オピニオン

145月

[子育て]「食べ物を粗末にするな!」としつける難しさについて

食べ物を粗末にするな、と幼児を叱るのは簡単です。

が、モノが溢れる現代において、心から納得してもらうのは難題。社会の仕組みを知らない子供たちにとっては、現実感のない話です。

子育て中の親は、この難題にどう取り組めばいいのでしょうか。

 
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娘は納得しないだろうとわかるので違和感がある

4歳の娘が、よく、食べ物で遊びます。分別がつくようになれば遊ばなくなるだろうし、食べ物を粗末にする行動自体に悩んでいるわけではありあせん。が、「食べ物で遊ばない!」と叱る自分に、何とも言えない違和感を覚えます。

僕自身は、戦争直後の貧困を経験している祖父母に、「米を最後の一粒まで食べなさい」と言われて育っているので、娘が食べ物で遊んでいると、ほとんど反射的に「もったいない!」と感じます。贅沢し放題の家庭でもなかったので、(今は昭和初期じゃないんだよ!)とは心の底で思いつつも、食べ物の大切さを想像することは、まだできた世代なんだと思います。

でも、娘にとっては、平成20年代が人生のスタート。妻の実家で祖父と同居している影響もあって、物にはまったく不自由していません。誕生日やクリスマスには山ほどプレゼントをもらい、洋服は季節ごとに新しいものが着られます。

娘は食が細いのもあって、残すこともしょっちゅうです(お皿に盛っている量は、1歳半の息子よりも少ないのに)。食べ物が余ることこそあれ、足りなくて飢える事態なんて想像もできないはずです。だからこそ、食べ物がほこりだらけになっても、もったいないとは感じないんでしょう。

「食べ物を粗末にするな!」と叱るのは簡単です。が、心から納得してもらうのは難題です。「食べ物で遊ぶんなら、もうご飯を作ってあげないから」と強く言えば効果はあります。一方で、娘は理不尽さを感じているはずです。なんでそんなに怒るのか、と。だってコンビニに行けば、いつだって溢れるほどおにぎりやお菓子やジュースが売っているんですから。

 

お金の価値を教えるのと同じ種類の困難さがある

子供に食べ物の大切さを教えるのには、子供にお金の価値を教えるのと同じハードルがあるわけです。

例えば子供がおもちゃを欲しがっても、それがすぐに飽きると知れている、どうでもいいような品なら、「そんなものにお金を使いたくない」と私たち親は感じますよね。頑張って仕事をして得たお金だからこそです。

でも、“仕事の対価としてのお金”という親の感覚を、幼児に理解してもらうのはほとんど不可能です。説明だけでは絶対に理解できません。

僕自身を思い返せば、お金の価値を本当の意味で理解できたのは、16歳、17歳になってアルバイトを始めてからです。水を無駄にするな、電気を消せ、と言われても、理屈ではわかるんだけれど、実感が伴わない。働くようになって、どうして親がお金をケチるのか、本当の意味で理解できたわけです。

 

世の中を知らない子供たちにとっては現実感がなくて当然

食べ物の場合、もちろん世界規模で見れば貧困が至るところに存在します。人口爆発によって食糧危機が訪れるというのも(真剣に検討した経験はありませんが)事実なんでしょう。農家が一所懸命作ったとか、いつ東日本大震災のような災害に見舞われるかわからないとか、理屈を用意するのは簡単です。

それらは屁理屈ではない真っ当な論理ではあるものの、決定的に現実感がありません。われわれ大人にとってはまだしも、社会の仕組みを知らない子供たちにとっては、おとぎ話の世界のほうがまだ親しみやすいはずです。

 

みなさん、どう向き合っていますか?

子育て中のみなさんは、この難題にどう対処しているんでしょうか? いや、これは本当に、ぜひ色々な意見を聞きたいです。

シンプルな解決策は、環境を変えること。コンビニもロクにないような田舎に住むなど、物が飽和した状況から抜け出せば、てきめんに変わるはずです。個人的にはインターネット環境さえあれば仕事できるんですが、ただ妻が実家の自営業の手伝いをしているので、すぐには動けません。

おそらく最適解は、いまは理不尽に感じさせたとしてもしっかり叱り、成長するに従ってきちんと世の中を見せる、ということなのかなと思います。試行錯誤の連続ですね。

105月

FutureCenterNEWS JAPANで学生ライター募集。フューチャーセンターに興味・関心のある学生はぜひ!

