれば感染は防げる

確かに園内感染については、先の記事で言及できなかった部分だと思います。

ちょっと熱が高いくらいなら預かってよ、とは言っても、体調を崩しているのなら体内でウイルスが増殖している可能性があります。他の園児に感染させてしまう恐れが高まるわけで、他の子の親から見れば、「うちの子に感染させる前に帰宅させてよ」という意見が出てきてもおかしくありません。

いただいた意見の中に、「保育設備を整えても園児同士の感染を防げない」というものがちらほらありました。が、実際には設備を整えれば対応できます。これは僕も指摘されて調べて知ったので、とても勉強になりました。

38℃を超える病児保育の場合は、上記のとおり、換気・隔離施設と看護師が必要となるようです。

おそらく、37.5℃以上で様子を見てくれるという保育園でも、体調が悪い子は別室で休める(小学校の保健室みたいな)ような施設上の余裕があるのではないでしょうか。そう考えると我が家が通っている保育園には、物理的に保健室を用意できる余裕がないように思います。だから37.5℃ですみやかに帰宅させているのかもしれません。

また、中には看護師が常駐していて、体調を崩していても様子を見てくれる私立認可保育園もあるそうです。出張に出ているとか、物理的にどうしてもお迎えに行けない場合は重宝するでしょうね。

 

「感染したら困るからさっさと帰宅させろ」という心の余裕のなさは社会環境が生み出している

今回いただいた反応を大別すると、「そうなんだよねー。どうしたもんか」と実感を中心とする共感と、「感染するから当然だろ」的な批判的意見になるのかなーと思います。後はちらほら、建設的な提言をしている方もいらっしゃいました。

これってそのまま社会の構図に当てはまります。困っている当事者がいて、子育てに無関心・無理解な大衆がいて、課題解決のために奔走している極一部の人がいる、という。

僕は育児を割とストレスなく楽しめているんですけど、それはなぜかと考えると、(常識的にはかなり無茶をして)生活を育児に最適化しているので、外的要因をあまり気にしないで済むからです。子供が風邪を引いても大して困らないんです。収入は減りますけど、会社員のように組織に迷惑を掛けることはないので、めちゃくちゃ気が楽です。

だからこそ「感染したら困るからさっさと帰宅させろ」という意見は、目にしてはじめて「ああ、そういう人もいるだろうな」と思いました。むしろ、子供は風邪をひきまくって強くなるもんでしょ(4歳の娘で実証済み)、くらいに思ってます。まあ、論理的に説明できないんで、大きな声ではいいませんけど。笑

「感染したら困るからさっさと帰宅させろ」という心の余裕のなさは、社会環境が生み出しています。子供が発熱することが物理的、精神的な負担になるような社会なんですよね。しかも、保育園にクレームをつけなければいけないくらい追い込まれている。

僕はまだ「だからこうすればいい」という解答を持つ段階じゃないんですが、ただ今回いろいろ意見をいただいて、設備を充実させれば解決する問題ではないということはよくわかりました。保育環境の整備と共に、社会全体も動かさないといけない。

例えば育児中の親の仕事環境を変えるには、何よりも経営者が育児の負荷を正しく理解する必要がありますよね。ところが残念ながら、説明してわかってもらえるもんじゃない、という実感があります。『ノマド』というワードが話題になって新しいワークスタイルに注目が集まったように、子育てに人々が関心を持つように仕掛けていかなきゃいけないんだろうな、と考えています。

育児Men’sじゃ、ちょっと弱いですよね。もっと魅力的に見える方法がないかな。

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