夫婦仲がうまくいかないのは言葉足らずが原因


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今まで4,000人近い子供たちとその家族を見てきたという山本直美さんのパートナーシップについての話がおもしろかったので、シェア。例えば旦那にご飯を作ってほしかったら、そう言わなきゃ伝わるはずがないと。伝える努力をせずに「何もしてくれない」とストレスを溜めても、旦那はなぜ怒ってるのか理解できない。

これ、すっごいわかりますねー。(^^;)

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先日、「持続可能なパートナーシップってなんだろう?」をテーマに開催された『ワーキング・ペアレンツサミットVol.1』を取材してきました。

持続可能なパートナーシップってなんだろう?|ワーキング・ペアレンツサミットvol.1 レポート
持続可能なパートナーシップってなんだろう?|ワーキング・ペアレンツサミットVol.1 …

ゲストのチャイルド・ファミリーコンサルタント・山本直美氏は、元は幼稚園の教諭だったそうですが、幼稚園でどれだけ一所懸命やっても家庭の中には手が届かない事実に歯がゆさを感じて、株式会社ISCを設立。「日常的な人格形成に家庭はかかわるのに、他人は家庭の中には入りにくい。でも家庭の教育は必要なんじゃないか」との問題意識のもと、以来18年、世田谷で親と子供のための教室を開いています。

チャイルド・ファミリーコンサルタントは山本氏が作りだした概念で、認知度はそれほどでもないと思いますが、山本氏はキッザニアのプログラム監修を担った方です。イベント中の講演で、「活動の中で言葉の大切さにフォーカスしている」旨の発言があったのですが、それがなぜなのかが語られます。以下、山本氏の講演後半からの文字おこしです。

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相手が自分自身と同じことを考えていると思いすぎている

山本「人と人が関わるときに、「なんで?(怒)」って思った瞬間に負のエネルギーがでると私は思うんですね。しかも、なんでわかってもらえないのか? と思っていても、実はお互い全然違うことを考えているということが多いです。

子供たちとの関係でもそうですね。「じゃあ靴はいて、外へ散歩に行こうか」と言うと、私にとっては外=公園だったりするんですけど、子供たちにとっては道路の横の縁石を歩くとかだったりするんですよね。つまりですね、相手が自分自身と同じことを考えていると思いすぎていると私は思うんです。

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まずは相手の置かれている状況を想像するクセが必要

ファミリー・ビルディングを考えるときに、“同じ目標を持つ”ということを私は大事にしているんですけど、私は「一緒に子供をみる」というのを一つの目標にしてもいいんじゃないかと思うんです。

例えば子供にしつけをするとなったら、まず自分たちができていなきゃいけないわけです。靴を脱いだらきちんと揃えて置く。これくらいは大人もできていますかね? 私は先生の経験から、そこがこの時期の子供たちの教育に携わる人の魅力なんじゃないかなと思うんです。

例えば、「嘘をつきません」。みなさんは、どうですか? 「いじわるをしません」。さっきも後ろのテーブルで盛り上がっちゃったんですけど、結婚記念日を覚えているか試しちゃうママがいる。カレンダーに書いときゃいいんですよね。「どこ行く〜?」「なに買ってくれる?」なんてやればいいんですけど、「なんで覚えてないの(怒)」なんて文句言ったりするから話がややこしくなる。

それは意地悪と言います。私からすると。そういう意地悪をしないで、自分も意地悪をしないんだから子供にも意地悪をしないと躾けられる。

そうやって、一緒に子供を見ながら、どんなふうに育てていったらいいか、その中で、お互いが「なんで?(怒)」よりも、まずは相手の置かれている状況を(日常的に)想像するクセが必要なんじゃないかと思っています。

 

キャパシティを可視化する

パパ達の講座を開くと、だいたいパパ達の愚痴が止まらなくなるんですよ。愚痴を言うのはママだと思うかもしれませんけど、違うんです。パパ達は愚痴を言う場所がないんですね。パパ達の話を聞いて面白かったのは、「ママが怒ったり、ストレスを溜めている意味がわからない」って言うんです。ママからすると、そういう態度のパパがいるから自分が気分が悪いんだと思っていて、堂々巡りしているんです。

だから、まずはコミュニケーションの基本である“相手の状況を想像する”というのを常に頭に置いておかないといけないんじゃないかと、おすすめしています。

私はよくパパたちママたちに、キャパシティグラフというのを書かせるんです。ママはいま話したい。でもパパにそのキャパシティがないと聞けないんですよ。それは逆もしかりですね。パパが「もっと自分のこと考えてくれ」なんて言ってもですね、子育てがうまくいっていないのにそれを言われてしまうと、ママはきつくなってしまう。こうしてキャパシティを取り出して(客観的に)見てみるというのがとっても大事です。

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具体的に言わなければ伝わらない

じゃあ最後に、ちょっと考えてみましょう。パートナーが美味しいご飯を作ってくれました。さて、あなたは何と言いますか?