日本で唯一のフューチャーセンター情報メディア『FutureCenterNEWS JAPAN』で、全国で約50のフューチャーセッションが開催される『フューチャーセッション・ウィーク2013』への対応のため、学生ライターを募集しています。

プロライター/ブロガーとして活動するわたくし寄金によるレクチャー付きです(寄金のライティングの考え方については、当WEBマガジンで発信していますので、参考までに)。「同じ題材でも、読まれる記事と読まれない記事があるのは何故なのか? 読まれる記事を書くにはどうしたらいいのか?」を理解してもらってから、希望するフューチャーセッションへ取材に行っていただきます。

WEBライティングを学びたい&フューチャーセンターに関心のある学生を募集します。 | FutureCenterNEWS JAPAN

非営利による個人活動のため、原稿料・交通費は支給できません。「フューチャーセッションを体感してみたい」「気になるテーマがある」かつ「WEBライティングを学びたい」という学生の応募をお待ちしています。

開催されるセッションは随時、プラットフォームとなる『OUR FUTURES』へ追加されていきます。週明け(5/13頃)にはかなり出揃うはずです。おもしろそうなセッションがないか、チェックしてみてください。

OUR FUTURES

単にライティング知識を学ぶだけでなく、学んだ知識を元に実践できるので、かなりいい経験になるはずです。というか、いい経験にしてみせます!

我こそは、という学生の参加をお待ちしています。

※2013年5月の記事です。すでに募集は締め切っています

95月

[就職活動]仕事はやりがいや社風で選ぶな。ワーク&ライフスタイルを基準に選べ!

もしこれと言ってやりたい仕事が浮かばないのなら、「自分にはどんなワークスタイル、ライフスタイルが合っているのか?」を考えるべきです。“やりがい” “社風” “企業理念”など、実際に働いてみなければわからない事実は多いですが、職種ごとのワーク&ライフスタイルには傾向があるケースが多く、前もって正確な情報を得られるからです。

 

作家になりたかった理由はワーク&ライフスタイルが合っていたから

こんにちは、寄金です。僕は中高生くらいから漠然と物書きに憧れていたところがありました。大学生になると、もっとはっきり、「作家になりたい」と考えるようになりました。

もちろん、同世代の中では本をたくさん読むほうでしたし、文章に苦手意識もありませんでした。若さから、芸術的な職業への憧れもありました。

ただ、今になって思うと、それらは副次的な要素で、本質ではありませんでした。重要だったのは「作家のような生活が自分に合っている」というワークスタイル、ライフスタイルの合致でした。

当時、僕がイメージしていた作家像というのは、こんな感じです。

1. 好きな時間に好きなだけ仕事をする(とりわけ、早朝に起きて数時間だけ集中して執筆し、午後はのんびり過ごす)
2. 自分と向き合い、徹底的に一人で仕事をする
3. 自分の書きたいことだけを書き、嫌な仕事は一切しない

一方、ライター/ブロガーとしての僕の状況はというと、

1. 早朝4時に起きて仕事を開始し、夕方には終える
2. 仕事のうえでのコミュニケーションは最小限。基本的に一人で仕事をする
3. 自分の書きたいことだけを書き、嫌な仕事は一切しない

生産性の問題があるため、短時間だけ執筆というわけにはいきませんでしたが、それ以外はほぼ希望どおりです。

現在、作家に憧れ以上の魅力を感じなくなった理由は、特に「3」が大きいです。昔ながらのライターというと、雇用主の指示・発注に沿って的確なコンテンツを制作する能力が問われていたかと思うのですが、現状の僕の外部寄稿は、題材から切り口まで、原則的に僕から提案しています。こういう自分の書きたいことだけを書けるライター業もあるのだと理解してからは、作家への執着がかなり薄れました。

