保育士は、保育園以外でお金をもらったっていい


2016年後半より、キャンプ・アウトドアで、新しく事業を始めています。

経緯はこちらに書いていますが(需要があるのに、誰もやってなくてラッキー)、

【ご報告】キャンプ・アウトドアで事業を始めました

事業を設計するにあたって、もう一つ、頭に浮かんだことがあります。

事業を通じて、保育士に報酬を渡せれば、

「保育園でない職場でお金を稼ぐ選択肢があるんだ」
「保育園以外でお金をもらっていいんだ」

と、保育士が、気づくきっかけになるんじゃないか、ということです。

 

パパ・ママから極めて評価が高い、asobi基地キャスト

私が代表を務める、asobi基地アウトドア部では、「asobi基地キャンプ」というキャンプイベントを、年4回前後、実施しています。

メインとなる夏キャンプは、40名前後のイベントを2回実施するのですが、計80名ほどの定員が、ほぼ48時間で埋まり、10〜20組のキャンセル待ちが発生するほどの、大人気です。

人気の理由は、いくつかあるのですが、asobi基地キャストの存在が、一つ挙げられます。

asobi基地キャンプでは、必ず、保育士や、幼稚園教諭、ベビーシッターなどを中心とする、asobi基地キャストが参加します。

参加者のパパ・ママが、asobi基地キャストを評価する理由は、単に、子どもを見てくれるからではありません(asobi基地では、原則、託児を行いません。asobi基地キャンプでも、子どもの安全確保の責任者は、保護者です)。

「子どもとの接し方であったり、声掛けの仕方であったり、喧嘩の仲裁であったりに、ハッとさせられました」

「うちの子が、○○が好きだなんて、驚きました。△△な一面があるだなんて、親子だけでは気づけませんでした」

という感想が、パパ・ママから、聞かれるんです。

 

プロなのに保育園しか活躍の場がないのはもったいない

実際は、asobi基地キャストも、その場その場で、悩みながら対応しています。

が、それでもやはり、ほぼ自分の子どもしか見ないパパ&ママとは、知識と経験の “幅” が違います。

保育士というのは、対乳幼児の専門知識とスキルを持った、プロフェッショナル(もちろん、保育士以外の職種でも、同様)。

彼ら彼女たちが、保育士なら保育園しか、活躍の場がないというのは、とてももったいない!

現場に馴染まない、膨大な潜在保育士の数を考えても、それぞれにふさわしい場で、それぞれの力を発揮できるほうが、望ましいでしょう。

 

自らの手で切り拓くしかない現状

けれども、もし保育園以外の場所で、お金を稼ごうと思ったとしても、日本社会に、そういった場が、当たり前のように用意されているわけではありません。

自分で切り拓くしかないのが、現状。

もちろん、保育士が、いきなり個人事業主としてやっていけるかと言ったら、そうではないケースが、圧倒的に多いはずです。

なぜなら、専門の学校を卒業して、そのまま保育園で働き出したとしたら、マーケティング思考を覚える場が、存在しないからです。

どんなに、価値を提供できたとしても、

  • それを必要とする人がどこにいるか
  • その人たちに届けるにはどういう経路があるか
  • どのようなアプローチの仕方をすれば伝わるか

といった考え方ができなければ、自らが持つ価値を、お金に替えることができません。

 

マーケティングは意外と難しくない

状況は簡単ではありません。

が、とはいえ、学ぼうと思えば、比較的簡単に学べる内容であるのも、事実です。

なぜなら、ビジネスの基本中の基本で、コンビニだろうが、近所のスーパーだろうが、当たり前の考え方だからです。

私立の園であれば、園の経営を考えたり、父母や地域の要望に応えたりするのも、同様です。

あらためて学んでみたら、おぼろげに知っていた考え方ばかりで、

「ああ、こういうのをマーケティングと言うのね」

と、拍子抜けする人も、少なからずいそうです(特に、一般企業を経験している人は、そのような感想を持つケースが多そうです)。

 

園以外でお金をもらったっていい!

とすれば、あと足枷になるのは、保育士自身の、自己評価の低さではないでしょうか(もちろん、社会側の評価の低さに、強く影響を受けているはずです)。

asobi基地に集う保育士たちは、平日は園でみっちり働きながら、土日祝日は、asobi基地のイベントを実施したり企画したりと、いつも全力です。

そんな意識の高い人たちでも、

「自分自身に、保育園以外でお金をもらう選択肢がある」

と気づいている人は、ほとんどいないのではないか、と感じます。

可能性があるのは知っていても、それは一部の特殊能力のある人たちの特権で、自分には縁のない話と、思い込んでいるのではないか、と。

 

保育士に、保育以外で、報酬を

キャンプ・アウトドア事業を通じて、保育士に報酬を渡すことができれば、観念論ではなく、実例を見せることができます。

あるいは、体感してもらうことができます。

報酬も、マクドナルドのアルバイトレベルではなく、最低でも、日給1万円の水準で、払えるように、設計しています。

園以外で、気軽に稼げる場をつくろう、というわけです(希望者には、個人事業の作り方を、無償レクチャーもします)。

asobi基地で保育スキルを伸ばして、asobi基地キャンプでアウトドアに慣れて、保育を活かした仕事で(園以外で)報酬をもらう……という流れができてくれれば、いいなー。

価値を提供できる人は、見合った報酬をもらうべきなんですから。

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