Webライティング

225月

大学で“アマチュアとプロの境目”をテーマにしたWEBライティング講座を開催しました

2013年5月20日(月)、静岡県立大学 経営情報学部 国保研究室にて、わたくし寄金が講師を務めさせていただき、WEBライティング講座を開催しました。学生14名、社会人7名と、20名をこえる方の参加があり、研究室は満員御礼となりました。

【5/20】国保ゼミフューチャーセンター内でWEBライティング講座開催 | FutureCenterNEWS JAPAN

 

徹底的に「読み手にとっての価値」だけを考えられるかどうか

テーマは、アマチュアとプロフェッショナルの境目についてです。

私は学生の頃から文章を書くのは嫌いではなく、卒業論文を担当教官に「今年一番」と評価してもらえた程度には、得意としていました。ところが、さまざまに活動はしてみたものの、文章でお金をもらうのは不可能でした。

ライティング講座と聞くと、“文章力”というワードが真っ先に浮かぶ方が多いはずです。

しかしながら、いまライターとして食べていけているのは、文章力が向上した影響ではないと断言できます。

なぜなら、学生時代の文章をいま読んでも、それほど酷い文章とは感じないからです。もちろん10年以上経過しているので、細かな点ではブラッシュアップしていますが、些細な要素でしかありません。

変わったのは、切り口です。論文なら、相手を説得するために、どんな要素を持ってくるのか。あるいはどんな見せ方をするのか。

「プロのライティングとは、読み手にとって価値のある情報を推測し、条件に沿ってコンテンツ(記事)を制作する作業である」
「実際に記事を書く際に、どんな考え方をし、具体的にどのように記事を書いているのか?」

以上の内容を、2時間弱程度で話しました。途中、読み手にとっての価値を実際に考えてみるミニ・ワークショップも挟んでいます。

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参加者のたくさんの気づき

社会人のみなさんは自分の仕事や事業で、学生たちは自分たちで動かしているプロジェクトで、それぞれ情報発信に課題を感じていたとの声を多く聞きました。

参加者のみなさんの取り組む意識の高さのお陰で、様々な気づきを得ていただくことができました。

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※クリックで拡大できます

 

学生団体やNPO、中小企業など、出張講座もいたします

今回のプログラムです。

Ⅰ. 「読み手にとって価値のあるコンテンツ」を作る重要性
Ⅰ-1 重要なのは文章力ではなく、切り口
Ⅰ-2 目的から逆算し記事を書く(実例)
Ⅰ-3 これさえできればプロライターにもブロガーにもなれる
Ⅰ-4 実際に「読み手にとっての価値」を考えてみる(ミニ・ワークショップ)

Ⅱ. 情報爆発の時代を理解する
Ⅱ-1 インターネットの普及が情報爆発を生んだ
Ⅱ-2 EメールからLINEへ移行しつつある理由
Ⅱ-3 ポスティングチラシを捨てずに読んでもらうにはどうすればいいか

Ⅲ. 具体的な記事制作のポイント
Ⅲ-1 タイトルでは記事の価値を伝える
Ⅲ-2 タイトル&書き出しで記事のすべてを伝えきる
Ⅲ-3 見出しは必須。本文の要約とする
Ⅲ-4 WEBならではの文章の工夫
Ⅲ-5 写真の効力を正しく把握する
Ⅲ-6 アクションを促さなければ意味がない

事業やプロジェクトの情報発信で、集客やメンバー獲得など、具体的な成果を出したい方向けの内容です。

「自分ではそれなりにうまく書いたつもりなのに、なぜか多くの人に届く気配がない」「そもそも、どう記事を作ればいいのかわからない」という課題を抱えている方には、ライティング技術向上のきっかけになります。

出張講座もいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

WEBライティング講師、メディア運営&コンテンツ制作アドバイザー、WEBマーケティングの依頼|寄金佳一 | Handmade Future!

