湿潤治療の手順と経過を写真付きで紹介(擦り傷の場合)


先日、自転車で転んで、そこそこザックリ擦りむいたので、湿潤治療を実践してみました。

湿潤治療の詳細については、こちらを参照してください。

傷を消毒せず、乾かさずに、早くきれいに治す “湿潤治療” のやり方まとめ

 

1. 止血して傷を清潔に

まず、出血を止め、傷の周囲の皮膚を、ティッシュペーパーなどできれいに拭き取ります。

傷に砂などが入っている場合は、水で洗い流します。水道水でOKです。お茶などもアリだし(糖類が含まれていると痛いので止めた方がいいらしい)、流水では傷を化膿させるような細菌は存在できないため、流れている川の水でも問題ないとのこと。
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傷が小さいので、直にハイドロコロイドを貼ります。ハサミで切って、大きさを調整。30秒ほど手で押さえておくと、肌に馴染んで、剥がれなくなります。
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※滲出液が多い場合は、より吸収力の高いプライモイストをあててから固定

※ラップやプラスモイストを使用する場合は、しっかり密着させるため、傷に薄く白色ワセリンを塗る

 

2. 滲出液の量に応じて、定期的にハイドロコロイドを交換

翌日の様子。ハイドロコロイドには防水性があり、水仕事&風呂後ですが、しっかりガードしてくれています。
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剥がすと、こんな感じ。滲出液が出てます。このジュクジュクが皮膚の再生を促してくれるんですね。
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流水で洗い流して、ハイドロコロイドを交換します。

滲出液の量によって、半日から1日で交換します。ハイドロコロイドの吸収量をこえて、滲出液が澱んでしまうと、細菌が増殖してしまうためです。

また、滲出液によって周辺の皮膚が炎症を起こしてしまう可能性があるため、夏場で、サランラップ利用の場合は、もっと交換する回数を増やしたほうがいいようです。

 

3. 10日間ほどで上皮化

以下、経過のみ。2日目。
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3日目。
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4日目。傷がだいぶ小さくなったのが分かると思います。風呂上がりにボケっとしていたら乾いてしまいましたが、すぐにハイドロコロイドで覆えば、滲出液が出てきます。
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5日目。
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6日目。
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7日目。
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8日目。
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スキー場に泊まりがけの取材に行っていて9日目の写真が撮れず、10日目。これで滲出液が一切出なくなり、完全に上皮化。
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治癒後の色素沈着を防ぐためにUVカットクリームを

このあと、色素沈着を防ぎたい場合は、遮光が必要で、UVカットのクリームなどを塗っておけばいいそうです。

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治療が終了した後も、顔面などの露出部の場合は、直射日光を避けるようにする。再生したての皮膚は色素沈着を起こしやすいからだ。遮光の方法は、市販のUVカットのクリームなどでよく、顔面の場合は三ヶ月くらい続ける。

参考にしたのは、本家・夏井睦医師の『傷はぜったい消毒するな』です。

 
こちらで詳しく解説しています。
傷を消毒せず、乾かさずに、早くきれいに治す “湿潤治療” のやり方まとめ

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