1910月

僕には公務員なんて絶対に務まらない。


みんな、子供たちや妻や大切な人よりも「公」を優先できる? 僕にはできません。

 

公務員の仕事の重さは非人間的ですらある

伊豆大島(東京都大島町)が土砂崩れの危険のなか、住民に対して避難勧告を出せなかった件で、行政のミスが指摘されています。

【伊豆大島】「過小評価」「予測甘い」 被害拡大は行政の不作為か +(1/3ページ) – MSN産経ニュース

僕は今回の台風災害で、漠然と、東日本大震災のときの感覚を思い出したんですよね。

「公務員の仕事の重さって、ほとんど非人間的なんだよな」と。

公務員というと、まるで楽な仕事の代名詞のように語る人もいるかもしれません。

僕自身、社会の中での自分の役割をうまく見つけられなかった数年前は、「公務員にでもなるか」と思っていました。

実際、転職のタイミングでは、市役所の求人を見たりもしましたね。ここになら居場所があるかもしれない、と。

とんでもないですよね。今思うと、まかり間違って採用されていなくて、本当に良かったと感じるんです。迷惑をかけるか、すぐに辞めていたに違いない。

人間として、どこを拠り所としているのか、どこにベースがあるのかと考えると、僕には公務員なんて絶対に務まらない(もちろん、公務員と言っても様々なので、職種にはよるのだと思いますが)。

 

「私」より「公」を優先するのが公務員

東日本大震災のとき、当事者となった自治体の行政関係者、そして国家公務員の方々は、それこそ不眠不休に近い状態で対応に当たったと聞いています。

公務員の中にも、家族の安否を確認できない人がたくさんいたはずです。もし安否を確認できたとしても、顔を見に帰るわけにもいかないわけです。

これって、ブラック企業どころじゃないですよね。ほとんど非人間的と言ってもいいと思う。

僕だったら100%、現場を捨てて、家族の元へ向かいますね。絶対に。間違いない。

僕は家族、とくに子供たちが最優先の人間なんです。子供たちより大切にすべきものは他に存在しない。

危機的状況、非日常的な状況に陥ったときこそ、子供たちの側にいてあげたい。

 

責任の重さは計り知れない

僕はいま現在はフリーなので、心配ありません。いくらでも、思う通りに行動できます。求める環境に落ち着いたんだよなぁとしみじみ思います。

もし会社づとめでも、多くのケースでは現場を捨てても問題ないでしょう。少なくとも、僕のキャリアの中では、僕が突然消えたからと言って、誰かが死ぬような仕事は、ありませんでした。

でも、行政に関わっていたら、そうはいかない。

大災害が起きれば、自治体の職員が対応に当たらなければならない。情報を伝えなければ避難が遅れて大惨事になる、救助が遅れれば誰かが死んでしまう、などなど。

伊豆大島の台風災害では、確かに、行政の対応や、気象庁の情報伝達に問題があったのかもしれません。改善できる点はもちろん存在するでしょう。

それとは別のところで、僕は、公務員の仕事の重さを実感せずにはいられなかったんです。

体制不備、判断ミスが、救えたかもしれない命を消してしまう結果になる。

大島町長や、現場責任者が、どれほどまじめな人だったのか、あるいは怠惰な人だったのか、僕は知りません。ただ、「自分たちがもっとうまくやっていれば死ななかったかもしれない」という十字架を背負うのは、並大抵のことではないですよ。

総人口8,000人しかいない島社会で、肩身も狭いだろうし。

自殺したりしなければいいけれど。

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