25月

あなたのライティングが未熟であるたった1つの理由(と、飛躍的に成長させるシンプルなコツ)

自分が発信したい情報を押しつけているかぎりは、決して質の高いテキストコンテンツ(記事)は書けません。子供でもわかる理屈ですが、読み手にとって価値がなければ、誰にも見向きされないからです。

 

「読み手にとっての価値」を意識できれば、学生も質の高い記事が書ける

先日、社会貢献ライター育成講座「Writing for Good」第1回セミナーの取材へ行ってきました。『オルタナ』編集部や、安藤さんが当然のように強調していたのは、読み手を意識するということでした。特に安藤さんは時間を割いて「読み手のニーズを認識してコンテンツを作成する能力が欠かせない」と説明していました。

[レポート]オルタナ編集部が語るライターの心得|社会貢献ライター育成講座「Writing for Good」第1回セミナー

また、同じ時期に、とある学生が書いたブログ記事が凄くうまくて感心したんですけど、何が良かったかというと、読み手にとっての価値をしっかり意識したコンテンツを作る感性が備わっていた点でした。自分が書きたいことを書くんじゃなく、読み手が知りたい情報を丁寧に届けられていたのです。

今、学生向けにライティングをレクチャーする準備をしています。フューチャーセンター・ウィーク2013が迫り、FutureCenterNEWS JAPANの取材を手伝ってもらうことになったからです。学生はもちろん、経験値が不足しているに決まっているんですけど、たった1点さえ気をつけてもらえれば問題ないはずだと考えています。記事の“価値”を明確に意識して書くということです。

FutureCenterNEWS JAPANのようなニッチメディアの読者層は明確です。すでにフューチャーセンターをよく知っていて、セッションに参加したことがあるか、あるいは機会があれば参加しようと思っている人たち。こういう人たちがどんなことを知りたいのか? 記事にどんな情報を盛り込めば「価値がある記事だ」と感じてもらえるのか? このあたりを意識できれば、充分な水準の記事を書けます。

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あなたのライティングが未熟なのは、読み手の存在を想像できていないから

言うまでもなく、以上3つの事例はすべて同じ内容を指摘しています。情報発信の成否、あるいはライティングの良し悪しは、読み手の存在を想像できるかどうかに掛かっています。

しっかり意味がとれる文章を書くことは、ほとんど誰にでもできます。ただ、一定水準以上のテキストコンテンツ(記事)を作れる人の数となると、大幅に減ります。両者にどんな差異があるのかというと、「自分の書きたいことを書いている」のか「読み手にとって価値のあるコンテンツに仕上げている」のかです。

 

“読み手の存在を想像する能力”は意識して取り組まなければ身につかない

文章が得意だとしても、読み手の存在を想像できない人は、職業ライターやブロガーにはなれません。また、説得力や影響力のある記事を書くことも難しいでしょう。もし質の高いのライティングスキルを身につけたいなら、たった一つ、読み手の存在を想像してください。僕自身も、読み手を想像するスキルが身につき始めてやっと、ライターとして生活できるようになりました。

これさえ身についてしまえば、文章力は後からでも、どうとでもなります。読み書きを続けていれば、文章力は着実に向上するからです。でも、読み手の存在を想像する能力は、経験上、意識して取り組まなければ身につきません。

 

ライティングを飛躍的に成長させるコツは“成果”を明確にする下準備

とは言え、書きたいことを書く独りよがりから脱するのって、難しいんですよね。僕自身、今では当たり前ですけど、20代半ばくらいまでは試行錯誤の連続でした。理屈では分かっているんですが、どうしても抜け落ちてしまうんです。

コツは、何のために記事を書くのか“成果”を明確にすること。例えば学生団体なら、新メンバー獲得という成果。NPOなら寄付獲得という成果。ビジネスなら商品購入やブランド認知度向上という成果。などなど。

学生団体のケースを考えてみましょう。新メンバー獲得という成果が明確になれば、読み手は、現状に焦っていたり、何かを成し遂げたいと考えたりしている学生だとはっきりします。

学生団体に入るような学生は、どんな情報を欲しているでしょうか。団体の価値観であったり、活動の本気度であったり、組織体制であったり。こういった基本的な検討材料もないのに、身勝手に「新メンバー募集! 入って!!」なんてやっても、無意味どころか逆効果なのは言うまでもありません。

 

目指す成果から逆算してテキストコンテンツ(記事)を構築しよう

自分自身の活動や仕事に置き換えてください。その記事を書くのは、何のためですか? 具体的にどんな成果を目指していますか?

