ブログメディア運営

52月

すでに運営しているブログをAdSenseで収益化する3つのコツ

ブログで食っていくつもりはなくても、サーバー代くらいは稼げたら嬉しい、ちょっとしたお小遣いになれば言うことない、という方も多いのではないでしょうか。

AdSense一本で生活しようとすれば、どうしてもメディアとしてのブランディングや、記事の内容を見直す結果になります。なぜなら、『ブログで稼ぐ2つの基本モデル|「PV依存モデル」と「インバウンドマーケティングモデル」』で整理しましたが、題材選び次第で、ほぼ期待できるPV数が決まってしまうからです。

しかし、すでにブログを運営していて、発信する情報が決まっている場合もありますよね。例えば、地域活性化プロジェクトに取り組む学生やNPOのブログ、趣味やサークル活動のブログ、気軽に好きなことを書いていたいブログなどです。

こうした別の目的を持ったブログが、なるべく効率良く収益を得るための3つのコツを紹介します。

特に学生団体やNPO等にとっては、積み重なれば意外に大きな収入になるケースもあります。ぜひ、参考にしてください。

 

1. 読み手の視線をコントロールする意識を持つ

Webサイトの構成にお決まりのパターンがあるのは何故でしょうか。例えば当ブログのデザインは、どこでも見られるシンプルな右サイドバーです。

Handmade Future ! では、意図的に右サイドバーデザインを使っています。なぜなら、もっとも読み手の視線をコントロールしやすいからです。

視線の動き

Handmade Future ! の記事ページを開いたとき、おおよそ視線はこのように流れます。アルファベットの「Z」の形です。

広告の位置はまだまだ最適化の途中ですが、現在のように記事上部に配置しているのは、必ず視線が通る場所だからです。加えて言うと、サイドバーはかろうじて最上部を見てもらえるかどうか、あるいは散発的に視線が行く程度です。あくまでも補助的な役割しかありません。ロゴの横のスペース(いわゆるTOPバナー)も、印象ほど見てもらえません。

AdSenseを置く場所は、空いているスペースではありません。読み手の視線が行く場所に意図的に置くようにします。

自身のブログをチェックして、読み手の視線がどう動くのかを確認してください。視線が行かない場所は、余計な情報で埋める必要はありません。むしろ空白にしておくことで、本当に見てもらいた部分を強調できます。

もし、読み手の視線の動きが予測できないとしたら、サイト設計に失敗している可能性を考えるべきです。特に両サイドバーデザインは視線を誘導するのが困難です。ポータルサイト系でなければ、まず使いこなせないでしょう。

 

2. 読むのを中断させない

広告を置くべきなのは、「記事上」か「記事下」というのがセオリーです。

自分自身が記事を読むケースを思い浮かべてほしいのですが、興味深く読み進めている最中に、広告をクリックして別ページに飛ぼうとはしませんよね。

読み手としても、読んでいる最中に記事本文と関係のない情報が表示されるのは、ストレスに感じることこそあれ、嬉しいと感じることはないはずです。

記事中に置くくらいなら、記事下に置いてください。記事下は目立たないように感じるかもしれませんが、実はもっともアクションしてくれやすい場所のひとつです。

読み終えたら、必ず別のページに遷移しますよね。その際に興味をそそる広告が目に入れば、クリックしてもらえる確率が高まるというわけです。

 

3. 見てほしい情報の優先順位を考慮する

以上を踏まえると、記事上と記事下に広告を配置するのがベスト、という結論になります。

がしかし、Handmade Future ! では、最もアクションしてくれやすい記事下には広告を置いていません。なぜなら、広告をクリックしてもらうよりも、重視している成果があるからです。

最重要要素

ソーシャルプルーフ増大のための、SNSアカウントのフォローです。

サイドバーには無闇に情報を詰め込まず、記事下部では敢えて空白スペースとなるようにすることで、読み手にはコールトゥアクションがスムーズに目に入ります。

これで、2013年1月はのべ570名の方にフォローしてもらえました。

みなさんのブログにも、最も重視している成果があるはずです。読者からコメントをもらうことでしょうか? イベントに参加してもらうことでしょうか? 一緒に活動したいという仲間から連絡をもらうことでしょうか?

