キャリア教育

153月

女子学生が企業とのコラボで地元活性に挑む。新東名の新土産に『茶の和』をどうぞ!

静岡県立大学の経営情報学部と食品栄養科学部の4名の学生が、静岡市内で人気洋菓子『セティボン?』を展開する有限会社アニバーサリーとコラボレーションし、静岡土産『茶の和』を開発。2013年3月15日(金)から販売開始した。

新東名高速道路上り線の静岡サービスエリア、および『セティボン?』店頭で購入できる。価格は680円。中身は緑茶味、イチゴ味を含めたクッキー5種と、静岡茶のティーバッグ。静岡県で育った学生たちが、静岡らしさを凝縮した一品だ。

『茶の和』を世の中に送り出した茶の和ガールズたち。みな、静岡県立大学の学生だ

『茶の和』を世の中に送り出した茶の和ガールズたち。みな、静岡県立大学の学生だ

※3月16日(土)、17日(日)は、新東名高速道路上り線の静岡サービスエリアの店頭に茶の和ガールズが立っています。よかったら声を掛けてあげてください

 

静岡を元気にしたいという思いが結実

メンバーの一人である石田裕紀子さんに話を聞いた。静岡県立大学経営情報学部の国保ゼミでは、3年生時にゼミ生それぞれが課題を見つけ、プロジェクトに取り組む。その成果が静岡土産『茶の和』というわけだ。

発案は100%学生で、企業側が大学へ話を持ちかけたわけではない。石田さんは、

「根底には、静岡を元気にしたいという思いがありました。『茶の和』は静岡育ちの学生が、これが静岡だ! と胸を張れるような、静岡を代表するお土産を開発しようと活動しているプロジェクトです」

と、いきいきと語ってくれた。

左手、茶娘の格好をしている石田裕紀子さん

左手、茶娘の格好をしている石田裕紀子さん

 

学生プロジェクトの大きなハードル

当WEBマガジンを読んでいる学生さんは、素直に「凄い!」と感じるのではないか。なぜなら現実問題として、学生が企業とコラボレーションしてプロジェクトを動かすには、大きく2つのハードルがある。

1つは企業とのマッチング。言うまでもなく学生は、実務的には未熟だ。理解ある企業でなければ、根気よくプロジェクトを続けられない。

もう1つは、社会人と接する機会の少ない多くの学生は、社会人を前にすると萎縮してしまう問題だ。地元活性のいいアイデアを思いついたとしても、「企業と共に商品開発をしよう」と即座に行動できる学生は少ないだろう。

 

フューチャーセンターが学生の背中を押す

国保ゼミでは毎週月曜日にフューチャーセンターを開催している。地域の社会人を招き、学生も社会人も対等に対話を重ねる。リラックスできる独特の雰囲気や、学生ならではのゼロベース思考から生まれる様々なアイデアに定評がある。

抜群の居心地。静岡県立大学国保ゼミフューチャーセンター | FutureCenterNEWS JAPAN

学生にとっては、フューチャーセンターによって、教育現場である大学にいながらにして、社会人と接する機会を得られる。さらに石田さんは『セティボン?』とのコラボレーションのきっかけも得ている。

フューチャーセンターは、学生がプロジェクトを動かすにあたり、経験不足や未熟さを補い、背中を押しているのだ。

 

数度の挫折を乗り越え、販売に漕ぎ着ける

順風満帆だったわけではない。当初『茶の和』として開発していた商品は、発売開始の日程まで決まりながら、味のハードルをクリアできずに販売中止となった。

大きな挫折を味わった石田さんを助けたのは、ゼミ仲間や応援してくれる社会人たちの問いかけだった。なぜプロジェクトに取り組むのか? 大変でもやり続ける理由はなんなのか?