成果が明確になれば、読者像がはっきりします。読み手がどんな情報を必要としているか、簡単に推定できます。読み手が必要としている情報がわかれば、読み手にとって価値のあるテキストコンテンツ(記事)が書けるというわけです。

学生団体のメンバー募集なら、「入って!」とやたらプッシュするだけの記事を書いてしまうのは、自分が発信したい情報を押しつけている未熟なライティング。こんな記事をいくら書いても成果は出ません。学生が知りたがっている、団体の価値観や活動の様子を伝えるレポートを交えて書くなど、読み手にとっての価値を意識できれば、質の高いライティングに近づけます。

どんなケースにも当てはまる鉄則です。どうぞ参考にしてください。

142月

WEB発信に積極的な学生のための「理想的な文章の書き方」

どうしたらうまく文章が書けるんだろう。どうしたら他人にしっかり届けられるんだろう。

文章の書き方に悩んだ経験はありませんか? 文章の書き方は、技術です。書き続けて修練を積むのは当然として、ノウハウを学べば、より上達は早くなります。

昨今、ブログやソーシャルメディアの台頭により、文章で人を説得したり、考えや思いを伝えるスキルの重要度はますます高まっています。ブログによる発信のみでライターの依頼をいただいている私の見地から、特にインターネット環境に焦点を合わせ、理想的な文章の書き方を紹介します。

 

考え方はプレゼンテーションに似ている

ブログなど、インターネットでオープンに文章で発信する場合、読み手は「見ず知らずの他人」である割合が多くなります。

ほとんど無限のようにあるWebサイトの中から、わざわざあなたのサイトに訪れてくれた誰かの状況は、わざわざ時間を割いてプレゼンテーションを聞いてくれる上司や顧客の状況に酷似しています。

つまり、のんびりと話を聞いてくれるというよりは、「いったいこの話を聞くと、自分にどんなメリットがあるんだろう?」と目を光らせているわけです。

聞く価値がないと分かれば、容赦なく話を打ち切られてしまうはずです。インターネット上の文章も同じで、要領を得なかったり、まどろっこしかったりすれば、さっさと他のWebページへ移られてしまいます。

見ず知らずの他人にじっくり腰を据えて読んでもらうためには、どんな工夫をするべきか?

インターネットにおいて、文章で他人を説得したり、考えや思いを伝えるためには、常にこの問いを頭に置いておくのが原則です。

 

1. 何の話をするのか明確にする

見ず知らずの人に話をするのに、いきなり本題から入る人はいません。何の話なのかわからなければ、聞き手も反応のしようが無いからです。

仮に主旨の分からない話を延々とされたら、ストレスが溜まりますよね。

会話なら我慢して聞いたり、主旨を問い質したりというケースがあるでしょうが、文章ではそうはいきません。Webサイトでストレスを感じれば、さっさと他のページに移ってしまいます。

インターネットでは多くの見ず知らずの他人に読まれるのだ、という事実を忘れないでください。

まずは冒頭で、文章の主旨を明確にするべきです。シンプルに「●●について書きます」と明言するのもいいでしょう。

また、問題提起はより効果的です。例えば「通勤電車はストレスが溜まりますよね」とたった一言記すだけで、通勤ラッシュの問題に言及するのだと簡単に想像できます。

 

2. 文章の価値を明確に打ち出す

プレゼンテーションにおいて、聞き手が何よりも知りたがっているのは、あなたが紹介しようとしているプロダクトや取り組みに、他にはないどんな「価値」があるのかであり、どんな課題を解消できるのかであり、私たちの日常や社会がどう変わるのかです。

文章も同様に、タイトル及び書き出しで、文章全体の「価値」をはっきり打ち出せるように努力してください。

この文章を読めばどんなメリットが得られるのかを伝えられて初めて、読み手は文章の詳細に興味を持ち、腰を落ち着けて読み進めてくれます

当記事のタイトルと書き出しも、誰がどんなメリットを得られるのか、記事全体の価値を伝えられるように意識しています。参考にしてください。

 

3. 見出しをつけ、一目で文章の内容が把握できるようにする

文章全体の価値を理解した読み手は、具体的にどのような内容が記されているのかを知ろうとします。

例えば、自身がGoogle検索で調べ物をしている状況を思い浮かべてください。検索結果の中から気になるタイトルをクリックし、記事ページへたどり着いたら、調べ物の目的が達せそうかどうか、ざっとWebページ全体を眺めるはずです。記事の具体的中身を把握せずに、いきなり頭から熟読を始める人は、まずいないでしょう。

見ず知らずの他人を説得し、あるいは考えや思いを伝えようとしているのに、「知りたかったら最後まで読め」では、横暴以外の何物でもありません。ストレスなく文章の内容を把握できるように、要約した見出しをつけるべきです。

 