お小遣いを稼ぐ程度の収益を上げるために、ブログの本来の目的が達成できなくなってしまうのでは、本末転倒です。それぞれのブログの目的を踏まえつつ、広告位置を最適化してください。

 

まとめ:空白スペースは余計な情報で埋めない!

広告収益もそうですし、SNSフォロワー獲得やイベント参加獲得などの成果もそうなのですが、最大のコツは不必要な情報をなるべく減らすことです。

情報を増やせば増やすほど、本当に見てほしい情報の存在感は薄れていきます

もともと情報量が膨大なポータルサイトならばまだしも、ブログメディアであれば、なぜそのブログパーツが必要なのか明確な理由を用意できるようにしてください。効果が曖昧な場合には、思い切って削除してみてください。運営に何の支障もないどころか、むしろ広告収益等の成果が上がるかもしれません。

なお、あるやり方が本当に正しいのかを判断するには、実際に試して効果測定をする以外にありません。AdSenseのCTRは(サイトのジャンルにもよりますが、当ブログのようなサイトの場合)0.2%前後が平均と言われているようです。500PVで1クリック程度ですね。数字と睨めっこしながら最適化していってください。

42月

ブログで稼ぐ2つの基本モデル|「PV依存モデル」と「インバウンドマーケティングモデル」

ブログのマネタイズについて、2つの収益モデルを紹介したいと思います。

「ブログにおいて、PV(ページビュー)は、多ければ多いに越したことはない」

これは、言うまでもない事実です。

しかしながら、PVよりも重要な評価指標を持つブログも存在します。これらインバウンドマーケティング・モデルのブログは、1000人に見てもらうよりも、1人の利害関係者に出会うことを重視します。PVを増やす成果ばかり考えるのは、効率のいいサイト運営から遠ざかる結果になります。

自分のブログが、どのようなモデルで「お金を稼ぐ」「商品・サービスを買ってもらう」等の目的達成に近づこうとしているのか、認識できていますか? ぜひ、以下を参考にして、せっかくのブログ運営の努力を、無駄にしないようにしてください。

 

PV依存モデル

まず、ページビューのみが命! というモデルです。

PVを稼ぐことだけに注力する『PV依存モデル』は、大衆ウケする記事を大量生産するのが、最も効率の良い運営方針になります。代表格は、ゴシップ、アダルト、スキャンダルを扱う2ちゃんまとめブログや、お役立ちネタを扱うライフハック系ブログです。

 

考え方

PV依存モデルを目指す場合は、どんな記事を書こうかと頭を悩ませる前に、「大衆ウケする題材とは何なのか」を理解する必要があります。

先ほど例として挙げた2ちゃんねるまとめブログが強力なのは、誰でも気になり、誘引力が強烈な、ゴシップ、アダルト、スキャンダルを題材にできるからです。これら以上に年齢・性別・職業関係なく人を惹きつけられるネタはなかなかありません。

とはいえゴシップ、アダルト、スキャンダルを題材に記事を書くのに抵抗のある人も多いですよね。そこで、

  1. その題材に関心のある人はどれくらいいるか?
  2. 題材に関心のある層はインターネットをやるか?

を考慮して、他の題材を考えます。

野球の場合はどうでしょうか。恐らく、スポーツの中では最もファンの多い部類であるはずです。

結論を言うと、野球はPV依存モデルに最適とは言えません。なぜなら、ファンの数は充分ですが、中心的な年齢層が50歳以上と見られているからです。

巨人戦日テレ視聴率 あのテレ東に9連敗 (1/2) : J-CASTニュース

主に巨人戦を見るのはM3層(50歳以上の男性)という個人視聴率調査のデータがある。M3層に合う広告主は入れ歯安定剤、オムツ、お茶漬けなどで、

2006年の古い記事ですが、7年前で既に、ファン層の高齢化が指摘されていました。

インターネットが一般家庭に普及したと言えるようになったのは2000年前後です。この時点で40代後半〜50代だった、いわゆる団塊の世代を含め、それ以上の世代は、あまりインターネットを積極活用しようとはしません。

