142月

WEB発信に積極的な学生のための「理想的な文章の書き方」


どうしたらうまく文章が書けるんだろう。どうしたら他人にしっかり届けられるんだろう。

文章の書き方に悩んだ経験はありませんか? 文章の書き方は、技術です。書き続けて修練を積むのは当然として、ノウハウを学べば、より上達は早くなります。

昨今、ブログやソーシャルメディアの台頭により、文章で人を説得したり、考えや思いを伝えるスキルの重要度はますます高まっています。ブログによる発信のみでライターの依頼をいただいている私の見地から、特にインターネット環境に焦点を合わせ、理想的な文章の書き方を紹介します。

 

考え方はプレゼンテーションに似ている

ブログなど、インターネットでオープンに文章で発信する場合、読み手は「見ず知らずの他人」である割合が多くなります。

ほとんど無限のようにあるWebサイトの中から、わざわざあなたのサイトに訪れてくれた誰かの状況は、わざわざ時間を割いてプレゼンテーションを聞いてくれる上司や顧客の状況に酷似しています。

つまり、のんびりと話を聞いてくれるというよりは、「いったいこの話を聞くと、自分にどんなメリットがあるんだろう?」と目を光らせているわけです。

聞く価値がないと分かれば、容赦なく話を打ち切られてしまうはずです。インターネット上の文章も同じで、要領を得なかったり、まどろっこしかったりすれば、さっさと他のWebページへ移られてしまいます。

見ず知らずの他人にじっくり腰を据えて読んでもらうためには、どんな工夫をするべきか?

インターネットにおいて、文章で他人を説得したり、考えや思いを伝えるためには、常にこの問いを頭に置いておくのが原則です。

 

1. 何の話をするのか明確にする

見ず知らずの人に話をするのに、いきなり本題から入る人はいません。何の話なのかわからなければ、聞き手も反応のしようが無いからです。

仮に主旨の分からない話を延々とされたら、ストレスが溜まりますよね。

会話なら我慢して聞いたり、主旨を問い質したりというケースがあるでしょうが、文章ではそうはいきません。Webサイトでストレスを感じれば、さっさと他のページに移ってしまいます。

インターネットでは多くの見ず知らずの他人に読まれるのだ、という事実を忘れないでください。

まずは冒頭で、文章の主旨を明確にするべきです。シンプルに「●●について書きます」と明言するのもいいでしょう。

また、問題提起はより効果的です。例えば「通勤電車はストレスが溜まりますよね」とたった一言記すだけで、通勤ラッシュの問題に言及するのだと簡単に想像できます。

 

2. 文章の価値を明確に打ち出す

プレゼンテーションにおいて、聞き手が何よりも知りたがっているのは、あなたが紹介しようとしているプロダクトや取り組みに、他にはないどんな「価値」があるのかであり、どんな課題を解消できるのかであり、私たちの日常や社会がどう変わるのかです。

文章も同様に、タイトル及び書き出しで、文章全体の「価値」をはっきり打ち出せるように努力してください。

この文章を読めばどんなメリットが得られるのかを伝えられて初めて、読み手は文章の詳細に興味を持ち、腰を落ち着けて読み進めてくれます

当記事のタイトルと書き出しも、誰がどんなメリットを得られるのか、記事全体の価値を伝えられるように意識しています。参考にしてください。

 

3. 見出しをつけ、一目で文章の内容が把握できるようにする

文章全体の価値を理解した読み手は、具体的にどのような内容が記されているのかを知ろうとします。

例えば、自身がGoogle検索で調べ物をしている状況を思い浮かべてください。検索結果の中から気になるタイトルをクリックし、記事ページへたどり着いたら、調べ物の目的が達せそうかどうか、ざっとWebページ全体を眺めるはずです。記事の具体的中身を把握せずに、いきなり頭から熟読を始める人は、まずいないでしょう。

見ず知らずの他人を説得し、あるいは考えや思いを伝えようとしているのに、「知りたかったら最後まで読め」では、横暴以外の何物でもありません。ストレスなく文章の内容を把握できるように、要約した見出しをつけるべきです。

 

4. 余計な情報は極力排除する

プレゼンテーションでは、どんなに熱心に説明をしても、聞き手が覚えていられるのは片手で数えられる程度の要素だと言われています。それどころか、優れたプレゼンターは「これだけは覚えて帰ってください」と、たった一つの事柄を強調します。

情報量を増やせば増やすほど、情報一つ一つの存在感が薄れていくのは、文章も同じです。

もちろん文章は読み返せるので、プレゼンテーションほどシビアではありませんが、Web上の文章は基本的に熟読されない(流し読みされる)事実を考えると、可能な限り脂肪をそぎ落とすにこしたことはありません。

書きたいことを書くのは、趣味の文章だけで充分です。

見ず知らずの他人を説得し、考えや思いを伝えるには、

  • 読み手にとって必要な情報かどうか?
  • 読み手に効率良く伝えるために役立つ情報かどうか?

を考え、不要な情報は極力削除してください。

 

5. 読み返し、改善する

繰り返しますが、読み手はあくまでも他人です。自分ではありません。

ここで言及している文章の目的は、他人を説得し、あるいは考えや思いを伝えることでした。

ならば当然ですが、読み手である他人の目をどれだけ意識できるかで、文章の良し悪しの大半が決まってしまいます。

とは言え、集中して文章を書いていると、客観性を失いやすいものです。

どんなに会心の文章が書けたと思っても、必ず時間を置いて見直してください。ブログならプレビュー機能を利用したり、紙に印刷したりするのも効果的です。

未熟なうちは、必ずと言っていいほど問題点が見つかるので、面倒がらずにコツコツ修正します。こうした地道な努力(あるいは逆に、怠慢)は、意外に読み手に伝わるものです。

 

たくさん読み、たくさん書く

はじめから文章のうまい人はいません。

入力と出力を繰り返す……つまり、たくさん文章を読んで、たくさん文章を書く以外に、上達の方法は存在しないのです。

今回紹介したようなノウハウは上達を早めますが、それも実践あってのこと。

文章が上手くならないと嘆く前に、上達できるほど文章を書いているのかと自問してみてください。

ノウハウを意識し、また理想だと思う文章をお手本にしながら文章を書き続ければ、必ず文章はうまくなりますよ。

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