4. 余計な情報は極力排除する

プレゼンテーションでは、どんなに熱心に説明をしても、聞き手が覚えていられるのは片手で数えられる程度の要素だと言われています。それどころか、優れたプレゼンターは「これだけは覚えて帰ってください」と、たった一つの事柄を強調します。

情報量を増やせば増やすほど、情報一つ一つの存在感が薄れていくのは、文章も同じです。

もちろん文章は読み返せるので、プレゼンテーションほどシビアではありませんが、Web上の文章は基本的に熟読されない(流し読みされる)事実を考えると、可能な限り脂肪をそぎ落とすにこしたことはありません。

書きたいことを書くのは、趣味の文章だけで充分です。

見ず知らずの他人を説得し、考えや思いを伝えるには、

  • 読み手にとって必要な情報かどうか?
  • 読み手に効率良く伝えるために役立つ情報かどうか?

を考え、不要な情報は極力削除してください。

 

5. 読み返し、改善する

繰り返しますが、読み手はあくまでも他人です。自分ではありません。

ここで言及している文章の目的は、他人を説得し、あるいは考えや思いを伝えることでした。

ならば当然ですが、読み手である他人の目をどれだけ意識できるかで、文章の良し悪しの大半が決まってしまいます。

とは言え、集中して文章を書いていると、客観性を失いやすいものです。

どんなに会心の文章が書けたと思っても、必ず時間を置いて見直してください。ブログならプレビュー機能を利用したり、紙に印刷したりするのも効果的です。

未熟なうちは、必ずと言っていいほど問題点が見つかるので、面倒がらずにコツコツ修正します。こうした地道な努力(あるいは逆に、怠慢)は、意外に読み手に伝わるものです。

 

たくさん読み、たくさん書く

はじめから文章のうまい人はいません。

入力と出力を繰り返す……つまり、たくさん文章を読んで、たくさん文章を書く以外に、上達の方法は存在しないのです。

今回紹介したようなノウハウは上達を早めますが、それも実践あってのこと。

文章が上手くならないと嘆く前に、上達できるほど文章を書いているのかと自問してみてください。

ノウハウを意識し、また理想だと思う文章をお手本にしながら文章を書き続ければ、必ず文章はうまくなりますよ。

211月

湯水のようにオリジナルコンテンツを生み出し続けるコツ

「コンテンツは王様である」という常識を持ち出すまでもなく、ブログで最も大切なのは、いかに魅力的な記事を供給し続けるかです。

記事の魅力にも、様々な物差しがあります。誰かの課題や疑問を解消できるハウツー、専門性や速報性、エンターテイメント性。

また、オリジナリティも重要な基準になります。「●●についての情報なら、このブログだよね」と認識してもらえれば、無数のWebサイトが乱立する情報爆発の世の中において、大きな差別化となるからです。

とはいえ、オリジナルコンテンツを供給し続けるのは難しいと感じる人もいるかもしれません。

当WEBマガジン『Handmade Future !』は、原則、すべてオリジナルコンテンツで構成しています。が、ネタに困った経験はありません。なぜなら、オリジナルコンテンツを生み出す方法論を、自分の中で確立できているからです。

今回は、2ヶ月で40記事を公開、約15万PVの『Handmade Future !』を運営する視点から、オリジナルコンテンツを生み出し続けるコツを紹介したいと思います。特別なスキルは必要ありませんので、ぜひ実践してみてください。

 

1. 「自分には常識でも、他人にとっては目から鱗かもしれない」という視点を持つ

第一に、「オリジナリティ」という幻想に、必要以上に惑わされないことが重要です。自分しか知らない知識を発信しようとはしないでください。天才か、新しい分野の開拓者、時代の先駆者でない限り、それは不可能です。

希少性のある情報を見つけるには、主観的な基準で判断するのを止めるのがコツです。自分にとっては当たり前でも、他人にとっては貴重な情報だった……というケースは山ほどあります。

例えば、ちょっとした家計のやりくりだって、人気記事になるんですよ。

意外! 食材宅配サービスで年間100時間節約&家計にも優しい

10人いたら、7〜8人にとっては目新しい……というくらいの題材がお勧めです。

 

2. 本当に自分自身が得意とする分野を話題にする

「自分には常識でも、他人にとっては目から鱗」が起こりやすいのは、特に、専門的な知識や、マニアックな情報です。

例えば『Handmade Future !』では、社会貢献プロジェクトに取り組む学生や、社会起業家など、ソーシャルグッドな活動をする人々に向けて、情報発信のノウハウを中心に提供しています。