「お茶農家を始め、地元・静岡の人たちに元気になってもらいたい、というところが根本なんです。自分の中に「やり遂げたい」という強い思いがあることに気づけました」

その後も、言うまでもなく大小さまざまな困難があった。乗り越え、ついに今回の販売開始に漕ぎ着けた。

『茶の和』には、お菓子や静岡茶の美味しさだけでは語り尽くせない重みがある。

 

新東名高速道路を通ったら『茶の和』を手にとってみよう

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学生の「地元静岡を元気にしたい」という思いが込められた『茶の和』は、多くの人々の助けによって生まれた。

お茶が結ぶ人と人のつながり。

『茶の和』の名の由来だ。

新東名高速道路を通る機会があったら、静岡サービスエリアに立ち寄り、『茶の和』を手にとってみてほしい。気に入ったら家に持って帰って、親しい人と静岡のお茶とお菓子を囲むのもいい。僕は3つ買ってきた。

学生から発信された茶の「和」が大きく広がっていくよう、影ながら応援したい。

83月

就職に10年間敗北しっぱなしだった。

 
(ちょっと独り言、というか散文的なエントリです)

学生はなぜ、会社の内実を知らないのに「御社で働きたいんです」と言えるんだろう。そういうものだからと違和感を飲み込んでしまう学生よりも、それっておかしいじゃん、と口に出せる学生のほうが好きだ。

企業はなぜ、根拠も無く「御社で働きたい」と言える人を採用したがるんだろう。組織への貢献意欲が高いというのは理由にできない。組織への貢献意欲は、組織が魅力的でありさえすれば生まれるものだから。いくらでも後天的に育める性質のものだ。

会社への忠誠心を見ているというのも、あまりに古くさい理由だ。組織に従順かどうかよりも、組織に価値を提供できるかどうかのほうが圧倒的に重要だ。もちろん、価値を提供するために忠誠心は必須ではない。

僕も10年くらい前に少しだけ就活をした経験がある。当時、常に思っていたのは、「あなたの会社はどんな人材が必要なんですか?」ということだった。

新卒だから専門スキルはないにしても、組織を円滑に回し安定化させる歯車なのか、時代の変化に対応するためのチャレンジャーなのか、それくらいはざっくばらんに話してほしかった。必要としてくれるのなら「やりますよ」と心から言えるし、マッチングしないようであればさっさと席を立てばお互いに時間を無駄にせずに済む。

それなのに質問をすると、

「あなたは弊社でどんな仕事がしたいですか?」

と質問返しに遭ったりする。

しらんがな、そんなこと。必要とされない場所ではどんな仕事もしたくないし、必要としてくれるなら大抵の仕事は喜んでやります。

とは言え、この方法でうまくマッチングした経験はない。新卒採用だけでなく、転職の際も全てそうだ。猫の手も借りたい状態の企業以外、採用された経験がない。10年間負けっ放しだ。

必要とされないとやる気が出ないようなヤツは、組織にとって利益にならないと思っているのかもしれない。あるいは自分から「働きたい」と言えないヤツは社会性が不充分か、あるいは消極的だと判断しているのかもしれない。

それなりにスキルが身について、フリーになると、問題は驚くほど簡単に解決した。良くも悪くも、企業はほしいスキルをピンポイントで要望し、僕はそれに応えられれば仕事を受けるし、応えられなければ断る。時間がかからず、ストレスもない。

もともとそういうタイプの人間だった、と言ってしまえばそうなんだろうけれど。

学生の就職活動だって、企業側が「こういう人材が欲しい」と明確に打ち出せば、学生は無駄な就活時間を大幅に削減できるし、たとえば自殺しようなんて思わないんじゃないだろうか。

違うのかな。

僕はもはや当事者ではないので、正確にはわかりませんが。

もっとざっくばらんにマッチングしようとする企業が増えてほしい。それでずいぶん楽になると思うんだけれど。求職者はもちろん、企業側もね。

73月

学生が10年後に成功できる2つのモデル

10年後の日本社会がどうなっているか、僕には想像できません。言われているように厳しいかもしれないし、メタンハイドレートで資源国家になっているかもしれません。一つ確かなのは、高齢化が進み、少子化が解決する兆しは見えず、「何の変化も無い」という状況はありえないということです。

10年後に成功するためにはどうしたらいいか? 10年後に求められるスキルが分からないなりに考えれば、正真正銘のプロフェッショナル(Genuine professional)になるか、他に無い価値を提供できる少数派のプロフェッショナル(Minority professional)になるか、という結論が見えてきます。

 

モデル1 業界で上位数%のプロになる

フリーエージェントとして活動するようになって、2つのことを実感しています。1つは、徐々に社会の変化が追いついてきて、フリーで働くハードルが下がってきたこと。もう1つは、とは言えお金をもらうためには明確な強味が必要だという事実です。

