42月

ブログで稼ぐ2つの基本モデル|「PV依存モデル」と「インバウンドマーケティングモデル」


ブログのマネタイズについて、2つの収益モデルを紹介したいと思います。

「ブログにおいて、PV(ページビュー)は、多ければ多いに越したことはない」

これは、言うまでもない事実です。

しかしながら、PVよりも重要な評価指標を持つブログも存在します。これらインバウンドマーケティング・モデルのブログは、1000人に見てもらうよりも、1人の利害関係者に出会うことを重視します。PVを増やす成果ばかり考えるのは、効率のいいサイト運営から遠ざかる結果になります。

自分のブログが、どのようなモデルで「お金を稼ぐ」「商品・サービスを買ってもらう」等の目的達成に近づこうとしているのか、認識できていますか? ぜひ、以下を参考にして、せっかくのブログ運営の努力を、無駄にしないようにしてください。

 

PV依存モデル

まず、ページビューのみが命! というモデルです。

PVを稼ぐことだけに注力する『PV依存モデル』は、大衆ウケする記事を大量生産するのが、最も効率の良い運営方針になります。代表格は、ゴシップ、アダルト、スキャンダルを扱う2ちゃんまとめブログや、お役立ちネタを扱うライフハック系ブログです。

 

考え方

PV依存モデルを目指す場合は、どんな記事を書こうかと頭を悩ませる前に、「大衆ウケする題材とは何なのか」を理解する必要があります。

先ほど例として挙げた2ちゃんねるまとめブログが強力なのは、誰でも気になり、誘引力が強烈な、ゴシップ、アダルト、スキャンダルを題材にできるからです。これら以上に年齢・性別・職業関係なく人を惹きつけられるネタはなかなかありません。

とはいえゴシップ、アダルト、スキャンダルを題材に記事を書くのに抵抗のある人も多いですよね。そこで、

  1. その題材に関心のある人はどれくらいいるか?
  2. 題材に関心のある層はインターネットをやるか?

を考慮して、他の題材を考えます。

野球の場合はどうでしょうか。恐らく、スポーツの中では最もファンの多い部類であるはずです。

結論を言うと、野球はPV依存モデルに最適とは言えません。なぜなら、ファンの数は充分ですが、中心的な年齢層が50歳以上と見られているからです。

巨人戦日テレ視聴率 あのテレ東に9連敗 (1/2) : J-CASTニュース

主に巨人戦を見るのはM3層(50歳以上の男性)という個人視聴率調査のデータがある。M3層に合う広告主は入れ歯安定剤、オムツ、お茶漬けなどで、

2006年の古い記事ですが、7年前で既に、ファン層の高齢化が指摘されていました。

インターネットが一般家庭に普及したと言えるようになったのは2000年前後です。この時点で40代後半〜50代だった、いわゆる団塊の世代を含め、それ以上の世代は、あまりインターネットを積極活用しようとはしません。

野球がPV依存モデルに向かないのは、ファンが多くてもページビューには繋げにくいからです。

このように考えると、ゴシップ、アダルト、スキャンダルの次に人々を惹きつけやすいのは、年齢・性別・職業等にあまり関係なく誰もが興味を持つ、食、睡眠、健康、時間の使い方などのライフハック記事という結論になります。インターネットを積極活用する世代が興味を持ちやすいITやガジェット系の題材も、比較的強いほうですね。

 

PVは題材でほぼ決まる

同じレベルの運営体制であれば、大抵のブログはライフハックブログに勝てませんし、ライフハックブログは2ちゃんねるまとめブログに勝てませんし、もっと言えば、2ちゃんねるまとめブログはアダルトサイトに勝てません。

これは、題材の持つ誘引力と、その題材に関心を持つ層の大きさによって、あらかじめ決まってしまいます。

もちろん題材が野球でも、30代40代のファンがいないわけではないので、価値のあるオリジナルコンテンツを提供できれば、それなりのページビューを獲得できるはずです。運営者の手腕によっては、大きな成果が出せるケースもあります。が、一般的には、野球ブログが2ちゃんねるまとめブログに勝つのは困難です。

 

アフィリエイトとバナー広告販売

PV依存モデルの収益は、Google AdSense等のクリック報酬、Amazonアソシエイト等のアフィリエイト報酬を受け取る方法と、自力でバナー広告を販売して利益を得る方法とに大別できます。

後者については、主にポータルサイトや大手Webメディアの収益化に使われてきた手法ですが、最近では個人ブログメディアでも取り入れるケースが出てきています。

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広告主にとっては、メディアの性格によって、細かくセグメントを分けて広告を見せられるメリットがあり、ブログメディア側にとってはGoogleやAmazonを介さずに高い収益性が得られるメリットがあります。

Handmade Future !でも1月よりバナー広告販売を開始しています。
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「収益性」と「書きたい題材」を天秤に掛ける