ここで言う「情報発信のノウハウ」とはWebマーケティングを指します。当然ながら、特別なものではないですし、僕だけが持っているスキルでもありません。

それでも専門知識である以上、知っている人はそれほど多くありません。学生や社会起業家に絞れば、なおさら少なくなるはずです。

情報そのものに疑いようのない価値さえあれば、自分の得意とする分野の情報をそのまま発信するだけで、希少性を獲得できるケースが多々あります。

これはビジネスに関する知識に限りません。メディアの性質によっては、アニメや映画、音楽のマニアックな見解だっていいわけです。

 

3. 自分自身のストーリーとして語る

何らかのノウハウを記事にする場合、ノウハウそのものにはオリジナリティはないと考えるべきです。大抵は同じことを考えている他人がいるんですよね。

ただし、自身の経験をもとにケーススタディ(成功事例、失敗事例)とすることでオリジナルコンテンツにできます。実例であれば信憑性が高まりますし、またストーリーがあると読み手を楽しませ、内容に入り込んでもらいやすくなるメリットもあります。

例えば、

著名人でない僕でも、1ヶ月でSNSフォロワーを300人増やせます。

ブレインストーミングって知ってる? 劇的にアイデアが出るようになるミーティングのやり方

などは、それぞれソーシャルメディア運用の知識、ブレインストーミングの方法論にはオリジナリティはありませんが、僕自身の経験を元に書いているので、まず他メディアでは読めない記事になっているはずです。

 

4. 読書、イベント参加、他人との会話等から得た気づきを記事にする

最もオリジナリティを出しやすいのは、書き手の価値観や、意見、ものの見方などが反映されたオピニオン記事です。本当に共感してくれる読み手に出会えるかもしれない、大きなメリットもあります。

ただし、自分の中にすでに完成している意見だけを書こうとすれば、すぐにネタ切れしてしまうはずです。

仕事、レジャー、読書、イベント参加、他人との会話……などなど。人間、何かしら行動すれば、刺激を受けます。どうにも退屈な本を読んでしまった、という場合でも、極端に言えば、「この題材は(あるいは、この著者の本は)僕にとってはつまらないらしい」という気づきが得られるわけです。

子育て中の両親には「仕事量半分」で働ける権利を。

子供の多様性の行方。保育園で見たのは「異様な光景」か「ベストな方針」か

僕の場合、3歳と1歳の子育て中なので、毎日、刺激を受けっぱなしです。子育てや働き方関連のエントリならいくらでも書けますね。

何らかの出来事があって、何かしらの感想を抱いたら、それを即座にスマートフォン等にメモする癖をつけます。

僕の場合は、タイトルと概要だけ書き込んで記事データを作ってしまって、下書きにしておきます。常に10記事分以上はネタがストックされています。時事ネタでない限り、書くのはいつでも構いませんよね。頭の中でネタが熟成したら執筆し、公開しています。

 

5. 「これは知ってほしい!」をアウトプットする

オリジナルコンテンツのもう一つの代表格が、レビュー記事や取材記事です。

実物、あるいは実際の取り組みに触れて、一次情報を取ってくることができるので、希少価値は申し分有りません。

ここで重視したいのが、「いいプロダクト(取り組み)だから、もっと多くの人に知ってほしい」という感覚です。

[おすすめ]初心者ならデジタル一眼はNikon D7000が圧倒的に買い時!

こちらは、昨年末に我が家にやってきたデジタル一眼レフカメラのレビュー記事。写真撮影はコンテンツの質に大きな影響を与えるので、Handmade Furture !で発信する意義も充分です。それに何と言っても、本当に買って良かったと実感しているんですよね。

トロント子育て支援視察報告会|『asobi基地』小笠原舞さん、小澤いぶきさん

参加したイベントを記事にしました。asobi基地は、我が子が本来の能力をのびのび発揮する様子が見られる、本当にいい取り組みです。子育て中の親に、ぜひ知ってもらいたいですよね。

こうした草の根イベントのトーク内容をテキストにまとめるのは、慣れていないとけっこうな労力なので、先方にも喜ばれるケースが多いです。

 

伝えたいという思いさえあれば、コンテンツはいくらでも生み出せる

いかがでしたでしょうか?