なに、ニヤニヤしちゃってみんな……さすがに今日は下を向いちゃう人はいないですね。当てられると思うとみんな下向いちゃいますからね。」

会場の声
「パートナーが作ってくれたことがないので、すごい! って言います」
「美味しい! ありがとう!」
「美味しいって言います」

山本「美味しい、ありがとう。いろいろ言うと思うんですけどね、これ、ご夫婦で一番よくあることなんですけど、もっと具体的に言わないと、実は相手はわからないんですよ。何が嬉しいのか、何がありがたいなと思ったのか。

子供たちにも同じことが言えて、“こういうことをしたら、こういうことをしてはいけない”とか、子供たちは概念がないんですね。だから色々なことを探求しまくっているわけですよ。例えば、「できたね」「良かったね」「すごい! いぇい!」なんて言われてもですね、子供たちは、自分の何が認められているのかがわかりません。

実は大人も同じですよね。なにが美味しかったのか。どこを具体的に褒めてくれているのか、相手はわからない。良くないときもそうですね。「もう、ほんっとわかってくれない」なんて言っても、わかんない(相手には伝わらない)です。

ぜひ覚えて帰ってください。「何を」「どこで」「感情を具体的に伝える」習慣。子供たちと接するときも同じです。「できたねー」「よくやったねー」ばかりだと、できるできないが気になる子になります。だから「こういうことをできたことがママはとっても嬉しかったよ」ときちんと伝える。上司も「ダメじゃん」だけだったら「どこが?」と頭にきませんか? パートナーシップでは具体的に言ってくれないとわからない。

 

言葉を大切に、自分らしい家庭を

もちろん察することも大事です。でも、家庭だったり、子供にも教えていくときに、言葉で伝えることは、関係も変わるということです。

パートナーがご飯を作ってくれないかもしれない。だったら、作ってみてほしいな〜とちょっと言ってみてください。「こんなのがいい」と具体的に言うといいです。カップラーメンでもいいから作ってほしいとか。作ってほしいなーと言ったのに作ってくれないと腹が立つでしょ。だから具体的に言ってみる。具体的に言うことで相手には伝わります。

パートナーにもいろんなタイプがいます。料理を作ってくれる旦那もいれば、うちの旦那はもやしを生で入れちゃうくらいですからね。何も作れないんですよね。でも最近はラーメンだと具が3種類くらい入るようになって、「あれが食べたいなー」と言うと喜んで作ってくれるようになりました。

いろんなパートナーがいます。でも、やはりね、自分らしさ、そして家庭も、自分たちしかできないことをぜひ楽しんでいただきたいと思います。その中でも私が一番大事だと思っているのは、アイデンティティ教育なんですね。日本ではとてもアイデンティティ教育が遅いと思っています。アメリカは40年前からです。それは文化的背景があって仕方がないんですが。自分らしさをどうやって作っていくかということ、オリジナリティある家庭を作っていただきたいなーと思います。

お子さんがいる方だったり、これからパートナーを選ぶ方もいると思うんですけど、「言葉を整えていくと、心も整う」と、よく、めぐちゃん(オトナノセナカの小竹めぐみさん)とも話しています。ぜひ言葉を丁寧に使っていただければと思います。

ありがとございました。」

 
※以上です。なるべく忠実に再現したつもりですが、撮影で動き回っていたせいでレコーダーに雑音が混じっており、聞き取りにくい箇所もありました。不備ありましたら申し訳ありません。なお、( )内は僕の補足です
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不器用だとしても理解し合う機会をつくる

僕も3歳と1歳の子供がいて、もちろん夫婦喧嘩もあります。大半は「言わなきゃわかんねーだろ」っていうストレスなんですよね。時には妻が生理前で怒りっぽいなんて理不尽なときもありますけど。笑

ただ、(喧嘩腰にならずにきちんと)伝えるって、肉体的・精神的に余裕がないときは、かなり労力を使うし、(我が家の場合は相手が嫌がるし)面倒なんですよね。

我が家の場合は、ある程度ためてガス抜きをする、の繰り返しですね。どうあれ理解し合う時間を作れれば問題ないとは思うんですけど、腹立つのはどうにかなりませんかねー。一生モノだと悟りを開くしかないのか(^^;)

みなさんの家庭はどうですか?

 



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