ちょうど家入一真さんが、プロとアマの境界が無くなるという問題提起をしていましたけど、

家入一真さん@hbkrの「プロとアマの違いなんてなくなるという話 」 – Togetter

これは事実、そのとおりになるでしょう。

僕は、それだけに止まらないと思っています。価値を提供する側がどんどん増えれば、そのうち飽和します。プロが食えなくなるだけでなく、アマはもっと食えなくなるんです。

淘汰が進み、最低限の生活ができるくらいの報酬が貰えるかどうかは、結局のところスキル次第になるだろうと思っています。

頼れるのは、他のプロと差別化できるだけの明確な強味だけです。Jリーグで言えば、J2クラスでは厳しく、J1の強豪チームのレギュラーか日本代表クラスの実力があって、はじめて成功が保証されるはずです。

 

モデル2 自分だけの強味を持ったプロになる

僕は器用貧乏なタイプで、大抵のことはコツを掴んで、そこそこできてしまいます。でも、例えば小説家やギタリストにはなれませんでした。

業界で上位数%のプロになるのは、僕には無理です。僕だけでなく、圧倒的大多数の人々は、努力だけでは補えない才能の差を実感し、Genuine professionalになる道を諦めるでしょう。

それでも僕が最低限の報酬を得られているのは、珍しい(競合が少ない)強味を持っているからです。

「人生を文章化するだけで生活できる」という選択肢

スキルの中でも比較的マシなライティングと、Webマーケティングを組み合わせて、「ヒットする記事を通常よりも高確率で量産できる」という強味です。それだけでなく、ほとんど悪食とも言える器用貧乏&多趣味を活かして、様々な題材を記事にできます。

ブログを書けば月間10万PV程度はそれほど苦労せずに確保できますし、PVが欲しいメディアへ寄稿してそれなりの成果を出すこともできます。

 

自分だけの強味を持つには「点と点をつなげる」

僕が競合の少ない強味を持てたのは、まったくの偶然でした。

好きだったり、興味を持ってのめり込んだ数々が偶然に繋がって、はっきりとした強味になりました。またそのスキルが社会で求められていたのも、偶然でしかありません。きっと5年前だったら、僕のタイプでは報酬を得るのは難しかったでしょう。

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式での有名なスピーチの一部、「点と点をつなげる」。正にこのとおりにできあがった、偶然の産物なのです。

「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳  :日本経済新聞
本日は自分が生きてきた経験から、3つの話をさせてください。たいしたことではない。たった3つです。まずは、点と点をつなげる、ということです。

 

心から楽しめること、本気で打ち込めることだけに全力を注ぐ

自分だけの強味を持ったプロになるための方法は、「点」に全力を注いで生きることです。それが何の役に立つとか、将来どう活かせるとか、そんな無駄を考える必要はありません。なぜなら、繰り返しますが、10年後に求められるスキルなんて予測できるはずもないからです。

自分が心から楽しめること、本気で打ち込めることだけを全力でやって、自分なりに極めてしまう。そして10年経ったら、周囲を見渡す。求めているスキルが今とは大きく変化している中で、自分にしかできないことを探せばいい。

人それぞれの価値観や興味関心に基づいた、様々な経験や知識を組み合わせれば、自分にしか提供できない珍しい(競合が少ない)強味が必ず生まれているはずです。

 

自分の性質にあった道を選ぼう

Genuine professionalになるためには、職人気質と才能が必要です。Minority professionalになるためには、強い探究心と、ある種の楽観的性格が必要でしょう。自分に向いていなければ、これらの道が困難なのは言うまでもありません。

一方で、運良く成長・安定分野の大企業に就職し、組織内でキャリアアップしていく道もあります。どんな世の中になったとしても、企業が壊滅するとは思えません。大企業ならどこでもいいとまでは言えなくなったのは、昨今の状況を見れば明らかですけど、それでも一定の選択肢として残るのは当然です。

自分で成功できるか否かをコントロールするのは不可能です。そうでない意見の方もいるかもしれませんが、社会の変化が激しい昨今、僕は個人がコントロールできる範疇を超えているとはっきり思います。ならば将来の心配をするのは余計だと思いませんか?

自分にできることに精一杯打ち込むのがベスト。

成功の確率を高める方法があるとしたら、これ以外に無いのではないでしょうか。今までそうでしたし、これからもずっと、僕はこの心構えで生きていきます。

23月

物事を成功に導きたかったら「理想の未来」を思い描くべし!