個人的には、オリジナルコンテンツを生み出し続けるのは、まったく苦になりません。

もちろん、学生時代から15年近く書き続けてきていて、記事づくりに慣れているという要因はあります。これは、習熟あるのみです。

もう一つ大きいのは、最後に紹介した「これは知ってほしい!」という思いです。『Handmade Future !』を運営している動機そのものが、この一言に集約できます。

前述のとおり、WEBマガジン『Handmade Future !』のメインコンテンツは、情報発信ノウハウ(Webマーケティング)です。素人ができる範囲でも、大きな成果が出せる施策はたくさんあります。単に、知らないから取り組んでいない(あるいは、重要性が認識できないので後回しになってしまう)ケースが非常に多いんですよね。

「取り組みさえすれば、ソーシャルグッドな取り組みが、それを必要とする人々の元へ、もっともっと届くのに。」

伝えたいという思いがあり、その衝動に素直に従っていれば、いくらでもコンテンツは生み出せると僕は考えています。

101月

開始1ヶ月で7万PV|『はてなブックマーク』で読まれる記事を書く訓練をしよう。

通常、ブログを始めたばかりで、ソーシャルメディアのフォロワーも少ない場合、すぐに月間数万PVを獲得するのは極めて困難です。なぜなら、どんなにいい記事を書いたとしても、多くの人に届ける手段がないからです。

しかし、優れた(誰かの役に立ったり、共感を獲得できたりする)記事を書けるのであれば、はてなブックマークを活用できます。

『Handmade Future !』は、2012年11月半ばにスタートしたWEBマガジンですが、開始1ヶ月で約70,000PVを獲得できました。

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スタート時、僕のTwitterフォロワーは500人そこそこしかいませんでしたし、新規ブログなのでRSS購読者もゼロの状態でした。

しかし僕は2012年後半まで、はてなダイアリー&はてなブログを書いており、はてなブックマークの常連(と言ってしまうと、古参ユーザに怒られるかもしれませんが)だった下地がありました。

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『Handmade Future !』開始1ヶ月で訪れた65,000UUのうち、10,000UUは『はてなブックマーク』からの流入です。

割合で見ると1/6にも満たない量ですが、実はこれが非常に重要なのです。なぜなら、はてブユーザーは情報発信に積極的な人が多く、いい記事だと思えばTwitterやFacebookで拡散してくれやすいからです。

いい記事さえ書けば、はてなブックマークが起点となって、ソーシャルメディアで大きく拡散されます。

 

はてなブックマークの仕組み

新着エントリー

はてなブックマークでは、自分でのブックマークを含め、3人以上がブックマークすると、「新着エントリー」に表示されます。新着エントリーページは、情報取得&発信に熱心なユーザが巡回しているため、価値のある記事であればどんどんブックマークが付けられます。

僕の場合は前述のとおり、昨年秋頃まで、『はてなダイアリー』及び『はてなブログ』を書いていた下地がありました。当時の資産を活かせれば、記事の題材と質次第で、新着エントリーに表示されるくらいのブックマークならばつく状態です。

今まではてなブックマークに縁がなかった場合は、友人・知人に利用者がいないか探すか、友人・知人に利用を勧めるという手があります。自分以外に、2人にブックマークしてもらえればいいだけなので、決して高いハードルではないはずです。

新着エントリーに表示されさえすれば、記事の質に比例して、自然とブックマークが増えていきます。

なお、一人で複数のはてなブックマークアカウントを保有したり、広告、宣伝、検索サイト最適化を目的としてブックマークするのは、利用規約で禁止されています。仮に複数アカウントでブックマークしようとしても、一定数を超えるとスパム認定され、新着エントリーやホットエントリーに表示されなくなるとのことです。

 

ホットエントリー

ブックマーク数が10〜20に到達すると、注目記事としてホットエントリーに表示されます。

はてなブックマーク – 人気エントリー
ホットエントリーは注目度が高く、新着エントリーより多くの人の目に触れます。よりブックマークが付けられるようになるため、半日〜数日に渡って流入が続きます。

※『はてなブックマーク』は2013年1月8日にリニューアルされました。リニューアル後、ホットエントリーに表示される記事の基準を刷新したようです。以前との違いはまだはっきりわかりませんが、流入が続く期間が短くなった可能性があります

 

ホッテントリTwitter

短時間の間に50ブックマーク以上付く、特に注目度が高い記事は、ホッテントリTwitterで拡散されます。取りあげられる明確な基準はわからないのですが、体感では、6時間以内に50ブックマーク付けば、まず間違いなく紹介されます。