野球がPV依存モデルに向かないのは、ファンが多くてもページビューには繋げにくいからです。

このように考えると、ゴシップ、アダルト、スキャンダルの次に人々を惹きつけやすいのは、年齢・性別・職業等にあまり関係なく誰もが興味を持つ、食、睡眠、健康、時間の使い方などのライフハック記事という結論になります。インターネットを積極活用する世代が興味を持ちやすいITやガジェット系の題材も、比較的強いほうですね。

 

PVは題材でほぼ決まる

同じレベルの運営体制であれば、大抵のブログはライフハックブログに勝てませんし、ライフハックブログは2ちゃんねるまとめブログに勝てませんし、もっと言えば、2ちゃんねるまとめブログはアダルトサイトに勝てません。

これは、題材の持つ誘引力と、その題材に関心を持つ層の大きさによって、あらかじめ決まってしまいます。

もちろん題材が野球でも、30代40代のファンがいないわけではないので、価値のあるオリジナルコンテンツを提供できれば、それなりのページビューを獲得できるはずです。運営者の手腕によっては、大きな成果が出せるケースもあります。が、一般的には、野球ブログが2ちゃんねるまとめブログに勝つのは困難です。

 

アフィリエイトとバナー広告販売

PV依存モデルの収益は、Google AdSense等のクリック報酬、Amazonアソシエイト等のアフィリエイト報酬を受け取る方法と、自力でバナー広告を販売して利益を得る方法とに大別できます。

後者については、主にポータルサイトや大手Webメディアの収益化に使われてきた手法ですが、最近では個人ブログメディアでも取り入れるケースが出てきています。

新野淳一さん『Publickey』
Publickey 広告のご案内 (2012年冬~2013年春)

イケダハヤトさん『ihayato.書店』
媒体資料(広告主のみなさまへ) | ihayato.書店 – 読むべき本を毎日紹介

広告主にとっては、メディアの性格によって、細かくセグメントを分けて広告を見せられるメリットがあり、ブログメディア側にとってはGoogleやAmazonを介さずに高い収益性が得られるメリットがあります。

Handmade Future !でも1月よりバナー広告販売を開始しています。
Handmade Future ! 広告商品のご案内

 

「収益性」と「書きたい題材」を天秤に掛ける

これから「ブログで稼ごう」と考えている方であれば、どの程度の収益を希望するのかによって題材を決めるのがベストです。1万円/月の収益ならどんな題材でも大抵は可能ですし、10万円/月以上ならライフハックに匹敵する題材でなければハードルが上がります。100万円/月クラスならアダルトサイトしかありません。

あるいはバナー広告販売を目指すのであれば、出稿してくれる企業がいるかどうかを考慮する必要があります。

  • IT、医療など専門性が高く、市場ができあがっている題材か?
  • ブログの読者層が明確で、企業側にとって広告を見せるメリットがはっきりしているか?
  • 企業側にブログメディア出稿の選択肢があるか? 又は広告予算が潤沢か?

などが基準になります。

これらを踏まえつつ、とはいえ自分の得手不得手もあるので、収益性と自分が書ける題材を天秤に掛けつつ、方針を決めていきます。

 

インバウンドマーケティングモデル

ブログでダイレクトに稼ぐのではなく、本職の仕事依頼を獲得したり、イベントに参加してもらったりして、間接的に収益を上げる方法です。

あるいはゴールを収益とせず、サークルのメンバー獲得であったり、地域の活性化であったりに繋げることも可能です。

 

考え方

記事を通じて、ブログメディアそのもの、あるいは発信元に興味関心を抱いてもらうインバウンドマーケティングモデルでは、1人の人間に行動を起こさせるような、質の高い記事を提供するのが原則です。

例えば独学でWebデザインを学んでいたとします。わからないことが出てきたのでGoogle検索をすると、問題を一発で解決してくれるすごくわかりやすい記事が見つかりました。どうやらプロのWebデザイナーが書いているブログのようです。これは役立つと思い、Googleリーダーに登録して、愛読するようになります。

この状態で、ワークショップ開催の告知を見つけたらどうでしょうか? しかも、どうしても学んでおきたいと思っていた内容だったとしたら。

こうして収益に結びつけていくのが、インバウンドマーケティングモデルです。

 