※蛇足ですけど、作家への執着が薄れた理由には、ライター/ブロガーのほうが、作家より、遙かに多くの人に読まれるという現実も大きく影響しています。現状の僕レベルでさえ、確実に年間のべ200万人以上には読んでもらえている計算です。が、作家で100万部突破できるのは、今では片手で数えられるほど。一億人中数人という惨状ですから。様々な意見の方がいるとは思いますが、僕は多くの人に読んでもらえるほうが嬉しいんですよね。

 

会社選びは働いてみなければわからない事実がたくさんある

就活の大きなポイントとして、企業をどうやって選ぶかという問題があります。正攻法でいけば、企業理念であったり、社風であったり、将来性であったり、やりがいであったりという基準になるでしょう。

が、就職活動経験者のひとりとして、はっきり言いたいのは、「そんなものは実際に働いてみなければわからない」という事実です。企業理念だって、形骸化している企業だったり、利益が優先されてしまっている企業だったりはいくらでもあります。

もう一つ、現実問題として選り好みができるのか? という点も、疑問符を付けておく必要があるでしょう。少なくとも、自慢できる学歴がなく、(転職においては)アピールできる職歴もなかった僕にとっては、ただ採用してくれる企業に就職するしかなかった、というのが実情です。根気よく丹念に情報収集をして、「これだ!」という企業を見つけたとして、希望どおり就職できる人の割合は、いったいどの程度なんでしょうか。

 

ワークスタイル&ライフスタイルは事前に把握できる

しかしながら、ワークスタイル&ライフスタイルは、職種ごとに傾向がはっきりしているケースが多く、簡単に把握できます。

一日中パソコンに向かい、残業も比較的多いプログラマーやWEBデザイナー。転勤が前提の、全国展開している小売業。人の寝静まっている時間に活動することもある、警察官や記者。どんな職場環境と日常生活を手に入れたいのか、自分に向いているスタイルなのか、理想の未来を思い浮かべてください。重要なのは、妥協しないこと。

例えば、公務員。一見、安定した仕事のように感じるかもしれませんが、僕には絶対に務まりません。平時は定時退社が当然という部署もあるでしょうが、災害など非常時には、家族よりも国民や地域住民を優先しなければなりません。僕は非常時こそ家族を大切にしたいという価値観を持っているので、まったく向きません。

「これなら我慢できるかも」ではなく、「こういう環境で働きたい! 絶対に自分に合っている!!」というワークスタイル&ライフスタイルを見つけるんです。

 

結果として「そんな職業は存在しない」という結論もあり得る

例えば僕のように、一人で仕事がしたいうえに、やりたい仕事しかしない、という条件は、一見すると無謀です。新卒で実現できる人はまずいないでしょう。僕自身も、スキル的にも時代的にも、今だからできることであって、社会に出てすぐでは到底不可能でした。

ただ、「自分はこういう希望を持っている」と明確に認識する作業は、絶対に必要です。現時点で実現不可能なら、5年後10年後を見据えて、実現できる方法を考え、実行すればいいだけです。目の前の就職活動は、希望のワークスタイル&ライフスタイルを実現するために、最適な職場を見つけ、アプローチしていけばいいわけです。

 

理想のワーク&ライフスタイルを前もって実践してみる

僕のケースでは、作家のワーク&ライフスタイルを手に入れるために、働きながらも小説を書き続ける必要がありました。どうせなら少しでも文章に親しんでおけたらと考え、リクルート系列の制作会社で校正を始めました。

働きながらも早朝に起きて小説を書く、ということを数年間(毎日)続けていました。結果的に作家にはなれていないわけですが、この経験が非常に重要でした。例えば、個人で仕事をするとサボってしまいがちになるとよく言われます。僕にはこの懸念は当たらないとはっきり分かりましたし、スランプが来ても乗り越える方法を学べました。波はあったとしても、毎日書き続けられるんだから、これなら職業にできるはずだと自信が深まりました。

可能であれば、希望のワーク&ライフスタイルを前もって実践できると、「希望」を「確信」に変えられます。文章を書き続けた積み重ねが実を結び、また運良く僕のようなスタイルのライターを受け入れてくれる時代になり、理想のワーク&ライフスタイルを手に入れられました。

 