ビジネスにおいても、社会貢献プロジェクトにおいても、未来志向は基本中の基本です。目の前の問題だけに囚われていると、思うように成果は出せません。

でも、どうして未来志向が大切なのでしょうか? 仕事で言えば、実際の日常業務は、目の前の課題を一つ一つクリアしていく作業に他なりませんよね。未来に目を向ける必然性を実感しづらいはずです。

未来志向が大切な理由は、闇雲に進んでもゴールには近づけないからです。

 

誰が何をやっても改善しなかった制作ミスを激減させる

僕は以前、リクルートの『住宅情報ナビ(現在のSUUMO)』の制作現場にいて、そこから同じく住宅情報サイトを運営するベンチャー企業に転職しました。

そのベンチャー企業のビジネスモデルは、新築マンションのデベロッパーに営業をかけ、広告を受注し、記事ページとしてサイトに掲載するというものでした。しかし制作チームにミスが頻発しており、顧客から愛想を尽かされるほどでした。ミスが発覚すれば頭を下げるのは当然営業であり、度重なれば受注にも影響が出てしまいます。制作チームは会社の足を引っ張るお荷物だとさえ見られていました。

制作チームの課長は優秀な人でしたけど、人の配置を変え、厳しく叱り、ミス対策のアイデアを考え、あの手この手を尽くしたのですが、思うようにミスを減らすことができませんでした。

そんな状況で僕が入社し、ミス対策を担当することになりました。まったく苦労せずに、半年ほどでミスを1/3に減らし、なおかつ作業効率を1.5倍にしてしまいました。

なぜそんなことが可能だったんでしょうか。なぜ問題解決のために様々なアイデアを出すことができ、しかもアイデアがことごとく効果を発揮したのでしょうか。

答はシンプルで、理想を知っていたからです。ミスが出にくい制作現場を知っていたからです。

具体的には、制作現場においては、ルールが整理されていて作業者が作業に集中できる環境整備が重要です。つまりミスが出る一因は、作業ルールが複雑だったり、曖昧だったりして、注意力が散漫になってしまうからなのです。

僕がやった取り組みは、誰がやっても同じように作業できるよう、作業ルールを平準化したこと。それから(どうしても顧客の要望を聞き入れなければいけないなど)特例がある場合は、誰もが知れるように明文化してマニュアルに落とし込んだこと。

もちろん、モチベーション管理や技術向上などにも取り組みましたが、環境面の整備でやったのは、たったこれだけのことです。でも、たったこれだけのことでも、理想を知らなければ、取り組むのは非常に難しいのです。

 

優秀な学生は理想の未来を思い描く重要性に気づいている

僕は学生が好きなので、学生と話をすることが多々あります。また、学生中心の議論や意見交換に参加する(または見学する)機会も、普通の社会人よりは多いと思います。

学生団体で活動していたり、地域活性プロジェクトに取り組んでいたり、さまざまな学生がいます。話を聞いていて、この学生は放っておいても立派にやっていくだろうなと思うのは、理想の未来が見えているか、理想の未来が見えないことこそが最大の課題だと気づいているケースです。

例えば、とある限界集落に関わっているとして、高齢者ばかりで生活が大変だろうと、高齢者支援しか考えられない場合は、たぶん理想の未来を見つけられていません。なぜなら、限界集落の課題は高齢化ではなく、少子化だからです。コミュニティが持続不可能になってしまっているのが本当の問題です。高齢者の生活を助けるだけでは、いずれ集落は消滅してしまいます。

10年後20年後、集落や、集落に住む人たちにどうなっていてほしいか? 未来像をしっかり思い描くことができていれば、理想の未来へ近づくために何をすればいいのかが明確になります。例えば、海士町のように若者を呼び込んだり、

優秀な若者が“島根の孤島”に集まっている理由 – NAVER まとめ
島根県にある中ノ島に、海士という町がある。人口約2400人、高齢化率39%の過疎の孤島。フェリーは1日2便しかない。そんな島なのに、都会から大勢の若者が移住してくるらしい。その理由はなんなのか?