PVよりも「専門性」や「思い」が重要

インバウンドマーケティングモデルでも、PVは多いに越したことはありません。が、PVを追求すると大衆ウケする記事を量産する結果になるのは、説明してきたとおりです。

むしろ重要なのは、「この人に仕事をお願いしよう」「イベントに参加してみよう」と思わせるような専門性であったり、「この人と一緒に活動してみたい」と思わせるような信念や価値観、思い入れです。

インバウンドマーケティングモデルを目指すのならば、いつかGoogle検索で利害関係者に届くはず、という思い切りが必要です。記事を公開してほとんどアクセスがなくても気しないことです。

 

「魅力ある商品」と「商品カタログ」が必要

当然ですが、最終的に買ってもらう商品やサービス(サークルメンバー募集ならサークルそのもの、地域活性プロジェクトならプロジェクトそのもの)に魅力や価値がなければ、インバウンドマーケティングモデルは機能しません。

また、商品やサービスを販売している事実がわからなければ、購買行動へはつながりません。上記の例で言えば、ワークショップ開催の告知がなければ、永遠に収益にはつながらないわけです。

サークルのメンバー募集、地域の活性化についても同様で、「おもしろいことやってるなぁ」と思ってくれた人が、取り組みの概要や連絡先を苦労なく探せるようにしておかなければ、行動にはつながりません。

当然の話のようですが、せっかく情報発信をしているのに、成果に繋げるためのカタログをおろそかにしているケースは散見されます。心当たりのある方は、チェックしてみてください。

Handmade Future !でも、このように用意しています。
仕事の依頼
学生・NPO向け情報発信サポート

 

自身の活動に向いているモデルを見極める

PVによる収益とインバウンドマーケティングを両立しているブログももちろん存在します。これは、WEB界隈に議論を巻き起こすようなオピニオン記事を交えつつ発信している場合が顕著です。コンテンツそのものがPVを稼ぎ、なおかつ個人ブランディングにも寄与するというわけですね。

もう一つは、大衆ウケする記事と、インバウンドマーケティングのための記事を同時に発信しているケースです。それぞれに特化したモデルよりも成果が弱まるデメリットがありますが、ブログを補助ツールとして考えるのであれば、充分にアリな選択肢です。

とは言え、どちらもややハードルが高いのは事実です。自身の得意分野やキャパシティ、活動スタイルなどを考慮して、自分に合ったモデルを見極めてください。

例えば、ソーシャル(社会貢献)文脈の情報発信の場合は、関心ある人が少ないので、PV依存モデルで大きな成果を上げるのは不可能です(サーバー代を稼ぐ程度ならば可能なので、それはそれで取り組むのはアリですね)。インバウンドマーケティングモデルに特化すべき、というわけです。

311月

個人メディアのすすめ|大手Webメディアと個人ブログに差異はあるのか?

ここ半年くらいの実感なんですが、企業が運営するWebメディアが考えていることって、

  1. どうしたらブランドが浸透するか
  2. どうしたら質の高いコンテンツが作れるか
  3. どうしたら記事がソーシャルメディアで拡散するか
  4. どうしたら検索流入が増えるか(SEO)
  5. どうしたら記事がYahoo!等大手ポータルサイトに取り上げられるか
  6. どうしたら直帰率を下げられるか

あたりだったりします。

サンプルは4社程度なんですが、恐らくどこも大差ないでしょう。というより、Webメディアとして、これ以外に考えるべきことはあまりないはずです。

 

個人ブログと違うのは規模だけ

これって、当然ながら、個人ブログで取り組む内容と全く同じです。

違いがあるとすれば、関わる人数だけです。たくさんのライターを使い、SNS・SEO担当、サイトプログラム・デザイン担当、編集担当と専任者を置けば、個人で運営するよりも、質の高い記事を量産でき、影響力を素早く拡大できるのは間違いありません。

もっとも、人数だって、メリットになるとは限りませんよね。

5人も10人も人が関わっていて、1日に1記事程度しかUPしないメディアもあれば、イケダハヤトさんのihayato.書店のように1人で1日5記事以上もUPするメディアもあります。