繰り返しますが、就職・転職活動を十数年のあいだ経験してきた実感から言えば、“やりがい” “社風” “企業理念”などは、実際に働いてみなければわかりっこないと僕は考えています。インターンシップ → そのまま入社以外に、自分の希望する職場かどうか前もって知る方法はありません(逆に言えば、インターンシップで運良くいい会社に巡り会えて、運良くそのまま採用してもらえれば、正攻法の就職活動の中ではベストの方法だと思います)。

つまり“やりがい” “社風” “企業理念”などを基準に会社を選ぶと言うことは、運頼みを意味します。

これは人それぞれの価値観になりますが、僕は運頼みで就職 → 離職 → 再就職を繰り返すのは効率がいいとは思いません。もちろん、たまたま入った会社で意外に重要な経験ができたというケースは僕自身もあるので、無駄だとまでは言いませんが、それだけを頼りにするのはどうも性に合いません。

「これだ」というワークスタイル、ライフスタイルを明確に見定めて、それを手に入れるためにはどうすべきなのかを考え、実際に行動する。着実に前進しているという実感こそが、やりがいや充実感を生みます。ひとたび理想のワークスタイル、ライフスタイルを手に入れられれば、後に残るのは「さぁ、なにをやってやろうか?」というワクワク感だけです。

一般的な就活に執着しない学生は、ぜひ目の前の就活活動で希望するものが手に入れられるのか、立ち止まって考えてみてください。

85月

こどもたちが本来の力を発揮できる場! asobi基地@代々木公園レポート

2013年5月4日、5日に開催されたasobi基地@代々木公園の様子を、フルワイドの高画質写真50枚でレポートします。こどもたち、生き生きしてるよ〜!

 

asobi基地って何?

asobi基地は、保育士の小笠原舞さん、こども精神科医の小澤いぶきさん、子育てアドバイザーのよしおかゆうみさんが2012年7月より始めた、子育て支援プロジェクト、あるいはコミュニティです。『オルタナS』『greenz』『All About』など、各種メディアにも取り上げられています。

チャイルドフューチャーセッションで生まれた遊び場 asobi基地 | オルタナS

大人も子どもも平等な場所、子育てをもっと身近にする「asobi基地」 | greenz.jp グリーンズ

新しい子育て支援のかたち「asobi基地」って? [子育て] All About

個人的な解釈では、力点は3つ。

1. こどもたちの持つ本来の力を引き出す。オモチャを与えなくても、段ボールや紙コップなど、素材さえあればこどもたちはいくらでも遊びを創り出す
2. こどもたちを一人の人間として最大限、尊重する。本来の力を発揮してのびのび遊ぶ子供たちの様子を見て、親は我が子を理解し、たくさんの気づきを得る
3. 親の育児不安の解消する。こども精神科医・小澤いぶきさんによる発達心理学等のシェアや、親同士のコミュニティ形成を通じて、ただ知識がない、情報不足であるがゆえに感じている不安を取り除く

このうちのどれか一つにでもピンと来た方は、要チェック。個人的に、これはいいかも……と感じて参加を思い立ったのは「1」についてです。我が家はこれで4回目の参加。4歳と1歳のこどもたちは毎回、縦横無尽に遊び回っています。

今回は代々木公園で!

asobi基地には決まった形がありません。スタートは表参道のカフェでしたが、コワーキングスペースco-ba libraryや、代々木第二体育館(JBLバスケットボールの試合と一緒に)、行政(港区)とのコラボ、ダンスや音楽をテーマにしたものなど、様々に開催されています。

今回は、東京でも最も有名な公園の一つ『代々木公園』で、外遊びのasobi基地でした。

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さっそく写真をどうぞ

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飛び童(とびわっぱ)写真教室!