あるいは徳島県上勝町のように、高齢者の力を活かした魅力的な産業を起こしたり(産業があれば人口流出に歯止めが掛けられるケースは多い)というアイデアを発揮できるのです。

株式会社いろどり
「葉っぱビジネス」とは”つまもの”、つまり日本料理を美しく彩る季節の葉や花、山菜などを、販売する農業ビジネスのことです。

 

未来志向ができればアイデア不足に悩むことはない

「いいアイデアが出ない」と悩むケースの多くは、知識不足ではなく、未来志向ができていないことが原因です。制作現場のミス対策でも、学生プロジェクトでも、どういう状態が理想か? さえはっきり思い描けていれば、課題解決のためのアイデアはいくらでも出てきます。

なぜなら、ゼロベースで物事を見直せるからです。制作現場の例で言うと、優秀な課長が制作ミスを改善できなかったのは、以前からやっている作業ルールであったり、作業方法にとらわれてしまったからです。問題があるとわかってはいても、ミスが減る保証も無いのに、今までのやり方を180度変えるのは、現実問題としてほとんど不可能です。

逆に、こういう状態に持って行けばミスは確実に減る、とわかっていれば、今までのやり方にとらわれること無く、効果的なアイデアをいくらでも出せ、物事を前に進めていけます。

 

物事を成功に導くためには、理想の未来を知らなければいけない

これは個人的な話なのですが、僕は理想の未来を夢想するのが大好きです。その上に、大声で知らせて回りたくなります。例えば先月書いたGunosyの記事なんか典型ですよね。

「検索の次」の時代が来る|Gunosyが神速で取り組むべき2つの課題

まともな社会人の多くは、「非現実的」「勇み足すぎ」と感じるだろうと思うんですが、これはもう道化師の役回りだと割り切って、臆することなく声を上げていこうと思っています。

理由は、語ってきたとおりです。理想の未来を思い描けなければ、よりよい成功へは辿り着けないからです。誰かが、自分なりの理想の未来を思い描くきっかけの一つにでもしてくれれば、と思っています。

ちなみに、Googleが思い描く未来はこちら。

会社情報 – Google
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。

Google以前のインターネットは、膨大な情報に効率よくアクセスする手段がなく、ただの得体の知れない空間でした。

情報へ効率よくアクセスする手段さえあれば、インターネットはそのポテンシャルを存分に発揮でき、人々の生活は劇的に変わる。それをGoogleは知っていたんですね。Googleが唯一無二の存在になれたのは、「理想の未来」を知っていたからこそです。

142月

WEB発信に積極的な学生のための「理想的な文章の書き方」

どうしたらうまく文章が書けるんだろう。どうしたら他人にしっかり届けられるんだろう。

文章の書き方に悩んだ経験はありませんか? 文章の書き方は、技術です。書き続けて修練を積むのは当然として、ノウハウを学べば、より上達は早くなります。

昨今、ブログやソーシャルメディアの台頭により、文章で人を説得したり、考えや思いを伝えるスキルの重要度はますます高まっています。ブログによる発信のみでライターの依頼をいただいている私の見地から、特にインターネット環境に焦点を合わせ、理想的な文章の書き方を紹介します。

 

考え方はプレゼンテーションに似ている

ブログなど、インターネットでオープンに文章で発信する場合、読み手は「見ず知らずの他人」である割合が多くなります。

ほとんど無限のようにあるWebサイトの中から、わざわざあなたのサイトに訪れてくれた誰かの状況は、わざわざ時間を割いてプレゼンテーションを聞いてくれる上司や顧客の状況に酷似しています。

つまり、のんびりと話を聞いてくれるというよりは、「いったいこの話を聞くと、自分にどんなメリットがあるんだろう?」と目を光らせているわけです。

聞く価値がないと分かれば、容赦なく話を打ち切られてしまうはずです。インターネット上の文章も同じで、要領を得なかったり、まどろっこしかったりすれば、さっさと他のWebページへ移られてしまいます。

見ず知らずの他人にじっくり腰を据えて読んでもらうためには、どんな工夫をするべきか?