むしろ企業のほうが、社会的立場や成果を気にし過ぎて、思うように動きが取れず、生産性が低下するデメリットもあるようです。

 

むしろ企業のほうがデメリットが大きい

個人で発信するメリットは、何と言っても身軽なことです。

思いつくままに試行錯誤できれば、Webサイトを迅速に最適化していけます(これは本当に大きいと思います。企業のWeb担当者の方は、けっこうもどかしい思いをしているか、成果を出さなければと重圧を感じているはずです)。

また、スポンサーや広告主へ配慮して、発信内容を制限せざるを得ないケースも少ないでしょう。

もちろん、結果は全て自分の責任になるんですが、「それがどうした」というのが感想です。的確なメディア運営ができるのであれば、個人メディアのほうが、メリットが大きく、デメリットが少ないケースが多いように感じます。

 

改めて。「個人メディア」で充分に勝負できる時代

先日も『Gunosyは情報収集を助けるだけではない。「ブログで食う」の実現性を高めてくれている。』の記事に書いたのですが、ブログはこれから、ますます価値を高めていくだろうと考えています。スケールメリットに頼らなくても、質のいい(ブログのファンになってくれる)読者に巡り会いやすくなっていくはずだからです。

特に学生や、20代の若者のみなさんは、これからのキャリアとして、個人メディアを真剣に考えてもいいだけの環境が整いつつあります。個人メディアで、企業が運営するWebメディアと充分に勝負できます。

これとて向き不向きはあって、けっして楽な仕事ではないので(1日5記事も書けますか? 常に試行錯誤して最適化していくのは好きですか?)、ブログだけで食うことにこだわる必要はありません。

しかしながら、補助的な収入源にしたり、インバウンドマーケティングで本職の仕事依頼を獲得したり、いくらでも活用方法はあります。

これからはむしろ、ブログ発信のスキルがないことが、大きなハンデキャップにさえなるかもしれないと思います。デジタルネイティブならではの、情報発信の優れた感性を活かす意味でも、個人メディア運営のノウハウを学ぶことをおすすめしたいですね。

281月

Gunosyは情報収集を助けるだけではない。「ブログで食う」の実現性を高めてくれている。

昨年末に津田大介さんが、こんなことをつぶやいていたのを目撃して、



僕も同意だったのですが、ちょうど僕自身が、ブログのマネタイズに真剣に取り組みだしていたので、敢えてなにも発言しないでいました。結果を出してからじゃないと、ちょっと格好悪いですからね。(^^;)

「ブログが来る」と言える理由は、世の中の動きや、それを支えるテクノロジーが、明らかにそっちの方向へ向かっているからです。

2013年、その最たるプロダクトとして、最も注目すべきは『Gunosy』です。昨年末の時点では論理的な説明をする材料に乏しかったのですが、いよいよこれを実証する成果が出始めたので紹介します。

Gunosy(グノシー)

 

おかげさまで弊メディアは順調に成長中

ソーシャルグッドな人々の情報発信を応援するWEBマガジン『Handmade Future !』をスタートして2ヶ月が経過しました。PVは順調に伸びており、検索流入も堅調、今月は今週UPする記事の反応次第で、10万PVに届くかどうか、というところです。

そんな中、各方面からお問い合わせをいただくようになりました。この事実そのものは、驚くには値しません。というより、お問い合わせをいただくことを目的として運営しています。

ブログメディアとしてのブランディングを意識し、質の確かなコンテンツを提供していれば(つまり、当ブログのメインコンテンツである情報発信ノウハウとおりに運営していれば)、利害関係者へしっかり届けられます。興味・関心、共感や信頼を得ることができれば、購買行動や集客など、目的達成に近づけます。インバウンドマーケティングの正攻法です。

 

なぜ2ヶ月で予想を超える成果が出たのか?

