NAVERまとめにパクられたらダメになるコンテンツなんか作らなければいい


まとめサイトはアイデアのパクりなど倫理が問題視されがちです。

しかしながら多くは感情論に過ぎず、誰も損はしません。

まとめレベルで充分な題材はまとめサイトに任せて、しっかり差別化を図りつつ価値あるコンテンツを作れば、まとめサイトはむしろ味方になるケースもあります。

 

パクられてダメになるコンテンツなんか作らなければいいのに

nanapiを運営する古川健介さんの発言が話題になっています。

ざっくり言うと、そこそこ読まれているNAVERまとめの記事内容が、ほとんどnanapiのコンテンツで構成されており、悩ましい、と。

この件に関する古川氏の主題と、それに対する回答は、コメント欄に凝縮されているので、関心ある方は熟読をおすすめします。

基本的にはビジネスモデルが被っているからこその問題ですよね。

これはこれでおもしろいのですが、僕自身はちょっと別の感想を持ちました。パクられてダメになるコンテンツなんか作らなければいいのに、と。

 

似た経験あり。が、問題ではなかった

実は私自身、(上記の丸パクリとは異なりますが)似たような経験があります。こちらのNAVERまとめ記事なんですが、

あの【無印良品】が運営する【キャンプ場】がスゴイらしい! – NAVER まとめ

私が書いた2記事と、

センス良すぎ! 「無印良品」が運営するキャンプ場が他と違う3つの理由(1/3) – ウレぴあ総研

たった1回キャンプに行ったら無印良品が“良品”を生み出せる理由がわかった。

無印良品キャンプ場のホームページ、それからキャンプ場へ遊びに行った方の複数のブログで構成されています。

複数ソースから引用するというNAVERの規約は守られていますが、おそらくこのまとめは、私の記事を見て思いついたのだろうな、と想像しています(アイデアレベルではパクリの可能性があると思っています)。タイトルの「らしい」という表現や、引用の順番など、いくつかの理由がありますが、一番大きいのは作成時期ですね。ウレぴあ総研の記事公開が6月15日、当メディアの記事公開が6月14日、そしてNAVERまとめの更新日が6月19日です。

でも、私は特に問題視していません。たとえソースが私の書いた記事のみであったとしても、同じように問題ないと思っています。

 

目的ベースで見れば誰も損していない

コンテンツにはそれぞれ、役割があります。

例えばウレぴあ総研に掲載した『センス良すぎ!……』という記事の役割は、“チケットぴあ” のぴあ株式会社が運営するメディアですから、レジャー需要の喚起です。また当ブログに掲載した『たった1回キャンプに行ったら……』という記事では、マーケティングやブランディング、商品開発の話をしています。当ブログでは、情報発信やマーケティングのノウハウをシェアして、ソーシャルグッドな取り組みを後押ししたいという意図があるからです。

異なるメディアに同じ “無印良品キャンプ場” という題材を取り上げて問題ないのは、言うまでもなく、両者の目的がまったく異なるからです。

この視点から、NEVERまとめ記事の目的は何でしょうか? おそらく「へぇ無印がこんなことやっているんだ」と人々の興味・関心をひく以上の役割はないはずです。つまり、PV獲得が全てです。

NEVERまとめ記事があったからと言って、ぴあ株式会社の利益が減った事実はないはずですし、当メディアを運営する私にとっても同様です。

 

まとめで充分なネタなんじゃないの?

よく耳にするのが、「頑張って取材して、文章を書いて、記事を作ったのに、まとめサイトにパクられた。何十万PVも稼いでいるし、Google検索でもまとめ記事のほうが上位にきてしまっている。労力をかけない記事が評価されてしまうのでは、やっていられない」という主張です。

でも、多くの場合、自分が作ったコンテンツと、まとめ記事の内容は、まったく同じではないはずです(完全なコピーは違法なので論外です)。レイアウトも違えば、文章量も画像の大きさも違う。

だとすれば疑わなければいけないのは、実はそのネタはまとめ記事で充分だったのではないか、という点です。コンテンツ制作者としては安易に認めたくないはずですが、くどくどと長い文章で説明されるよりも、ヘッドラインで概要さえ分かれば読み手は満足なのかもしれないわけです。

(あるいは、まとめ記事のほうが読みやすかったのかもしれません。つまりあなたのブログのデザインやレイアウト、あるいはタイトルの付け方、文章、構成が酷いということです)

だとすれば解決は簡単です。NAVERまとめにパクられて存在意義を失うようなコンテンツなんか作らなければいいんです。大きな写真で魅せる記事、詳細な説明が求められる題材、パッケージで見なければ意味をなさないコンテンツ等を扱えばいい。

 

まとめは、まとめサイトに任せておけばいいじゃない!

実は無印良品津南キャンプ場1回の取材で、もう一つ記事を公開しています(全部で3記事を書いたことになります)。

[口コミレポート]無印良品 津南キャンプ場 徹底攻略ガイド

見てのとおりの口コミレポートです。キャンプ場の特色から、設備、おすすめサイト、アウトドア教室、周辺レジャースポットまで紹介しています。実ユーザにかなり重宝していただいていて、「無印キャンプ場」「無印良品 津南キャンプ場」などのワードで、オフィシャルサイトの次に表示されています。検索流入がかなりあります。

たとえばNAVERまとめ記事を見て、「無印良品キャンプ場に行ってみようかな?」と思い立った人は、どうするでしょうか。すでに日程を考えているなど、行動の確度の高い人ほど、実際にどんな場所なのか調べようとします。あるいは他のキャンプ場と比較検討するかもしれません。

通常であれば、まずGoogle検索をして、キャンプ場の雰囲気が知れる写真や、口コミがないか探すでしょう。つまり、私が書いた記事が読まれるわけです。

 

「こういうコンテンツがあったら便利なのに」という実感をベースにする

この口コミレポート記事は、当然ながら狙って書きました。私自身が無印良品キャンプ場に興味を持ったときに、キャンプ場について知れる場所がオフィシャルサイトだけでは不充分だと感じました。体験者によるブログも、散発的で、情報量が足りませんでした。

写真を中心に、ひととおり特色、設備、おすすめサイト、アウトドア教室、周辺レジャースポットを網羅したコンテンツを制作すれば、必ず読まれるだろうという確信がありました。

ポイントは、現地の雰囲気を伝えるために、質が高く大きな写真を多用する工夫です。この点で、たとえ同様のまとめ記事が作られたとしても、優位に立てる自信があります。

 

価値あるコンテンツ、作ってる?

このように、まとめサイトとはしっかり差別化をはかり、(誰かしらの課題を解決したり、誰かを満足させられたりする)価値あるコンテンツを提供している限りは、まとめサイトは足を引っ張りませんし、ときには味方になってくれます。

パクられると反射的に反感を覚えるのは理解できますが、大半は誰も損はしておらず、感情論に過ぎません。メディアにとっての金科玉条は「価値あるコンテンツを作る」であるという事実に、もう一度目を向けるべきではないでしょうか。

記事はいかがでしたか?
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (4 件の評価, 平均 2.75)
Loading...


話題の記事