今回は、ジャンプしたり宙に浮いている子供を撮影するカメラマン・三家寛生さんによる、パパママ向け無料写真教室もありました。

タイミングが合わなくてレクチャーの内容は聞けなかったのですが、プチ撮影会にはちゃっかり参加。

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【三家寛生さんのサイトはこちら】
飛び童 / Tobi-Wappa (Flying Kids) – “Photo Special Days” by Hiroki Mike

 

asobi基地音楽会

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asobi基地音楽部は、実は別途開催予定。興味のある方はぜひ。

〇親子で楽器探求の旅 asobi基地音楽部企画
日時:2013.5.19(土)12:30~14:00
場所:ライブハウス 代官山LOOP
http://www.live-loop.com/

〇親子で楽器探求の旅 vol.2 asobi基地音楽部企画
日時:2013.6.30(日)12:30~14:00
場所:ライブハウス 代官山LOOP
http://www.live-loop.com/

 

絵の具!

これが楽しいんですよね。こどもたちも楽しいし、親も、いつになく目を輝かせる子供たちを見て、とても楽しい。

だって、こんな後片付けの大変なこと、家じゃまずやろうなんて発想にならないですからねー。僕はうちの子が絵の具遊びが好きだって、asobi基地へ遊びに行って始めて知りました。

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asobi基地の今後の予定

5月

〇こどものための井戸端会議
日時:2013.5.12(日)10:30~12:30
場所:Hatch予定

【満員】キャンセル待ち
〇親子で楽器探求の旅 asobi基地音楽部企画
日時:2013.5.19(土)12:30~14:00
場所:ライブハウス 代官山LOOP
http://www.live-loop.com/

〇asobi基地@シズオカxカンヌ
日時:2013.5.25(土)~26(日)
http://www.cannes-shizuoka.jp/

 

6月

〇asobi基地×浅草神社
日時:2013.6.1(土)
詳細が決まり次第、募集!

〇親子で楽器探求の旅 vol.2 asobi基地音楽部企画
日時:2013.6.30(日)12:30~14:00
場所:ライブハウス 代官山LOOP
http://www.live-loop.com/

最新情報は、asobi基地Facebookページで発信されています(ホームページももうすぐできるはず!)。ピンと来た方は、フォローしてみてくださいね。

asobi基地Facebookページ

244月

TDRは舞浜空港になっていたかも。オリエンタルランドの50年史がドラマティックすぎる

いま東京ディズニーリゾートが存在するのは奇跡的。ディズニー側は当初、門前払い。親会社の三井不動産はディズニー誘致に反対。オリエンタルランド2代社長の高橋政知氏が「一切の金は出さず、ロイヤリティは売上の10%」というディズニーが提示した法外な条件を呑まなかったら、テーマパーク構想は頓挫していたかもしれません。

 

オリエンタルランドは「ディズニーありき」の企業ではなかった

東京ディズニーリゾート30周年ということで、運営する株式会社オリエンタルランドの歴史について、いろいろ調べる機会がありました。京成電鉄と三井不動産が作った会社だとか、浦安沖(現在の舞浜地区)を埋め立てるところから事業がスタートしたとか、「へぇ〜」と思う事実がいろいろわかりました。

中でも一番驚いたのが、ディズニーの誘致が正式に決まり、調印式が行われたのが、オリエンタルランド創設から29年後だったという事実です。

つまり、東京ディズニーランドを運営するためにオリエンタルランドが作られたのではないんですね。東洋一のテーマパークを作るためにオリエンタルランドが設立され、その候補としてディズニーに白羽の矢が立った。リアルタイムで見てきた年配の方にとっては常識なのかもしれませんが、「昨今の大成功はディズニーメソッドのおかげ」というイメージが強かったので、ディズニーありきの企業ではないというと、なにやら信じられない気がします。

しかも、当初、ディズニー側は門前払いを食らわせたそうで、破談に終わってもおかしくなかったようです。もし破談していれば、東京ユニバーサルスタジオになっていたかもしれないし、あるいはテーマパーク構想は頓挫して、舞浜空港になっていたかもしれない(現・成田空港の用地探しの候補になった経緯がある)わけです。

 

月刊『BOSS』2009年4月号の貴重な対談

Wikipediaによると、このあたりの経緯について、月刊『BOSS』2009年4月号に掲載されている森喜朗(元総理)と加賀見俊夫(オリエンタルランド会長)の対談に詳しいとのこと。

これはおもしろそうだ、ということで、さっそく手に入れました。ごく一部ですが、引用してみます。

 

 オリエンタルランドを語るうえで欠かせないのが高橋さん(政知氏、第二代オリエンタルランド社長)ですが、どういう方だったんですか。端からみると豪傑というイメージが強いですが。

加賀見 (中略)どういう人って、一言では言いにくいんですが、お坊ちゃまなんですよ。(笑)

 エーッ。酒瓶片手に漁師たちを口説いて回ったといわれる方が?