とはいえ予想を超えている部分もあります。いかんせん目に見える成果が出るのが早過ぎやしないか、という点です。

インバウンドマーケティングのゴールとして、

  1. 広告商品を買っていただく
  2. ライターやWebマーケティングの仕事依頼をいただく
  3. 学生やNPO向けにプロボノの依頼をいただく

を設定しています。

そのうち、広告出稿の相談1件、ライター契約の相談1件、寄稿依頼を1件いただいています。早々に10万円/月を越えるマネタイズが可能になりそうです。さらに、『MessageLeaf』の鈴木英介さんからもコンタクトがあり、数時間お話させてもらいました。

ゼロからスタートして2ヶ月時点の成果としては、出来すぎです。マネタイズの面から言えば、少なくとも半年前後はAdSenseやAmazonアソシエイトに頼らざるを得ないと想定していました。

 

アクションしてくれる人は『Gunosy』からやってくる

コメントをくださる読者の方も含めてですが、多く耳にするのは「Gunosyで見つけました」という声です。

すべて確認したわけではないのですが、Gunosy率は少なくとも5割は超えています。これからの案件もあるので、ミーティング時に尋ねてみようと思います。

ところがGunosyからの流入というのは、全体の割合からすると1%にも満たない少なさです。

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1%にも満たない流入が、全体の5割のコンバージョンを生み出している可能性があります。

これは驚愕の数値です。

もちろんまだスタート2ヶ月の段階ですので、半年、1年と経過してどうなるのかはわかりません。継続的にチェックして、報告していこうと思います。

 

ブログマーケティングの救世主たり得るか

開発者の方々が語るとおり、『Gunosy』のようなキュレーション&パーソナライズシステムは、検索エンジンにとって変わる可能性を秘めています。

3人が大学院で勉強していたデータマイニングの技術を駆使すれば、ソーシャル上で流通しやすいメジャーなニュースばかりではなく、「例えばサーチエンジンだと検索結果の100ページ目に掲載されているようなマイナーな情報」(福島氏)も含めて、ユーザーにとって重要な情報を取り出すことができると考えたからだ。

「これまでのネットでは、情報を検索する際に『キーワード』を考える必要がありましたが、これってネットリテラシーの高い人をさらに高くするためのやり方だと思うんです。『Gunosy』が目指すのは、必ずしもそうでなくて、普通の人でも有益な情報がすぐに得られる仕組みを作ることなんです」(関氏)

「精度高すぎ」と話題のニュースキュレーション『Gunosy』は、どんな設計思想で作られているのか? – エンジニアtype

検索結果の100ページ目に掲載されている価値ある情報を手にできるのは、もちろん受け手側のメリットでもありますが、視点を変えれば、情報を発信する側にとってもとてつもないメリットです。

特に、大衆ウケしない分野の情報発信は、活発なアクセスを得にくく、どうしてもサイトパワーを獲得しにくい問題点があります。例えば、学生の地域貢献プロジェクトでいくらブログ発信をしたところで、現状ではなかなか多くの人へは届きません。

しかし、『Gunosy』のようなシステムが進化していけば、質の高いコンテンツを提供するだけで、地域貢献プロジェクトに関心を持つ可能性が高い人へ情報を届けられるようになるのです。

 

「ブログで食う」のハードルは大きく下がった

現状の『Gunosy』では、まだ、はてなブックマークで話題になった記事だけが届いている印象があります。ニッチな分野のインバウンドマーケティングに即座に活かす、とまではいかないかもしれません。さらなる進化が期待されます。

ですが、一般的な意味では、『Gunosy』はインバウンドマーケティングの効果を飛躍的に高めています。実際に、当WEBマガジン『Handmade Future !』では、驚くような成果が出ています。

メディアとしてのブランディング、質の高いコンテンツ、コンバージョンを意識したサイト設計さえできれば、「ブログで食う」のハードルは大きく下がったと言えるはずです。

※今後も当ブログのインバウンドマーケティングの成果は、オープンに発信していきます。関心のある方は、よろしければサイドバーからEメールで購読いただくか、各種SNSアカウントをフォローください。

221月

ブログを成功させるための12のチェックリスト

地域活性化プロジェクトに携わっていて、ブログで情報発信を始めたとします。この場合、「ブログで成功する」とは、どういう状況を指すでしょうか。

ブログをたくさんの人に読んでもらえただけでは、成功ではないですよね。なぜなら、読んでもらえただけでは、地域は潤わないからです。購買行動に繋がったり、イベント参加に繋がったり、具体的に地域を活性化させられてはじめて、成功と呼べます。