インターネットにおいて、文章で他人を説得したり、考えや思いを伝えるためには、常にこの問いを頭に置いておくのが原則です。

 

1. 何の話をするのか明確にする

見ず知らずの人に話をするのに、いきなり本題から入る人はいません。何の話なのかわからなければ、聞き手も反応のしようが無いからです。

仮に主旨の分からない話を延々とされたら、ストレスが溜まりますよね。

会話なら我慢して聞いたり、主旨を問い質したりというケースがあるでしょうが、文章ではそうはいきません。Webサイトでストレスを感じれば、さっさと他のページに移ってしまいます。

インターネットでは多くの見ず知らずの他人に読まれるのだ、という事実を忘れないでください。

まずは冒頭で、文章の主旨を明確にするべきです。シンプルに「●●について書きます」と明言するのもいいでしょう。

また、問題提起はより効果的です。例えば「通勤電車はストレスが溜まりますよね」とたった一言記すだけで、通勤ラッシュの問題に言及するのだと簡単に想像できます。

 

2. 文章の価値を明確に打ち出す

プレゼンテーションにおいて、聞き手が何よりも知りたがっているのは、あなたが紹介しようとしているプロダクトや取り組みに、他にはないどんな「価値」があるのかであり、どんな課題を解消できるのかであり、私たちの日常や社会がどう変わるのかです。

文章も同様に、タイトル及び書き出しで、文章全体の「価値」をはっきり打ち出せるように努力してください。

この文章を読めばどんなメリットが得られるのかを伝えられて初めて、読み手は文章の詳細に興味を持ち、腰を落ち着けて読み進めてくれます

当記事のタイトルと書き出しも、誰がどんなメリットを得られるのか、記事全体の価値を伝えられるように意識しています。参考にしてください。

 

3. 見出しをつけ、一目で文章の内容が把握できるようにする

文章全体の価値を理解した読み手は、具体的にどのような内容が記されているのかを知ろうとします。

例えば、自身がGoogle検索で調べ物をしている状況を思い浮かべてください。検索結果の中から気になるタイトルをクリックし、記事ページへたどり着いたら、調べ物の目的が達せそうかどうか、ざっとWebページ全体を眺めるはずです。記事の具体的中身を把握せずに、いきなり頭から熟読を始める人は、まずいないでしょう。

見ず知らずの他人を説得し、あるいは考えや思いを伝えようとしているのに、「知りたかったら最後まで読め」では、横暴以外の何物でもありません。ストレスなく文章の内容を把握できるように、要約した見出しをつけるべきです。

 

4. 余計な情報は極力排除する

プレゼンテーションでは、どんなに熱心に説明をしても、聞き手が覚えていられるのは片手で数えられる程度の要素だと言われています。それどころか、優れたプレゼンターは「これだけは覚えて帰ってください」と、たった一つの事柄を強調します。

情報量を増やせば増やすほど、情報一つ一つの存在感が薄れていくのは、文章も同じです。

もちろん文章は読み返せるので、プレゼンテーションほどシビアではありませんが、Web上の文章は基本的に熟読されない(流し読みされる)事実を考えると、可能な限り脂肪をそぎ落とすにこしたことはありません。

書きたいことを書くのは、趣味の文章だけで充分です。

見ず知らずの他人を説得し、考えや思いを伝えるには、

  • 読み手にとって必要な情報かどうか?
  • 読み手に効率良く伝えるために役立つ情報かどうか?

を考え、不要な情報は極力削除してください。

 

5. 読み返し、改善する

繰り返しますが、読み手はあくまでも他人です。自分ではありません。

ここで言及している文章の目的は、他人を説得し、あるいは考えや思いを伝えることでした。

ならば当然ですが、読み手である他人の目をどれだけ意識できるかで、文章の良し悪しの大半が決まってしまいます。

とは言え、集中して文章を書いていると、客観性を失いやすいものです。

どんなに会心の文章が書けたと思っても、必ず時間を置いて見直してください。ブログならプレビュー機能を利用したり、紙に印刷したりするのも効果的です。

未熟なうちは、必ずと言っていいほど問題点が見つかるので、面倒がらずにコツコツ修正します。こうした地道な努力(あるいは逆に、怠慢)は、意外に読み手に伝わるものです。

 

たくさん読み、たくさん書く

はじめから文章のうまい人はいません。

入力と出力を繰り返す……つまり、たくさん文章を読んで、たくさん文章を書く以外に、上達の方法は存在しないのです。

今回紹介したようなノウハウは上達を早めますが、それも実践あってのこと。

文章が上手くならないと嘆く前に、上達できるほど文章を書いているのかと自問してみてください。

ノウハウを意識し、また理想だと思う文章をお手本にしながら文章を書き続ければ、必ず文章はうまくなりますよ。

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