Twitter – はてなブックマーク::Hotentry

ホッテントリTwitterはかなり強力で、時間帯にもよるんですが、アクセス者数100人以上の状態が1〜2時間ほど続き、ブックマーク数も倍増します。こうなるとホットエントリーに掲載されている時間も長くなり、PVは大幅に増加します。

初心者はまず、ホッテントリTwitterに取り上げられる記事が書くのが、大きな目標になります。

 

「読み手の視点」を意識して記事を書く訓練に

情報発信の最大のコツは、「いかに独りよがりを脱せるか」です。自分でどんなにいい記事だと思っても、他人が評価しなければ読まれないし、拡散されないので多く人へ届きません。

伝えたいことを、どれだけ読み手の興味・関心を引き、共感を得ながら表現できるかが、ライターの醍醐味と言えます。

はてなブックマークを活用すると、大量のPVを獲得できる以前に、読み手の視点を意識して記事を書く訓練になる大きなメリットがあります。そもそも、価値のある記事を書けなければ、たくさんのブックマークがつくこともないわけです。

 

意識するポイント1 – その情報を必要とする人が世の中にどれだけいるか

なかなかブックマークが増えない場合、真っ先に疑うべきは、題材がニッチ過ぎるのではないか、という点です。これはある程度の諦めが必要で、人々がそもそも関心を持っていないネタは、どんな書き方をしても大衆ウケはしません。

もちろん、大きくウケないとわかっていても、書く意義のある記事もあります。10,000人のよく知らない人へ届けるより、たった1人の利害関係者に届けるほうが、価値があるケースがあるからです。私はこの場合、はてなブックマークなどソーシャルサービスは諦め、Google検索が届けてくれることを期待して記事を書きます。

 

意識するポイント2 – 誰かの問題を解決できる記事か

多くの人が興味を持っている題材にもかかわらず、ブックマークが増えない場合、その記事に価値があるのかを考えます。誰でも知っている内容、語り尽くされて今さら感のある内容しかなければ、わざわざブックマークし、あるいはソーシャルメディアで拡散しようとは思いません。

100%オリジナルな知識や意見である必要はありません(専門家や学者、あるいは天才でない限り、完全に独自の見解のみを発信し続けるのは不可能です)。10人中7〜8人は知らないだろう情報をベースに、自分の経験を添えて、何かしらの課題を解決できたり、新たな知識を得られたりする、価値のある記事を書きましょう。

 

意識するポイント3 – シンプルに価値を訴求できているか

多くの人が興味を持っている題材で、価値ある情報をベースに記事を書いたのに成果が出ない場合は、そもそも読み手にとって読みやすい記事なのかを考えます。

記事で伝えたいことを、一言で表現してみてください。例えば、「Twitterのフォロワーの増やし方」だったら、それに無関係な内容がないか検証してみます。あるいは、「記事で伝えたいたった一つのこと」を伝えるのに、ベストな構成になっているか考えます。

こうした試行錯誤が、読み手の視点を意識した記事を書くための、とてもいい訓練になります。僕の場合は、半年ほど試行錯誤を続けて、ホッテントリを意図的に狙って記事が書けるようになりました(たぶん、狙って10記事書けば、5記事以上はホッテントリ入りできると思います)。

 

注意点

はてなブックマークを活用する上で注意したいのは、第一にブックマークコメントを「参考にはするが、相手にしない」という点です。はてなブックマークでは、ブックマークと共にコメントを付けることができ、誰でも見ることができます。記事の性質にもよりますが、矛盾点を馬鹿にされたり、自分と異なる意見だからと罵倒されたりすることもあります。

自分にどんな問題点があったのか、あるいは何が相手にこうした行動をとらせているのか分析する意味はありますが、真っ向から受けて相手をする必要はありません。きっと頭に血がのぼると思いますが、華麗にスルーできるようになるべきです。

それと第二に、書き手としての矜持を保ち、人々の反応に迎合しない点です。読み手を意識しろ、といいつつ矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、例えばPVを稼ごうとだけ思えば、ゴシップやアダルト記事を書けばいいという結論になります。

はてなブックマークの活用は、あくまでも、いざというときに情報をきちんと人々の元へ届けられるように、情報発信スキルを鍛えるためのものと割り切るのが賢いのでは、と個人的には思います。

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