ブログは本来、Webマーケティングに欠かせない万能ツールです。的確な運用ができれば、学生の社会貢献プロジェクトから、ビッグ・ビジネスまで、活動を支えてくれる大切なパートナーになりえます。

もし、ブログの効果に疑問を抱いていたり、書き続ける意義を見失ったりしているようなら、これから紹介する12項目をチェックしてください。目的と手段さえ見誤らなければ、ブログを成功させるのはそれほど難しい作業ではありません。

 

Vision

1. 目的は何か?

冒頭の地域活性化プロジェクトの例のとおり、具体的な目的を見定められていなければ、ブログは力を発揮できません。

よくあるのは、情報発信を目的と勘違いしてしまうケースです。

情報発信はあくまでも手段です。情報発信をした結果、どのような成果に結びつけていくのかを明確にしましょう。

啓蒙活動であれば実際に人々に行動させるところがゴールになるでしょうし、ビジネスならファンをつくり商品やサービスを買ってもらうところがゴールになるはずです。

 

2. 目的を達成するための戦略は思い描けているか?

多くの場合、「とりあえず情報発信をしなきゃ」という直感に、間違いはありません。目的を達成する役に立ちこそすれ、デメリットになるケースは少ないからです。

とは言え、リソースは限られています。ブログでの情報発信がどのように作用し、目的達成を助けるのかは、理解しておくべきです。

基本的なブログの役割は、価値のあるコンテンツで人々の興味・関心をひきつけることです。取り組みを応援してくれそうな人が、興味を持ってくれそうな記事を発信し、アクションへ繋げていきます。

 

3. アクションを呼び掛けているか?

ただブログを読んでもらうだけでは、「おもしろかった」で終わりになってしまいます。感心したり、共感したり、大きく心が動かされた場合でも、余程のことがない限り、次のアクションとはなりません。

シンプルですが、大きな効果を発揮するのが、コール・トゥ・アクションです。

「SNSをフォローしてください」「メールマガジンを登録してください」「イベントページを見に来てください」など、アクションするメリットを添えて行動を促すことで、目的の達成に大きく近づけます。

 

4. ブログの構成は目的達成に最適化されているか?

ブログパーツは山のようにあります。どれを設置すればいいのか迷いますよね。

しかし、目的が明確であれば、判断は簡単です。目的の達成に明らかに貢献するものだけを採用し、それ以外は徹底してそぎ落とします。情報を増やせば増やすほど、より注目してほしい情報(第一はコール・トゥ・アクションでしょう)の存在感が薄れてしまうからです。

間違っても、「流行っているから」「いつも見ているブログにあったから」という理由で、設置する要素を決めないようにしてください。

 

ブランディング

5. 誰に届けたいのか?

ブログで情報発信をする際に意識するべきなのは、メディアとしての自覚を持つことです。メディアにとって重要なのは、誰に届けるのかを明確にすることです。

ファッション雑誌ならば、ティーン向けのものから、大人の女性向けのものまで、実に様々あります。またティーン向けだけを見ても、カジュアル系、ギャル系、ゴスロリ系、古着系など、読者層がはっきりしています。

自分の取り組みを応援してくれるのはどんな人たちなのか、あるいはどんな人たちに仲間になってほしいのか、じっくりと思い描いてください。

 

6. 「自分のためのブログだ」と思えるデザインか?

情報を届けたい人物像が思い描けたら、その人たちに「これは自分のためのブログだ」と感じてもらう必要があります。そうでなければ、ほとんど無限のようにあるWebサイトの中から、あなたのブログを見つけ出し、注目する理由に乏しいからです。

第一に、デザイン。これはデザイナーの知識がなければ、なかなか難しい要素かもしれません。

そこで、自分があまり良い印象を持っていないWebサイトをいくつか見比べて、配色やロゴデザインなど、パーツの一つひとつを丁寧にチェックしてください。どうしてマイナスイメージを抱くのか理由を考えると、ヒントが見つかるはずです。

本来なら取り組みを応援してくれるはずの人たちに、敬遠される結果になったのでは、もったいないですからね。

 

コンテンツ

7. 読み手にとって価値のある記事を提供できているか?