(中略)

加賀見 怖いもの知らずですよ。だれがなんと言おうと、ガーンと進んじゃうんですね。だからこそ、こういうことができたと思うんですよ。埋め立ても、ディズニーとの契約も。

 ディズニーとの契約は、大変なものだったと聞いていますよ。

加賀見 ディズニーは門前払いでしたからね、最初は。

 海外に作ったのは初めてだったんでしょう?

加賀見 当時はまだウォルト・ディズニー氏の存命中で、フロリダのディズニーワールドをつくるのに一生懸命だったんです。人も金もない。だから海外には行きたくないと言っていたんです。

 (中略)ディズニーが日本をOKした理由はなんだっんですか。

加賀見 とにかく出す気はなかったんですよ。ディズニーはノーリスク・ノーマネー。すべてオリエンタルランドが背負った。

(※一九七四年の初交渉時にディズニー側が出した条件は「建設費をはじめ一切のカネは出さない。ロイヤリティは売上の10%」といった法外なものだった)

 名前とノウハウだけ?

加賀見 ええ。ソフトノウハウと名前だけ。建設費から全部、オリエンタルランドが出したわけです。

 ロイヤリティが10%というのも高いけど、しかも四五年契約も長いですね。

加賀見 その条件を高橋さん、のんじゃったんです。(笑) 最初は五〇年という話だったんですけど、高橋さんが少し俺の顔を立てろと、ロイヤリティを負けない代わりに五〇年を四五年に一割引いたんですよ(笑)。

 それだけ?(笑)

加賀見 それだけです。でもウチにとっては長いほうがいいんです。国内独占権を持っているので、ほかではディズニーランドができないわけですよ。もし一〇年間とかだったら、とっくに契約が満了して、ディズニーはほかと契約したほうがいいとなったかもしれない。

月刊『BOSS』2009年4月号「森の清談」より一部引用

いまTDRが存在しているのは、ほとんど奇跡

Wikipediaの記述によると、親会社の三井不動産は住宅開発を優先してディズニーランド招致には反対だったそうで、妨害もあったとのこと。契約条件といい、常識的に考えると、どうも成立するはずのない商談だったようです。そこを、第二代オリエンタルランド社長の高橋氏が、強引にまとめてしまった。

いやーこれ、なんてドラマティックな話なんですかね。今でこそ、肩を並べるもののない唯一無二のテーマパークですけど、埋め立て前は、距離的に東京都心が近いとはいえ、ただの海だったわけです。価値もへったくれもないばかりか、京葉線(舞浜駅開業は1988年)も首都高速湾岸線(新木場出入口 – 浦安出入口開通は交渉終盤の1978年)もない。法外な条件を呑んでまで大成功できる確信なんか、あったんでしょうか?

前述の月刊『BOSS』2009年4月号には、“会社の歴史は50年 最初の20年は「海の底」(笑)”という見出しがついているんですが、けっして誇張ではないと感じます。大成功している今だからこそ、「高橋氏の英断」ということになるんですが、ちょっと歯車が狂っていたら、「正気の沙汰じゃない」「奇人・変人」でしょう。

当然のように存在しているテーマパークが(しかも圧倒的なひとり勝ち)、実は奇跡的に成り立っているんですよね。僕自身は東京ディズニーリゾートのファンなので、偶然の集積と、高橋氏の英断には、心から感謝したいと思っています。(笑)

なお、森×加賀見対談ですが、他にも、

・ゼネコンに「土地ができたら払うよ」とサギみたいな条件で埋め立てをした
・TDSを着工するまで発表から10年掛かった理由
・TDLではお酒を出さず、TDSでは提供しているのはなぜか
・アルバイト(キャスト)をうまく使えるのは希望通りの勤務と仕事をさせているから

など、かなり貴重な内容になっています。

興味のある方は読むと面白いと思いますよ。

 

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