これから「ブログで稼ごう」と考えている方であれば、どの程度の収益を希望するのかによって題材を決めるのがベストです。1万円/月の収益ならどんな題材でも大抵は可能ですし、10万円/月以上ならライフハックに匹敵する題材でなければハードルが上がります。100万円/月クラスならアダルトサイトしかありません。

あるいはバナー広告販売を目指すのであれば、出稿してくれる企業がいるかどうかを考慮する必要があります。

  • IT、医療など専門性が高く、市場ができあがっている題材か?
  • ブログの読者層が明確で、企業側にとって広告を見せるメリットがはっきりしているか?
  • 企業側にブログメディア出稿の選択肢があるか? 又は広告予算が潤沢か?

などが基準になります。

これらを踏まえつつ、とはいえ自分の得手不得手もあるので、収益性と自分が書ける題材を天秤に掛けつつ、方針を決めていきます。

 

インバウンドマーケティングモデル

ブログでダイレクトに稼ぐのではなく、本職の仕事依頼を獲得したり、イベントに参加してもらったりして、間接的に収益を上げる方法です。

あるいはゴールを収益とせず、サークルのメンバー獲得であったり、地域の活性化であったりに繋げることも可能です。

 

考え方

記事を通じて、ブログメディアそのもの、あるいは発信元に興味関心を抱いてもらうインバウンドマーケティングモデルでは、1人の人間に行動を起こさせるような、質の高い記事を提供するのが原則です。

例えば独学でWebデザインを学んでいたとします。わからないことが出てきたのでGoogle検索をすると、問題を一発で解決してくれるすごくわかりやすい記事が見つかりました。どうやらプロのWebデザイナーが書いているブログのようです。これは役立つと思い、Googleリーダーに登録して、愛読するようになります。

この状態で、ワークショップ開催の告知を見つけたらどうでしょうか? しかも、どうしても学んでおきたいと思っていた内容だったとしたら。

こうして収益に結びつけていくのが、インバウンドマーケティングモデルです。

 

PVよりも「専門性」や「思い」が重要

インバウンドマーケティングモデルでも、PVは多いに越したことはありません。が、PVを追求すると大衆ウケする記事を量産する結果になるのは、説明してきたとおりです。

むしろ重要なのは、「この人に仕事をお願いしよう」「イベントに参加してみよう」と思わせるような専門性であったり、「この人と一緒に活動してみたい」と思わせるような信念や価値観、思い入れです。

インバウンドマーケティングモデルを目指すのならば、いつかGoogle検索で利害関係者に届くはず、という思い切りが必要です。記事を公開してほとんどアクセスがなくても気しないことです。

 

「魅力ある商品」と「商品カタログ」が必要

当然ですが、最終的に買ってもらう商品やサービス(サークルメンバー募集ならサークルそのもの、地域活性プロジェクトならプロジェクトそのもの)に魅力や価値がなければ、インバウンドマーケティングモデルは機能しません。

また、商品やサービスを販売している事実がわからなければ、購買行動へはつながりません。上記の例で言えば、ワークショップ開催の告知がなければ、永遠に収益にはつながらないわけです。

サークルのメンバー募集、地域の活性化についても同様で、「おもしろいことやってるなぁ」と思ってくれた人が、取り組みの概要や連絡先を苦労なく探せるようにしておかなければ、行動にはつながりません。

当然の話のようですが、せっかく情報発信をしているのに、成果に繋げるためのカタログをおろそかにしているケースは散見されます。心当たりのある方は、チェックしてみてください。

Handmade Future !でも、このように用意しています。
仕事の依頼
学生・NPO向け情報発信サポート

 

自身の活動に向いているモデルを見極める

PVによる収益とインバウンドマーケティングを両立しているブログももちろん存在します。これは、WEB界隈に議論を巻き起こすようなオピニオン記事を交えつつ発信している場合が顕著です。コンテンツそのものがPVを稼ぎ、なおかつ個人ブランディングにも寄与するというわけですね。

もう一つは、大衆ウケする記事と、インバウンドマーケティングのための記事を同時に発信しているケースです。それぞれに特化したモデルよりも成果が弱まるデメリットがありますが、ブログを補助ツールとして考えるのであれば、充分にアリな選択肢です。

とは言え、どちらもややハードルが高いのは事実です。自身の得意分野やキャパシティ、活動スタイルなどを考慮して、自分に合ったモデルを見極めてください。

例えば、ソーシャル(社会貢献)文脈の情報発信の場合は、関心ある人が少ないので、PV依存モデルで大きな成果を上げるのは不可能です(サーバー代を稼ぐ程度ならば可能なので、それはそれで取り組むのはアリですね)。インバウンドマーケティングモデルに特化すべき、というわけです。

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