「これは自分のためのブログだ」と感じてもらうために、もう一つ大きいのが、コンテンツの内容です。

あなたが情報を届けるべき人物は、どんな記事に興味・関心を抱くのでしょうか。どんな情報を必要としているのでしょうか。

自分が発信したい情報を押しつけるのではなく、“あなたが仲間になってほしい人”が必要とするはずの情報を発信する意識を持ってください。

 

8. 記事は読み手を満足させられるか?

記事を書いたら、香りのいいコーヒーでも飲んで、一息ついてください。それから、いま書いた記事に、どんな価値があるのか、客観的に考えてみてください。

ノウハウ、専門性、時事性、エンターテイメント性など、何かしら価値がないのなら、読み手を満足させられません。当然ながら、目的達成には近づけず、場合によっては遠ざかる事態になりかねません。

とは言え、大衆受けを狙う必要はありません。あくまでも届けるべきなのは、あなたの取り組みを助けてくれるはずの、未来のステークホルダーだからです。

「街の魅力を発信する」というようなローカルな題材なら、写真を増やしてはどうでしょうか。あるいは物語形式で綴ってみてはどうでしょうか。ちょっとした工夫で、魅力的な記事になります。

 

ライティング

9. 読み手を最優先に配慮して記事を書けているか?

どんなに内容の優れた記事でも、読みにくければ伝わりません。

自分の書きたいように書くのは、趣味のブログで充分です。いかに読み手にストレスを与えずに読んでもらうかを、最優先に意識してください。

一目瞭然。読まれるブログ記事の書き方

詳細、こちらにまとめてありますので、併せて参考にしてください。

 

10. タイトルで記事の価値を訴求できているか?

ブログ記事の多くは、ソーシャルメディアやGoogle検索を通じて読者へ届きます。

読み手は記事を読む前に、タイトルを見て「この記事を読むかどうか」を決めます。

つまり、タイトルで記事の価値を伝えられなければ、どんなに質の高い記事でも読んでもらえないのです。

内容の要約では不充分。タイトルでは「記事を読んで得られるメリット」を伝える

タイトルの考え方については、こちらの記事に書きました。

 

ルート

11. ブログ記事がどうやって読者へ届くか理解しているか?

価値のある記事、魅力的なコンテンツを生み出せたら、今度はそれを読者の元へ届ける必要があります。ただ公開しただけでは、運を天に任せるようなもの。もっと効率良く届けたいものです。

近年、インターネットサービスの多様化により、情報流通の経路も複雑化しています。

ブログのアクセス数を増やすには?|全6種の流入元別「傾向と対策」

およそ中心となるルートに関しては、こちらの記事にまとめました。対策ができていないルートがないか、チェックしてみてください。

 

12. Googleにブログの価値を伝えられているか

ブログ記事を読者へ届ける手段として、最も重要なのはGoogle検索です。なぜなら、Google検索であなたのブログを探し当てた人は、正にあなたのブログにある情報を必要としているからです。

あなたの取り組みやプロダクトに共感してくれる可能性が比較的高く、アクションも起こしてくれやすいでしょう。

検索エンジンへの対応を、SEOと言います。少々取っ付きにくい印象があるかと思いますが、素人レベルでも成果が出せる作業はたくさんあります。

たった5分。検索上位表示を実現する3つのステップ

専門知識不要。ブログ開始2ヶ月で目に見えるSEO効果を出すコツ

日本全国(場合によっては世界中)のまだ見ぬステークホルダーと繋げてくれるのは、Google検索をおいて他にはありません。ぜひ挑戦してください。

 

目的を達成してこそ、ブログは成功

繰り返しになりますが、ブログでの情報発信は手段であり、目的ではありません。

「情報発信をした結果、どんな成果に結びつけていくのか?」

ブログを成功させられるかどうかは、この問いに明確な回答を用意できるかに掛かっています。

具体的な目的を見定め、そのために的確な手段を用いることさえできれば、ブログはちゃんと成果を出してくれますよ。

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